彼氏いない歴=年齢(21歳女)の失恋(?)と気持ち悪い妄想

(画像お借りします。ありがとうございます。)

先日、友達Nと夜からビデオ通話をした。私とNは大学は違うが、同じ学生団体に所属している。Nとはとても密に関わりながら、またお互いを頼りながら活動してきた。二人きりで何度もご飯に行くくらいの仲だ。

執行代は終わったため活動の仕方は緩やかになっているが、持ち上がる話題は現役時代と変わらず学生団体の活動についてだ。今回の通話で話題に上がったのは団体のメンバーが送り合うメッセージだ。学生団体では節目ごとにお疲れ様やありがとうのメッセージを送り合う。それを一緒に読み直しながら色々と話をした。

私は同団体のBくんのことが好きかもしれないと以前から思っていた。Bくんとは、Nほどでないにしろ活動で密に関わってきた。コロナ禍でオンラインでの活動が中心だったため、1年半近く一緒に活動してきたが直接会ったことは皆無と言ってよい。それなのに私はBくんの人当たりの良さのようなものを感じて、いいなあと思っていた。活動をするなかで尊敬の気持ちも抱いていた。執行代が終わってからは全く関わりがなかったが、あわよくば付き合いたいとも思っていた。

初めて会ったらどんな話をするだろう、どういう流れで付き合うことになるんだろう、付き合ったらデートではどういう会話をするんだろう、結婚したらどういう夫婦になるだろう、お互い教育を学んでいるけど子どもの教育方針で衝突したりしないかな(子どもがいる前提ということはそういうことも考えたりした)……私の妄想力はまあまあ褒めたい。そんなことより、私は、オンラインでしか話したことがなく、最近はテキストコミュニケーションすら取っていない人に向けて、日に日に思いを大きくし、結婚したら……なんて考えていたのだ。今思うとなんて気持ち悪いのだろう……。

Nとのビデオ通話に話を戻すが、私はBくんとの妄想をこんなにも広げているものだから、自然とそれがNとの会話の中に出てしまっていたらしい。送り合ったメッセージを読み直しながら「私Bくんからのメッセージをすごく嬉しかった」と言うと(これはBくんを尊敬しているという意味で受け取ってほしかった)、Nが「さっきからBくんの話しかしてないけど大丈夫そ?笑」と言ってきた。それもそうだ、私はメッセージの話題になる前からBくんをべた褒めしていたのだ。(本当に尊敬しているから。)Nにそう言われ、私は焦った。(私がBくんのこと好きだと思われている……?)「いや、本当に尊敬してるの!笑」平静を装ったがNにどう見えていたかは分からない。

するとNは少し言いづらそうに「言っておいた方がいいのかな、私実はBくんと付き合うことになったんだよね」と打ち明けた。ショックだった。正直戸惑いを隠しきれていなかったかもしれない。それでも私はあくまでもBくんを尊敬している、という立場から、NとBくんの交際を聞いてテンションを上がっているような接し方をした。Nには、あくまでも私はNとBくんの交際を喜んでいて、友達の恋愛話にワクワクしているのだ、と思ってほしかった。そのために、いや、本心で聞きたかったからという理由もあり、「いつから?」「クリスマスは何したの?」「楽しかった思い出は?」などと矢継ぎ早に質問した。まるで恋バナを純粋に楽しむ高校生の修学旅行の夜のように。

そして一番気になるのは、どちらから告白したのか、ということだ。Nからの告白であれば、本当に性格が悪いが、ワンチャンあると思った。しかし、聞いてみればBくんからの告白だった。さらにショックだった。確かにNとBくんは今でも一緒に活動しており、密に連携している。それはそうだ、私なんか眼中にあるわけがない。普通に考えてNの方が距離が近いし関わることも多い。

なんとか色々な理由を考えて自分を納得させようとした。しかし、今まで気持ち悪い妄想をする癖がついていたからか、Bくんのことを無意識に考えてしまう。Bくんは誰がどう見てもいい人だ。あんな人と付き合えていたらどんなに良かっただろうか。

寝たのは朝5時。Nとの話が盛り上がって3時半くらいまで通話していたのもあるが、正直ショックで寝られなかった。違うことに集中しようと思ってドラマを見てみたがだめで結局寝た。起きたのは11時半。予定がなくて良かった。スーパーにお酒と冷凍のパスタと自分の欲を満たせるスイーツやアイスや推しが食べていたチーズを買った。家に帰ってすぐに缶を開け、とりあえず飲んだ。冷凍パスタを解凍して、好きなYouTuberの動画を開いたら、もう飲む態勢は完璧である。家で一人でお酒を読むことはたまにあるが、気持ち悪くまで飲んだのは初めての経験だった。

気づいたら寝ていて、起きたら18時半だった。(ああ、1日の休みをこんなに無駄にしてしまった。)それだけならよくあることだが、(NはBくんと付き合って幸せなのに、私はそれにショックを受けて、そのためにお酒を飲んでそのせいで1日の時間を無駄にしたんだ……惨めだな……。)劣等感で悲しくなった。Nにイラつきもした。いや、これは妬みというのかな。

今まで恋人ができたことがないことに関しては悲しいと思ったことはなかった。恋人欲しいなと思ったことは何度もあるが。好きかもしれなかった人が友達と付き合っている、実質これは失恋(だよね?)。失恋ってこんなにも心に影響を及ぼすんだ、と知った。

思い出せば、高校の時も同じようなことがあった。好きかもしれないなと思っていた人が違う人と付き合っていた。二度も同じ形で失恋するなんて。

原因はわかっている。私は、恋愛に関して行動力が皆無だからだ。好きかもしれないなと思っても、相手からのアプローチを待つばかり。自分からアプローチしようなんて思ったことがない。こんなに奥手な私もいつか恋人ができて結婚できるのだろうか。少し将来を思い描いてみたが、自分からアプローチすることが想像できない。いつまでたっても受け身。これを今は変えられる気がしない。

でも、このnoteを書いてみて、自分は恋愛に関して行動力がないということが二つの経験から分かった。彼氏いない歴=年齢の私にとって、それだけでも確かな一歩じゃないか。

(書いてみてよかった。いしかわゆきさんの『書く習慣』の初めの数ページだけ読んだ。書いてみようと思ったのはそのおかげだ。)

2022年1月18日0時32分。読み直していないのでおかしな文章になっているかも。


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