狂気山脈のキャラが良いって話【クトゥルフ神話TRPG】

狂気山脈が面白い

3月頃に遊ばせていただいたシナリオ『狂気山脈〜邪神の山嶺~』でNPC達のキャラクター設定が混んでいて面白かったです。
私の所感ではありますが、シナリオ内のどこにキャラロールを意識していたかを書きたいと思いました。

こちらのシナリオはBOOTHで無料で配布されているので一読の価値あり!お勧めです。作者である、まだら牛様は登山の経験もあるそうなので実体験も踏まえたシナリオになっているのかな…?

KP用台本には登山用語の知識がなくても解説があるので初心者な私でも分かりやすく書いてあります。

狂気山脈の凄いところ、魅力的なNPC達 #ネタバレ注意

私がシナリオを通して感じた部分も混ぜて書いている為、実際に本家様がされているキャラロールと違うと思います。ご了承の上、お読みくださいませ…

【ケヴィン・キングストン:イギリス人・55歳・♂】
ケヴィン・キングストンはPL達が参加する第二次登山隊のリーダーです。イニシャルにするとK.Kになり、世界で2番目高い山が元ネタだそうです。所在地は。。パキスタ…んと中っごく……の国境付近…なんかしっかりどこにある書くと怖そうな所にありますね。他NPCの名前も実在する山が元ネタになっています。どの山かは、別の話なのでここまでで割愛します。話戻りまして、彼は探索者の前では温和の性格をしていますが、未登頂に山に対して秘めたる野心を持っています。山の中腹で彼が夢を語るシーンがあるのですが、その話に僅かな狂気を感じる事が出来るでしょう。老齢の為、体力が低くなりつつある自分に恐怖を感じています。彼のある欲は、未だかつて誰一人到達していない山への登頂する事で、後世に名前を残す事です。その為、どんな厳しい状況になっても、今回の登頂に全てをかけており退くことがありません。

【コージー・オスコー:オーストラリア人・28歳・♂】
コージー・オスコーはオスコー財団の御曹司です。狂気山脈への登山は彼の財団がスポンサーとして資金援助しています。そんな恵まれた環境で育った彼は親の七光りと揶揄されることを嫌っています。今回の登頂の目的は自分の力を周囲に誇示することです。シナリオ内での行動方針は、自己顕示欲が高く、自己評価も高い為、危険な道でもケヴィン・キングストンの次に前を進ませています。ですが、彼のナビゲート技能低く、探索者の足を引っ張る事になります。探索者側からしたら、嫌味を吐くわ、足を引っ張るわ、何かと迷惑なキャラクターです。
KP目線では扱いやすい立ち位置のキャラクターです。KPからの彼の存在は探索者のロールを円滑にする潤滑役みたいな役割を担っています。彼の煽りは山頂を登頂する事への意識を強くすることができます。

【穂高 梓:日本人・34歳・♀】
ケヴィン・キングストンから誘われ、医療スタッフとして参加しています。
彼女は『どんな状況かでも命を最優先する。』という行動指針がある為、KP目線でPLが道中に命を落としてしまう行動をした時、静止する役でもあります。
EDU(教育)が高く技能値が全体的に高水準になっている為、コージー・オスコーの能力の低さが余計目立ちます。私がKPしたシナリオ内ではリアリスト、迷信じみた思考には否定的な一面を活かしたロールが出来なかったので印象の薄いキャラになってしまったかなと反省してます。

狂気山脈のBoothリンクを載せておきますので、ぜひ気になって方は閲覧ください

【 山のよろずや ヤクの小屋 】 まだら牛様
https://booth.pm/ja/items/1682207


シナリオを終えて反省点

急に反省するやん

魅力的なキャラクター達の掛け合いもほどほどに、掛け合いというより探索者同士のドラマが重要視されているので、置いてきぼりにならないようにする事。
私がKPした際は、ココフォリアでテキストセッションだったので、場面転換、セリフ貼り付け、キャラ切り替え、文章入力などに手がいっぱいで探索者達がどこでロール挟めばいいか分からなくなっていた為、申し訳ありませんでした。

黒の壁を登る際のヒントの出し方について、手帳を共有メモにぺっと貼った事とその際にHO2の方のヒントの文章のAとBを間違えて出してしまった事、二つのミスが積み重なって手帳の内容が重要視されず、探索者はピッケルを岩肌に打ち込む結果になってしまったと思っています。長時間かかるシナリオで精神を疲労しやすい内容でもあるので、手帳のヒントの出し方はもうちょっとやりようがあったなと、これも反省点です。

後は山頂到着時にもっとナレーション入れて見ても良かったと思ったり、脱出方法周りぐだってしまったところがあったり、全体的にKPの段取りが悪かったり…直せるところから直していきたいね……

でも、凄くやりがいのあるシナリオだったので、終わってみると達成感があります。また未登頂の方がいたらやって見たいとこですね。

いいなと思ったら応援しよう!