週刊モルモットラボラトリー 第23号
ごきげんよう、ねーさんです。
今回は、
就活生はもちろん、
社会人や投資家としては絶対に!
読めなきゃ困る、財務諸表について
書きました。
今回取り扱うのは、自己資本比率です。
自己資本比率とは、
自己資本(貸借対照表の右下、純資産の部の合計)を
総資本(貸借対照表の右、負債・純資産合計)で除した比率です。
この比率が表しているのは、その企業の財務的健全性です。
簡単に言えば、
「今、保有しているお金のうち、自分のお金はどれくらい?」
「どれだけ、人から借りてるお金なの?」
ということを見ることができます。
なぜ、財務的健全性を確認する必要があるのでしょう?
同じお金持ちでも、
保有資産の内訳が、自己資産だけの人に比べて、
保有資産の内訳が、借金ばかりの人は、返済利子が発生します。
つまり後者は、前者に比べて息をするだけで費用が発生します。
就職するにしろ、投資するにしろ、
出費ができるだけ少ない企業を選びたいですよね?
さてここで、実際の企業の財務諸表(短信決算 H29.9)を見てみましょう。
今回取り上げるのは、メーカー2社(株式会社メルコホールディングス(株式会社バッファロー)、エレコム株式会社)です。
まずは、株式会社メルコホールディングス。
資本合計 :62,840(百万円)
純資産合計 :44,322(百万円)
自己資本比率:70.53%
続いて、エレコム株式会社。
資本合計 :65,003(百万円)
純資産合計 :31,248(百万円)
自己資本比率:48.07%
自己資本比率は50%を超えていれば、その企業の財務状態は健全だと考えられる、と言われています。(私も、投資をする際には「自己資本比率50%以上」かどうか必ず確認します。)
どちらの企業も、自己資本比率は約50%ですが、
株式会社メルコホールディングスのほうが、
エレコム株式会社に比べて、自己資本比率が高いため、
より健全な財務状況で運営している企業だと言えるでしょう。
他の条件が全く同じであると仮定すると、
株式会社メルコホールディングスに就職もしくは投資すべきであるという結論に至ります。
ねーさんは社会人なので投資家目線で話していますが、
就活生にとっては、自分の収入の源泉になる企業選び。
給料のためだけではなく、社風・ムードのいい会社に入るためにも、
相手企業のことはしっかりと見定めましょうね。
今回はここまで!
お役に立てると嬉しいです。それではまた次回!
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