一人で明かす夜なんか秒
古典文学には全く通じていない。こんな素人でさえ聞いたことがある有名な歌
嘆きつつ一人寝る夜の明くる間は
いかに久しきものとかは知る
他の女のところに通いに行った夫について嘆いた女の歌、そんなかんじだった気がする。
一人で明かす夜はどれほど長いのかお分かりですって?お分かりになるはずないでしょうね。
という部分が印象的。
小生が感じ得ないことばかりだ。ほとんどだ、全部だ。理解しても共感はできないんだ。とりあえず今のところは
マジレスするとさっさと寝ろって思うところだけれど恋する者たちは色々感じたり考えたりしちゃうんでしょう。たぶん
実に、ほんの三十一音で情景をまざまざと浮かべさせられるのは圧巻だと思う。小生歌も詠めなければ繊細な感情の描写すらままならない。今も話にまとまりがありませんし。しかも本題はこれではないんだ
現在AM4:42。眠気が何度か訪れたにも関わらず入眠できずにいるのは思考癖のせい。今回のはひどくって嫌な経験を回顧し憤る。それに伴い全身が吐き気のようなものに襲われる。また感情をぶつけたり抑えたりする術を持たないから溜めこむだけの憤りが、ダムの決壊するかの如く、涙が溢れることで身体に現れる。こんな経験はもう慣れたものだけれど、人間としてない方がいいのはわかるけど起こりうるとこだと思う。だからとりあえず正常なのか異常なのかだけは知りたいと思う…
夜は実際にも気持ち的にもひとりでいられるおかげで考えが巡る。
そんなこんなでもう夜明け。鳥の声が聞こえてくる。夜なんか一瞬ですのよ。
(歌の出典は蜻蛉日記、右大将道綱母による日記文学。)
(女でありながら小生と称しているのは使ってみたかったのと、性別にこだわらない自分であるから)
(いつかの俺よ、こんなことをしていたよ)