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カムバックと応援について

タイトルからも分かるように、今回はいつもと少し違う雰囲気の話をします。

なぜ今この話をしようかと思ったかというと、理由は2つあります。
ひとつは私自身が遠くの誰かを本気で応援したいと思ったのが初めてで、この不思議な感情を書き残したいと思ったから。
もうひとつは、できればこれを読んでくださる方には私のスタンスを知っていていただきたいと思ったからです。

これは決して「〜だからあなたもカムバ応援しましょう!」「〜だから応援することが正しい」という説得ではないです。私自身、罪悪感や後ろめたさを感じやすい人間で、自分が頑張れていないときに頑張っている人を見ると責められているような気持ちになってしまうことがあります。カムバック期の私の応援ツイートを見ると、そんな気持ちになってしまう方が一定数いるかも知れない…だから、解決にはならないかも知れないけれど、自己開示をしてみようと思いました。
私という個人の今までの経験と価値観と性格の延長線上で、彼らを応援することがどんな意味を持っているかをもし良ければ知っていただきたいです。

うまくまとめられるかは分かりませんが、よければお付き合いください。

できることとできないこと

ひとくちに「応援」と言ってもその方法はいろいろあります。そしてそのなかにはできることとできないことがあります。
そりゃもちろん全部できたらいいのですが、私も人間として生きていかなければいけないので、できないこともたくさんあります。「可能」ではあるけれど、自分の心身のバランスを考えて「やらない」という選択をとっているものもあります。
何より自分を大切にすることを教えてくれたのは他でもないSeventeenさんたちなので…

この先「できること」が増えていくかもしれないし、もしかしたら「できないこと」が増えていくかもしれない…けれど現時点でどう考えているか書いてみます。

YouTube再生

これは私の中では「できること」そして「やりたいこと」です。常日頃からYouTubeを見るということもあり、自分の負担を減らすためにもsemicolonのカムバからはYouTubeプレミアムにしています。応援関係で課金をしているものは今のところこれだけです。(CDは課金という考え方ではないので除きます)
なるべく10分おきの手動再生、仕事中はオフライン再生。なるべくやるし呼びかけもするけれど、そのために予定を全部開けたりはしません。
手動再生、ルーティンになるまでは大変でしたし、同じ作業の繰り返しなのでほんの一瞬「しんどい」と思ってしまうときもあるのですが、今の私にはむしろそれが頑張る実感のように感じられるので楽しくできています。

CD購入

これは「できる」より「やりたい」が勝ってしまっていることです…(誰か止めてくれ)
ランダムの魔物に取り憑かれ、「開封したい」そしてその後「ファイリングしたい」という一心で買ってしまいます。具体的な数は言いません(言えません)が、常に形態数よりは多い数です。
正直誰が出ても嬉しいですしファイリングして何度も見返すのでひとつでもいいはずなのですが、その後の交換が楽しかったりもして…こればっかりは応援という気持ちよりは「欲」の存在感が大きいです。
ただ、お金も空間も限りがあるのでどうせ買うなら初動に乗ってチャートに反映される販路で!!と思っています。

投票

無料の投票アプリです。これは私の「できること」であり「頑張りたいこと」でもあります。
というのも、私自身がまだ投票アプリの全貌を掴めていないからです。
とにかく音楽番組が多い!!!いつから貯め始めればいいのか、アカウントはどうしたら作れるのか、投票の期間やタイミングはいつなのか…など、謎がたくさんです。
応援アカウントの方々の整理してくださった情報ですら、全て把握するのは大変だなと思っていて…CARATになってから4回目のカムバ応援を経験して、ようやく少しずつ見えてきたところがあります。
知る→アカウントを作る→投票券を貯める→投票する…応援する気持ちがあっても、ハードルが多いです。
だからこそ、自分がやるタイミングで発信することで「やりたいけどよくわからない」という方の「知る」のハードルを下げられればと思いますし、既にやっている方とも互いにリマインドのようになれればと思っています。

スミン

ここで言う「スミン」はいわゆる韓国のアプリを使用した音源再生です。これは今の私には「できない」「やらない」ことになります。

スミンに関しては日本から行うことは「自己責任」と言われています。自分の性格上、「自己責任」と言われるようなことをすると、ずっとソワソワオドオドしてしまうんです。
私のCARAT生活の信条として、「Seventeenさんを推していてネガティブな気持ちになることはしない」というものがあって(なんじゃそら)、スミンに関しては「頑張りたい」の気持ち以上にそれを始めた時の不安が日々の生活の中で大きくなってしまうと思ったので、「やらない」ことにしました。
とはいて何か問題があったという話も聞いたことはないので、色々調べていくうちに安心できるようになれば始めるかもしれません。

Twitter

カムバ期間中、応援関連のツイートをすることについてです。これは私にとって「できること」ですが、いつも悩むことでもあります。

推し方は人それぞれ。生活は人それぞれ。
何かをすることへのハードルも人それぞれ。
私という人間のなかですら、頑張ることが全く苦じゃない時もあれば、MV再生ひとつすらどうしても頑張れなくて泣きながら眠りにつく日もあります。
捉え方も、やりたいことも、やりたくないことも、何一つ正解はないしそれを統制する権利も大義も、そもそも人を変える力なんて私にはありません。

だから私はたリマインダのつもりでツイートをしています。

並行して様々な投票が動くなか、案外見落としがちな「今これの投票中!」とか「このポイント今貯めれるよ!」といったことを共有してリマインドすること。

応援をこれから頑張りたい!という方には「これならできそう」と思えるものが目につけばいいなと思いますし、すでに応援している方にとってはうっかり防止になればいいと思っています。

少し前にも書いた通り、私のCARAT生活の信条は「Seventeenさんを推すなかでネガティブな気持ちになることはしない」です。
Seventeenさんが一位を取りたいと言ってくれる以上、できるだけ多くの一位を取れるように行動したい…
けれど、彼らがアイドルを、Seventeenをやっている大きな目的のひとつは「見る人を、CARATを幸せにしたい」だと思います。そして「一位をとりたい」がそのこと以上に優先されることはないとも思っています。

だからもし、私の応援ツイートが少しでも居心地の悪さに繋がるなら、どうかミュートしたりフォローを外したりしてください。
応援を頑張りたい理由はこの後に書きますが、いくら応援を頑張りたくても私は彼らの「CARATを幸せにする」という一大目標の妨げになることはなるべくしたくないのです。

でも頑張りたいけどやり方がわからない…という方は是非お声がけください!検索の仕方もわからないこと、聞いていいかわからないこと、なんでも力になりたいと思います!(というか一緒に悩みます)

応援したい理由

もっと多くの人に届いてほしい

本当は、再生回数や売上なんて意識しなくても、見る人が増えて、見たい人が見るだけでグングングングン数字が伸びたらいいと思います。けれど現実はなかなかそうもいきません。前に応援アカウントの方がこんなことをおっしゃっていました。

本当は「100人が1回ずつ再生して100回」になればいいけれど、100人の目に届くためには「10人が10回ずつ再生した100回」で多くの人の目にとまるようにしなければいけない。

賞を取るとか、急上昇ランキングに乗るとか、それ自体がSeventeenさんの価値になると思っているわけではないです。誰の評価を聞くまでもなく、こんなにも素敵な曲やパフォーマンスを見せてくれていることが何よりも誇らしく有難いです。

けれど既存のファンダムの外に、もっと広く彼らの存在が広まってほしいと願う私にとっては、やっぱり何かの1位という話題性やオススメ欄への表示されやすさを得られるというのは頑張ってでも貢献したい理由のひとつです。

彼らを知った直接のきっかけは通話中から布教をしてもらったことだけど、もう少し大きな目で見れば、KPOPに縁もゆかりもなかった私が彼らの手を握ることができたのは、やっぱり彼らが誰が見ても分かるような結果を残して“ここ”まで来てくれたからだと思うのです。

私はこの巡り合わせに少しでも恩返しをしたいです。

彼らの選択を少しでも

できることならば、なるべく長い間美しい彼らを見ていたい。やりたいことをやってほしい。やりたくないことはやらないでほしい。彼らの、彼らだけの選択を見ていたい。
…願うことは簡単ですが、「選択をする」には様々な形の強さが必要です。自分の内側に向き合って外側に出す強さも、それを周りと調整するつよさも、そしてその選択を認めさせる強さも。

この世界の中で最も通俗的な評価の形が「数字」だから、TeamSVTの外側の人々に認めさせるのには、そして認められていることを示すには、どうしたって数字が必要になります。

アイドルが自分で引き際を決められるのは幸せなこと

でんぱ組の夢眠ねむさんの言葉がずっとずっと刺さって残っています。前にも書いたことがありますが、彼らのいる環境は結果を出し続けなければ終わり方すら選べない世界だというイメージが私の中にこびりついているのです。

叶うなら、彼らをずっと見ていたい。
けれど人気絶頂の中で惜しまれながらも幕を下ろすという選択を彼らがしたのならそれもまた「幸せなこと」かもしれません。
ただ成績が理由で続ける選択自体が閉ざされてしまうのはどうしても見たくないのです。

極端な考え方ですし、別に私1人が応援をしなかったからといって彼らの成績が大きく変わることはないですが、この想いが私を動かし続けているし、応援を辞められない理由にもなっていると思います。

拠り所としての

心のど真ん中に座ってくれたSeventeenさん、ホシくん。四六時中夢中になっている私には、ふと、自分のこの気持ちがどうしようもなくエゴにしか思えなくて怖くて気持ち悪くなる瞬間があります。(実際エゴはエゴですが)

そんな中、彼ら自身が常に上を目指していると発言してくれていることで私(あくまで個人)が応援を頑張ることに関して「やめるべきではないか」と悩むことがほとんどありません。

私が何を考えて応援しても、どう振る舞っても、どんな人間であっても、不正をしない限り私の応援は私を離れれば「数字」に変換されます。
私自身が正でも誤でも、善でも悪でも、「私」から離れた「数字」は「数字」でしかなくて、それが彼らの成績に繋がることはあっても、彼らを損なうことはない。

ファンとしてのあり方に悩むことが多い日々の中、そう思えるものが一つでもあるのは弱い私にとって、手放し難い拠り所です。

「CARAT、ありがとう、おめでとう」

Attaccaがオリコン週間ランキングで1位を取った時の統括の言葉です。
私が応援を頑張ろう!と思い始め、それなりに軌道に乗り始めたのがAttaccaのカムバ応援でした。

2ヶ月前から地道に投票ポイントを貯めて、ハッシュタグや曲名を単語登録して、朝も夜もトイレ休憩もRock with youで染めあげて、随時情報をチェックして…
その中でそれまで見えなかったものが見えてきました。

YouTubeで反映されやすい再生方法は地道な検証の上で共有されていること。毎回少しずつ変更される各音楽番組の集計方法を読み込んで分析して翻訳して発信してくださる方々がいること。応援チームの指揮をとる方が内外からの凄まじい批判の声に晒されてその立場を降りてしまうというのが珍しくないこと。世界中のCARATちゃんの投票ポイントを「1位」に繋げるために、アンケートフォームやチャットを作って投票タイミングの指示をしてくれる方々がいること。
これだけ応援したい理由をベラベラと並べ立てた私にも絶対に真似できないくらい、地道で複雑で重圧に晒され続けることを「Seventeenが好き」という気持ちだけでやってのける人たちがいるということ。

綺麗事じゃないんだ、と思いました。

世界が結果だけを伝え、記憶するとしてもCARATのみなさんは僕の全ての過程の中で、ずっと一緒でした。そして、これからも一緒だろうと思います。

このスングァンちゃんの言葉も、統括からCARATに対する「おめでとう」も。

そしてそんなCARATちゃんの姿を見た時、なんだかひどく感動してボロボロ泣いてしまったんです。
自分が十分応援できているかどうかなんて関係なく、素直に「こんなに一生懸命に応援してくれるひとがいたら嬉しいだろな」と思いました。
最初は回数のためにMVを消費してるみたいで抵抗があったストリーミングも、今は「見よ世界!Seventeen(の作品)はこんなに素晴らしい!」という行進のように見えます。

これもまた、私がSeventeenさんに見せてもらった新しい世界でした。Seventeenさんを知らなければ、こんなに明確な意思と目標と緊張感と熱を持った匿名の「応援」がこの世に存在することを知らずに生きていた…
私は“この”世界を知れたことがなんだか嬉しくてならないのです。

最後に

できれば簡潔に書きたかったのに、5000字を超えてしまいました。こんなに書いたのに、結局なんだか中途半端だなあと思います。

ただ、これだけは言いたい。
私は、Seventeenさんの応援は
全て自分のためにやっています。
「Seventeenさんのため」だなんて
思ったことはないです。
全部全部私のエゴで、私の願いで、私の弱さで、

…でも大切で愛おしい、私の青春です。

ずっとずっと、どうしたって私はSeventeenさんにも CARATちゃんにももらってばっかりです。
上に書いた「頑張りたい理由」だって、裏を返せば私が彼らやCARATちゃんに「何をもらってきたか」という話でしかない。

カムバに関わらず、応援に関わらず、
私の日々を彩ってくれてありがとう。
ほんとうに、ありがとうございます。

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