MANGATA
ホシくんと出逢って2度目の6月15日。
この一年、私にとっては誰よりも共に在ったと感じるあなたの大切な日。
ホシくんを見つけてから、たったの1日も欠けることなく幸せな時間を貰ってきました。
なのに私からホシくんにお返しできるものは何もなくて、こんなに貰ってきたのに本当に申し訳ないけれど、やっぱり私にはこれしかないので、あなたに貰ったものたちを書き残すことにしました。
今年は短編集のようなnoteです。
全体を通して一つのことを語るわけではなく、それぞれが独立した話になります。口調もテンションもバラバラですが想いのままに書いたので、良ければお付き合いいただければ嬉しいです。
光
ホシくんというひとは、辻褄が合わない。
ステージの上で咆哮をあげるあなたが、
ライブ配信で「面白くないですよね、ごめんなさい」と呟くこと。
緻密なパフォーマンスを練り上げるあなたが、
ゲームのルールを聞いてポカンとしていること。
メンバーに囲まれてこねこねされるあなたが、
練習では時に苛立ちを露わにした顔で容赦なく喝を入れること。
客観と試行錯誤によって完璧な自己プロデュースをするあなたが、
ほっぺたをめいっぱい持ち上げて赤子のような笑顔を見せること。
自身を人見知りで内向的だと言うあなたが、
アイドル以外の人生は想像できないと言うこと。
ギャップが大きいとかいうレベルではなく、
辻褄が合わないと思います。
だからホシくん、私にはあなたがわからない。
“人間同士完全に分かり合えることはない”とかそんな理屈ではなくて、あなたを見るたび「わからない」という声が肚の中に響きます。
でも不思議とそれが、まったく嫌ではないのです。
そういう意味で、私はホシくんを好きだと思うとき
自分が今まで出会ってきた「好き」という気持ちとは、なんだか少し違うように感じます。
祭囃子の如く轟く稲妻のように
陽の光を散らして小さく震える水面のように
路地を曲がって突如現れた木香薔薇のように
いつか見た朝焼けのように…
私がいてもいなくても揺るがず美しくあり続ける
干渉し得ない存在。
それはもちろん彼の風貌の美しさだけでなく
彼が笑うこと、怒ること、驚くこと、
彼の心の動きが露出する瞬間と
そうではない瞬間…それら全てが美しい。
そして「私がいてもいなくても」なんて言いながら、それが卑屈な感情というわけでもないのです。
私がいてもいなくても変わらず美しいのに
そんなホシくんに私は出会い、心を、人生を大きく揺さぶられた…この事実がただただ私の胸の中で、水面に散りばめられた光のように煌めくのです。
あなたが稲妻のように激しく夜の帷を切り裂いたあの日から私の世界には光が差して、色も形も温度も…あなたを反射することで初めて私の目に像を結びました。
出逢ってから今日まで、雷であり、星であり、月で木漏れ日であり続けてくれたホシくん。
あなたは私が知っているもののなかで、一等確かな光です。
YOU MADE MY DAWN
私は今年もあなたの誕生日を祝うことを通して
私自身を祝福しています。
自分のために買うケーキや花束は少し罪悪感があるけれど、あなたの名前を借りれば心の枷を外して思い切り喜ぶことができるのです。
これは誕生日に限った話ではありません。
綺麗な景色を見たとき、
美味しいものをたべたとき、
嬉しいことがあったとき、
人に優しくされたとき、
どの瞬間にもあなたがいて、あなたと分かち合う気持ちだからこそ手放しで感動することができます。
自虐的、自罰的になりがちな性格によって、自分自身を小さく檻に押し込めていた私の前に現れたあなたは、私が“私”に赦され、解放されるための世界一優しい「いいわけ」になってくれました。
去年の6月15日、私はこんなことを書きました。
そんな私だけど、Seventeenさんに、ホシくんに出逢えない人生だったら、本当に半分損してたと思うんだ。
後出しジャンケンみたいでずるいかな?
でも本当に、あなたに出逢えてようやく私は「全部」になったと思うんだよ。
ずっとずっと冷たい風が吹き抜けていた私の隣の空席に、やっとあなたが座ってくれたんだよ。
あなたが私にもたらした変化の理由のひとつが、これかもしれないと思いました。
あなたが私の隣の席に座ってくれてから、だからといって全部うまくいくなんてことはもちろんないけれど…日々は苦しいし世界は相変わらずクソッタレだけど…
私の今までの人生で積み上げられてきた歯車が噛み合い始めて、伏線が綺麗に回収されたような気がします。
あなたが私の隣に座ってくれた日から
私の人生はようやく私のものになりました。
これはこの先あなたが「Seventeen」の「ホシ」ではなくなったとしても、そして私がCARATではなくなったとしても変わることのない、あなたがもたらしてくれた私の夜明けです。
君はいつか
ホシくんの好きなところは星の数ほどあるけれど
ホシくんを好きな理由を考える時、「好きなところがたくさんあるから」では不十分な気がする。
ホシくんに惹かれる理由の根底は、どんな手段でも捉えることのできない彼の意志のもっと深く、いうなれば魂のような何かだと思う。
私はホシくんの言っていることがわからない時がある。点と点が線で繋がらないときがある。彼と私が個別の人間であることを補うはずの言語や常識、いわゆる「ふつう」が通用しないときがある。
何にも縛られない、ことばにも縛られない、
自由で、鮮烈で、ときに残酷なほど無垢に見える、
なのにこんなにも優しく柔くあたたかい。
彼が笑えば風が吹いて草花が芽吹く
彼が舞えば月も光の梯子を下ろす
彼が咆哮をあげれば雲が飛ぶ
彼のわからなさのなかに、そんな神性を感じてしまう瞬間がある。
生まれ変わるなら空気になって何の制限もなく自由に過ごしたいと言っていた彼は
いつかきっと、世界に溶けると思う。
IDOL
皆さんの最高で最後のアイドルになります
私が初めてホシくんに目を奪われた日。
Ode to youのコメントで彼が言った言葉は、ずっと心の特等席に刻まれている。
ホシくんが私の光となってくれてよかった
私の光となってくれたのがホシくんでよかった
そう思う瞬間はたくさんあるけれど、その理由の一つがこの言葉の通り、彼自身が誰かの光になることを切望し、熱い眼差しとスポットライトの中心で踊ることに対して貪欲であること…少なくともそう信じさせてくれることだった。
そんなホシくんだから、私はこの心のど真ん中を彼が占めていることや、私の視線を四六時中彼に注いでいることに対して潰れるような罪悪感を抱かずに済んでいる。
よく「重いね」と言われてきた私の想いを抑圧せず、100%全力で向き合ったとして、ホシくんという人は何の衒いもなく嬉しそうに、そして少し快楽的な笑いをたたえながら踊り続けるのだろう。
「どうして好きになってくれるんだろう」「ありがたくて申し訳ない」と言うのに、心底気持ちよさそうに受け取ってくれるのだ。
彼が「アイドル」という自分を見せる、そして私を含め不特定多数に見られることを生業にしていることと、彼自身が望む(ように見える)こととの間に大きな乖離を感じることがない。
「アイドル」という世界の光の裏側まで知ったであろう8年目を迎えてなお「世界最高になりたい」と言ってくれる。
そんなホシくんの在り方は救いだった。
まさに「アイドル」。
ステージの上で歌って踊って“魅せる”時に最も輝き、そこでしか満たされないものを追い求めるひと。
最高で最後のアイドル。
「最後」
不確かな未来のことを約束したくはないし、絶対も永遠もありはしないし、何よりホシくんに関することでは嘘を作りたくない。
けれど思う。
最高で最後のアイドル…
そりゃそうだ。
あなたを知ってしまった私がこの先どこに行けると言うのだろうか。あなたを好きになって知ったものはこの手に余るほどに溢れていて、私の日々を輝かせてくれている。
あなたを、こんなにも知ってしまって
あなたで、こんなにも知ってしまったのに…
絶対も永遠もないこの世界で遠い先の未来を約束をすることはできないけれど、
私にとってホシくんが「最高で最後のアイドル」となることは、とても「自然」なことだろうと思う。
MANGATA
好きだ。大好きだホシくん。
ありがとう。
ほんっとにありがとう。
誰に感謝すればいい
あなたとあなたの家族?
ううん、もっとたくさん。
いつから感謝すればいい
あなたが生まれた日?
ううん、もっと前だとおもう。
この世界の何に感謝すればいい
全部?
ううん、きっと私が知ってる「全部」よりもっと。
どうしよう。
大好きで大切なあなたの誕生日、「私にはこれしかない」なんて言って書き始めた文章なのに、肝心な今、ここで、私はこの気持ちを持て余している。
大好きじゃ足りないのに
何を言っても的外れな気がする。
どうしたらいいかな。
叫べばいいかな。
野原を転げ回ればいいかな。
何かに噛みつきたい気もする。
幸せだから手を叩いてみる?
私チョコ好きだけどそれで伝わるならもう一生チョコ食べなくても良いくらい好きだよ。
何を言っても的外れな気がするのに
ああでもないこうでもないと、ホシくんを想うときの心のかたちを言葉のへりで探っている時間も好き。
ホシくん、あなたに巡り逢えてよかった。
心があなたに向かっている時だけは、道に迷わない。
ドロリと闇が垂れる夜の海に平衡感覚を失い、船酔いする私の心許ない舟の前に現れた光の道。
この道の先で私の手があなたに触れることはないけれど、そんなことは大した問題じゃない。
だってこんなにもあなたが大好き。
ぽっかりと月の浮かぶ夜
水面に現れた光の道
そっと掌で掬う
のぞきこむ
私が映る
ふと
胸に寄せ
抱きしめる。
ホシくんあなたは
たとえばそんな奇跡。
P.S
ホシくん
押し寄せる歓声の波打際
君のために降る紙吹雪のなか
光を湛えた瞳の海に真っ直ぐ駆け出したひと。
願わくばあなたを抱く星の海で、その一隅を照らしたい。どうかあなたが、あなた以外の誰かに強制されることなく道を選べますように。
誕生日おめでとうございます。
愛を教えてくれたなんていうと少し照れくさいけれど、想いを寄せること、そして受け取ることを教えてくれたのは他でもないあなたです。
あなたがあなたの想う幸せを
全て手に入れられますように。
そして私たちこの先もどうか、
この道の先でもどうか
きっと
幸せでいましょう。