この道が美しいのは
Seventeenさんと出逢ってから1年と半年が過ぎようとしています。
ことあるごとに言っているけれど、私は彼らと出逢った日からずっと花道だけを歩かせてもらってきました。
けれど日が経つごとに少しずつ少しずつ、この花道に慣れていっている自分がいます。
「慣れる」というのは本当にすごいことで、
それは世界一優しい彼らの誠実な努力の結晶で、
だから慣れることに抗いたいわけではないのだけれど
それでも忘れたくない煌めきがあるのも事実で…
だから私はここに書き留めておきたいと思います。
忘れたくありません。
10年来の大切な友人からある日突然Seventeenさんのプレゼンが送られてきたことを忘れたくありません。
その時の彼女があまりにも幸せそうで、彼女をそんな風にさせる海の向こうの13人のアイドルたちのことを知りたいと思ったことを。
KPOPにも男性芸能人にも興味がなかった私が
突然違う言語を話す彼らの光に撃たれてひどく眩しく、痛いくらいに胸が高鳴ったことを忘れたくありません。
彼らを見はじめた瞬間から私の顔から表情が消えることがなくなったことを。
彼らのことを知りたいと不器用ながらに検索する日々の中、「1億総CARAT計画」という宝物のようなブログに出逢えたことを忘れたくありません。
Seventeenというアイドルがどんな風にファンを愛し、どんな風にファンに愛されてきたかを知り、苦しいくらい泣きながらもその奇跡のような優しい眼差しにとても大きな意味で安堵したことを。
どう考えたって好きになるしかない彼らを見つけて、惹かれるがまま好きになっただけなのに「CARAT」というかわいくってキラキラした名前をもらえたことを忘れたくありません。
そのキラキラは、彼らが愛おしさに満ちたお顔でたくさんたくさん呼びかけてくれることで磨き上げられてきたものなのだということを。
Seventeenさんの歌を聴く時、韓国語がひとつもわからなくて、全ての声が「音楽」として聴こえていた日々を忘れたくありません。
歌詞を知りたくて不器用ながら勉強を始めたけれど、歌詞が分からなくたって美しい音の連なりとして私の心を鷲掴みにしてくれていたことを。
この夜を照らす綺羅星を見つけたことを忘れたくありません。
まだこの目では見たこともないその綺羅星との出逢いが、間違いなく私の人生でも指折りの大事件であったということを。
「カムバック」というものにファンが一丸となって向かっていくあの独特の雰囲気に圧倒された日があったことを忘れたくありません。
世界が結果だけを伝え、記憶するとしても
CARATのみなさんは僕の全ての道のりの中で、
ずっと一緒でした。
ースングァン
Seventeenの成績に貢献しようと情報公開される前から毎日ちまちま広告を見たり、ひたすらスミンしたり、情報収集・分析をして発信したり…そんなCARATちゃんたちの「応援」も、結果が出なければ記録されることはないのだと、それを分かった上でもやっぱりSeventeenもCARATも全ての道のりを共にしていくのだと知って涙が止まらなかったことを。
広い世界の中でSeventeenさんへの愛だけを頼りに辿り着いたCARATちゃんたちとの出逢いを忘れたくありません。
「ファンは鏡」という言葉のとおり、Seventeenさん達と同じ温度の優しさをもつ愛おしいCARATちゃんたちに、CARATになっていなければ出逢うことはなかったのだということを。
知り合いにSeventeenさんを紹介するときに「自主制作アイドル」という言葉を使うのを躊躇いはじめた日があったことを忘れたくありません。
そのタイトルはただの華々しい冠ではなく、私が愛してやまない彼らの言葉や音楽、パフォーマンスに触れることができることができるのは、それ相応の重みに彼らが耐えてきたからだと知ったことを。
Seventeenさんの在り方が優しくて、愛に溢れていて、ことあるごとに涙を流していたことを忘れたくありません。
失速し、止まりそうになっていた自分の心もまだこんなに動くんだということに気づかせてもらえたことがありがたくて、また更に涙がでてしまったことを。
オタ活をする中で、自分の中に何かを作ったり考えたりするアイデアが湧き上がることがあるんだと知って、とても嬉しかったことを忘れたくありません。
どれだけ小さくても、自分の手で何かを作ることの喜びを知ることができた瞬間を。
Seventeenさんたちから貰った宝物を綴る言葉を探し続けた日々を忘れたくありません。
こんな無気力で夢のない人間に、「もっと綺麗な言葉はないか」「もっと私にできることはないか」と煮え返るような欲があると知って驚いたことを。
はじめてヨントンをした日のことを忘れたくありません。
たった15秒のためにたくさん準備して、おしゃれして、訳もわからず涙が止まらなくて、そして私の言葉が初めて届いた瞬間に言いようのない喜びと少しの怖さを感じたことを。
日を重ねるにつれて、ホシくんの好きなところを言葉にできなくなっていった不思議な感覚を忘れたくありません。
言いたいことはたくさんあるのに、何を言っても足りないと思ってしまったことを。
コロナ禍でCARATになった私が、「オフラインコンサートがない」という状態をどこかで当たり前のこととして受け入れていたことを忘れたくありません。
いつか「オフライン」なんて付けなくても良いくらいコンサートをたくさんできるような日ができたとして、今日の日の私にとって、それは噂が出るだけでも感激で涙が出てしまうほどの嘘みたいな奇跡だったということを。
彼らに「好き」の限界を更新し続けてもらえた衝撃の連続を忘れたくありません。
昔の作品を何度見ても聞いても新しい発見があり、最新の曲も常に新しく、「かっこいい〜!!!!」と叫びながらひっくり返って大の字になっている日々を。
世間のニュースや喧騒を見聞きして心が苦しくなるとき、ふとSeventeenさんを好きになってから幸せなことしかなかったという事実に気づき、その度感謝して涙が溢れたことを忘れたくありません。
「彼らには花道だけを歩いてほしい」と願っていたはずなのに、ずっとずっと花道を歩けるように守ってもらっていたのは私の方だったということを。
忘れたくありません。
忘れたくないこともいつかは必ず忘れていくということを忘れたくありません。
それでも忘れたくないことたちは、いつか私が自分の人生を振り返ったときに星となって、私の歩いてきた道を照らしてくれるのだということを忘れたくありません。
모든 이유와 이 길이 아름다운 건
全ての理由とこの道が美しいのは
네가 있어서
君がいるから
今踏み締めているこの道が
この道の先に見える景色が
振り返ったときに見える足跡が
その全てが美しいと思えるのは
君がいるから
忘れたくありません。
大切な、大切な、あなた達のすべて。