ほしい暮らしは自分でつくる!その②公務員も副業(フクギョウ)できました
前回の「ほしい暮らしは自分でつくる!その①」で、仕事を楽しむためにはどうしたらいいか?と悩んでいたら、公務員のコミュニティに出会いました、というお話をしました。
今日はその続きです。
簡単に結論から言うと、「参加した公務員向けセミナーをただただ楽しんでいたら、セミナーやイベントの企画運営側に回ることになり、報酬までもらっていわゆる『副業』をすることになりました」といった内容です。
公務員の副業について
公務員が副業なんてできるの?という認識が一般的だと思いますが、総務省も「地方公務員の社会貢献活動に関する兼業について」という資料を公表しており、推奨されているところです(気になる方は検索してね)。
公務員の副業がどのような理論の中で可能になっているかは、こちらのページに大変詳しく書いてあるので、ご興味ある方はぜひ!
(NPOの副理事長さんで、元公務員の方です)
うちの自治体の場合(兼業申請の流れ)
今回は、私自身が人事課からどのように許可をもらって副業できたか、について話します。
まずは、私の区の人事課が、私が好き勝手やっている活動に理解を示してくれている、ということに感謝せねばなりません。笑
というのも、自治体の中には「完全に副業禁止で、本業に支障がなく、本業とも関連がある地域活動だと説明しても、1円ももらうことを許してもらえない」という自治体もあるそうなんです。
「うちの区では許してもらえるんだろうか…」とびくびくしながら、人事課の担当者に事情を話したところ、以下の点について特に詳細な説明を求められました。
①従事する時間数
②報酬の金額
③従事する日時(本業に支障のない範囲での従事であるか)
④本業に還元できる内容(あれば)
やりとりをしている感じだと、「本業をいつもどおり遂行するのに差し障りない範囲でやっているか」という点を特に確認したいようでした。
私は終業後や休日にしか従事していなかったし(年休も取得なし)、副業の方をやりすぎて体調崩すとかもなかったので、本業には支障ありませんよと胸張って言えた感じがします。
「本業に還元できること」も「あれば」と任意回答くらいのニュアンスで、それは十分にある(むしろそのために始めたわけだし)と思って、こちらも胸張って答えられました。
部内の決裁前に、決裁に関わる上司たちにメールで事情を説明。
season2司会進行の際の兼業申請時には、課長から「そのNPO知ってますよ」とメールの返信をもらいました。
そしてなんと部長からは直々に電話が。
「頑張ってるんだねぇ、僕も民間の人と連携して事業やったことあるんだよ、かくかくしかじか」と温かいエールと経験談。
人事課からもスムーズに承認通知をもらい、初めての兼業申請は無事に完了、法人からの報酬も頂くことができました。
自治体によって事情は異なると思いますが、人事部門が気にしているポイントはどこかを把握して、そこに対する説明責任を果たすことは最低限必要になるかと思います。
「フクギョウ」の意味づけ
この「副業」という字体は、メインに対して「サブ」の仕事と読めます。
確かに収入源としては、現時点ではサブ的な立ち位置ですが、私はこの「副業」というより「フクギョウ」と仮名で書くほうが好きですね。
なぜかというと、他の意味づけが自分で自由にできるようになるから。
◆複業
メインとかサブとか位置づけに関係なく、複数の仕事をやっている
◆福業
従事することで、生活の満足度や幸福度が上がる仕事
◆幅業
従事することで視野や幅が広がり、得た学びや経験を本業にも還元できる。
みなさんはどんな「フクギョウ」がしたいですか?😊
仕事や生活を豊かにするための、あくまでひとつの手段ですが、取り入れてみると楽しいんじゃないかな〜と思います!
次回は、そんなこんなで好き勝手やっていたら、人事課から研修登壇の依頼が来た話をお送りします。笑