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笑顔のチャンス(瀬戸内PR部隊Season2)MVの考察


ファン投票により選出された7名によるユニット、瀬戸内PR部隊Season2。
彼女たちが歌う曲は「笑顔のチャンス」。
MVのストーリーについては様々な見方があると思いますが、この曲のMVは他のSTU48のMVとは大きく違うと感じたため考察を書いてみます。

ざっくり言うと、メンバーたちが瀬戸内PRサミットという会議に出席し、瀬戸内をどう盛り上げていくかをプレゼンするという内容となっています。
このネタ出しは実際にメンバーのアイデアを採用しているようで、瀬戸内民全YouTuber計画(沖侑果)、全国パセリ農園補完計画(尾崎世里花)など、個性的なネタが並んでいます。

しかし、議長役と思われる外国人男性にすべての案を却下されます。
映像中盤には「世界に誇れる瀬戸内の魅力」として募集したパブリックコメントを検討するも、瀬戸内を盛り上げるに有効なコレという案は出ず。

すると、最後に石田千穂ちゃんが手にしたペーパーには「STU48」の文字が。

“STU48こそが、瀬戸内の魅力。
これからも、歌とダンスと最高の笑顔を、世界中に届けよう。”

これがついに議長に採用され、プレゼンしていた彼女たちがアイドルになる・・・
そんなストーリーのMVとなっています。


あれ?これはまさにSTU48の成り立ちを映像化したものでは?

2010年代中盤から政府が推進してきたDMOが7県の共同事業体として、瀬戸内にも作られることとなります。
せとうちDMOが思いついたのが、瀬戸内というくくりでアイドルグループを作り瀬戸内観光に一役買ってもらおうというアイディア。
白羽の矢が立ったのがAKB48グループで、姉妹グループとして結成されたのがSTU48という経緯があります。


つまり、笑顔のチャンスのMVはそのままSTU48誕生までの軌跡を辿っている。と言えるのです。

終盤に採用されたペーパーがSTU48ではなく、瀬戸内PR部隊となっていたらそれまでのストーリーが破綻していたので、ここが本当にミソだと思います。


https://www.youtube.com/watch?v=ZSFbNvWfIz0

ちなみに、STU48公式Twitterで前年12月、“世界に誇れる瀬戸内の魅力”を募っており、回答したファンのツイートがMV中に登場するという演出がなされています。
私もツイートしていたので、エンディングシーンにニックネームを掲載していただいています。とても嬉しい。


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