2nd week(7/29-)
まずは一週間続けてみて、やっぱり書くこと、好きだなと思う。書き残していくことでクリアな気持ちになる。何がしたいのか、どこに向かいたいのか、ゆっくり見えてくる。
幼い頃は、誰かが自分の軌跡を見ててくれたし、残してくれていた。母親が記録してくれる母子手帳に始まり、学校の先生の通信簿、会社に入ってから振り込まれる給料も、ある意味自分の成果の記録。
そうやって記録される当たり前を享受していると、いつしか自分を見てくれる人も、残るものも、少なくなり、そして消えていく。はっと振り返った時、自分の手に残っている記録が、自分で残したものじゃないと気づいた時、私は一種の恐怖を感じると思う。
いったい何をしてきたのか、何を築いてきたのか。自分の力で?誰かのために?そしてどこに向かっていきたいのか。
"生きた"証が欲しい?いや、今"生きる"ための証が欲しい。
正直、他人事だと思っていた。自分のやりたいことにまっすぐな人って、スポーツ選手とか、歌手とか、ビジョンのある経営者とか・・・ほんの一握りで、そういう信念や強い想いがなければ、"普通"に生活できればいいんだと。自分にはそういう"特別"はないと。
年齢を重ねて色々な面を知るほど、"普通"ってなくて、誰かが決めたそれに安心しようとすると、逆に自分の首を絞めていくような息苦しさを感じるようになった。だから今、海外で働いていることは自分にとって"特別"なんかじゃなくて、自分らしくやりたいことをやろうと思って前を見てきた結果であり、自分の心に残る記録になっているはず。
そしてその実感自体が、今"生きる"証(エネルギー)に繋がる。
泣いた夢を見た。認めてもらえなくて、悔しくて悔しくて、目覚めた時一瞬何が起きたかわからなくて、悔しい気持ちのカケラと一緒に、本当に泣いていた。
自分の舞台に立ちたい。有名になりたいとか、目を見張る成果をあげるとか、そういうことじゃなくて。その舞台では、どんな役を演じるか、どうその役を解釈するか、自分が握っている。
その舞台は安定してないかもしれない、小さいかもしれない、スポットライトが当たらないかもしれない。それでも立ちたい。自分のものだから。
評価する人もいるだろう。比較してしまうこともあるだろう。それでも、その脇で怯えて、立たない理由を見つけたり、人の舞台をうらやんでばかりいるより、自分のそれがどんなものなのか、試してみたい。
必ずなんとかなる。思った通りではないけれど。(映画「ジヌよさらば~かむろば村へ~」より)
Stay Gold.,
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