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Day045 自分らしさ②目が持つ力
"目は口ほどにものを言う"という。古来、目でのコミュニケーションというのは、重視されてきた。私に経験はないのだけど、相撲や、剣道などのスポーツは、相手から目をそらしたら、負けを意味する場合もあるし、目の動きやおそらくなにか雰囲気から、次の動きを読み取って勝負をかける。1対1の勝負。
片や、伝来したスポーツであるサッカー、バスケなど、フェイントだったり相手の注意を背けて、勝負をするチーム戦だったり、1対1のスポーツでも、大きな身体が優性なものも多く、パワーを競うスポーツが多いように思う。
身体の小さい日本人は、自分の中心をしっかり据えて低く構えていないと、すぐに倒されてしまうし、大きな相手に覆いかぶされたら勝ち目がない。目の動き、という細かい動きにも敏感に感知できる人が、多く生き残ってきているともいえるんじゃないか。
という意味では、相手をみながらの1対1におけるコミュニケーションという点に置き換えても、ひょっとしたら得意なのかもしれない。(目をずっと見続ける、ということではなくて)
私がへー、と思ったのは、日本の絵文字は、"^^"とか"><"とか、"(; ;)"、目にFocusしてる。一方、英語の絵文字は": )"とか、": D"、": P"と、口元で表現する。ポップな文化でも考え方はだいぶ違うようだ。
もっとフラットな内容にしたかったんだけど、冒頭からなんだか小難しい話になってしまった。
口元の動きの違い
そもそも日本語と他の言語では、発声の仕方が違うので、動かす筋肉も違う。英語なんかは舌も、口元も大きう動かして発生するので、表情筋も豊かに動く。
日本語を話すときは、口の開きが小さくても、喉の奥から音が出てくるので、顔の表情筋を使わなくても済む。これが口元の表現の違いを生んでいるように思う。
口を大きく開いて笑うのは野蛮とされたり、おちょぼ口が美しさの象徴だったりする時代すらある。また、寒い土地にいる人の表情は硬くなりがちで、あまり表情が出ないというのも聞いたことがある。厳しい季節のある日本だからこそ、気候における影響も関与していそう。
目の力
表情で伝えきれないものを、どうやって補完していたか。言葉の表現や、目くばせなどが、より高度化していったのだと思う。
鎖国なども長く続いて、その間に文化が発展していった影響で、そもそも同じ背景を持つ人たちとの交流が多かったので、言葉で伝えるよりも、さらに目の重要性は高まっていったように思う。
現代においても名残はあり、目に関連したことわざも多く、現代の学校でも、人の目をみて話しなさいと言われる。
目は口ほどにものを言うは本当か
とはいえ、自分の目がどれほど相手に何を語っているかはわからない。どちらかというと、無理していたり、不自然さというのは、口元に出やすいようにも思う。(作り笑いし続けると、口角がぴくぴくしてくる笑)
でもだからこそ、目は作り込みしずらいともいえる。
日本人にとって、相手の誠意、真面目さを判断する時、見た目(服装)、表情、言葉もあるけれど、目を見て判断する場合がある。
外国の人たちの目が大きすぎて、圧倒はされるけど、意思の強さが出るまっすぐな瞳、というのとはまた違う。そういう目を持てるということは、強みなんだと思う。
目に、強さを宿せる自分らしさを磨いていきたい。
Stay Gold.,