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紙のポートフォリオ制作、大事にしたい5つのポイント

はじめに

今回は、様々なポートフォリオ制作のまとめ記事を読んだり、企画を立てて作ってみたらエージェントさんや先生方に評判が良かった、紙のポートフォリオの作り方についてまとめていきたいと思います。
※ポートフォリオを紙とWeb、どちらで作るか迷っている方は「紙のポートフォリオは絶対に必要?」の記事をぜひ一度読んでみてください!

Point.1 「分かりやすく・見やすく」

まずはじめに、ポートフォリオを作る上で一番大事なことはなんだと思いますか?
私たちのポートフォリオを見る採用担当者は、たくさんのポートフォリオを見ています。そして、そんなにじっくり読んでもらえることは残念ながらほぼないでしょう。
そのため、いかにパッと見て「分かりやすい!」「見やすい!」と思わせるかが重要です。作品の紹介ページは、形式を決めて、文字数は最低限に抑え、同じ形式やレイアウトパターンでデザインすることで、見やすく分かりやすいポートフォリオにすることができます。

Point.2 「ターゲットを定める」

女性向けコンテンツを扱う業界で働きたいのであれば、ガーリーで可愛らしいデザインにする。業界を問わず就職先を探すなら、担当者が男性でも女性でも受け入れやすいデザイン・配色にする。というように、方向性を定めることが大事になってきます。
こういったポートフォリオの制作の方針は、メモ程度でいいので、一度決めてから制作を開始しましょう。

Point.3 「載せるべき項目(プロフィール編)」

・写真/イラスト
・名前
・最終学歴(Webスクールを卒業していればこれも載せる)
・希望職種(Webデザイナー/フロントエンドエンジニアなど・・・)
・使用可能ツール(例:Photoshopなど)
・使用可能言語(例:HTML,CSSなど)
・デザインで心がけていることや自分を表すキャッチコピーなどがあれば入れる。

Point.4 「載せるべき項目(作品ページ編)」

・作品のビジュアル(ファーストビューと全体図)
・作品名(例:名刺/〜のLP など )
・制作時期(例:2019年4月〜5月(2ヶ月間) など )
・担当範囲(例:企画、デザイン、コーディング、ライティング、撮影、ブランディング、など )
・使用ツール(例:PhotoshopやDreamweaverなど )
・クライアント(クライアント名と「渋谷のアパレルショップ」などのクライアントの補足説明)
・URL(Web制作物のみ。紙のデザインの場合は不要)

Point.5 「+αで掲載したいこと(作品ページ編)」

・制作目的(例:〜な課題を改善したい )
・ターゲット(例:20代〜30代の女性、など )
・訴求ポイント(例:予約・申込者数を増やしたい、など )

何が課題で、何を心がけて制作したのかをまとめて掲載しましょう。
上記の3つのポイントは項目としてではなく、短めの文章にまとめて載せるという方法でもいいかと思います。


さいごに

以上の5つのポイントを抑えて制作することで、相手に与えたい印象が決まり、採用者側が知りたい項目はほぼ網羅されるかと思います。
この紙のポートフォリオは、書類選考を通過した際に、面接に持参して作品をプレゼンするために使います。
そのため、意識したポイントが全て掲載できなくても、面接時にしっかり説明をすることができますので、その時にぜひ心がけた点をたくさんアピールしてみてください。

-おまけ-

紙のポートフォリオは縦長に作ってファイリング/製本するなどの場合が多いようですが、私は「PCのモニターでPDFデータで見やすいもの」ということを前提に制作したので、横長のA4サイズで制作しました。しかし、これはお好みで縦型でも横型でも大丈夫なので、あまりこだわらなくてもいいでしょう。

また、紙のポートフォリオをPDF化する場合に制作物のURLには実際のURLをリンクとして埋め込み、積極的に実際に作ったページを見てもらえるように工夫しました。こうしたUIを考えての施策も余裕があればやってみてもいいかもしれません。

ポートフォリオ(実物)閲覧情報

現在、この実際の紙のポートフォリオが、デジハリSTUDIO渋谷に(あと恐らく新宿と吉祥寺にも)置かれています。
気になる方は下記の裏表紙を目印に探してみてください!

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