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#短歌 唾液みなトラピストクッキーに奪われる言葉を慎みなさいとお告げ

物静かで、いつも微笑みをたたえてらした、弓道部顧問の小林旭先生。

ホワイトデーのお返しは、トラピストクッキーでした。フフッ、先生倫理・政経担当だもんね。

乙女の胸にささったなぁ。弓道部なだけに。

「道場を出てからお食べ。」(※神聖な道場は飲食禁止)

先生のやさしい眼差しは、どこか修道士のよう。『カラマーゾフの兄弟』のアリョーシャみたい。

そして、教室で開封した私のトラピストクッキーの運命。

「わーにも恵んでー。」
「わーにもー。」(※わー/津軽弁で「私」)

同じく練習帰りのサッカー部員が、公園のハトのように群がり、半分以上なくなっちゃいました。

私のトラピストクッキー!
エリエリレマサバクタニ~!

「めー。サンキュー。」
「めー。」(※めー/津軽弁で「おいしい」)

まいっか。みんな笑ってるし。一人で食べたら、おデブになっちゃうもんね。

いつもどおり、30分自転車を漕いで村へ帰りました。晩ご飯何かなぁ。

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