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コロナに付ける薬 vol.10 観劇納め

今年は自分の出演する作品も軒並み中止、延期を余儀なくされましたが、と言うことはつまり、劇場で上演している作品自体も絶対数が大幅に減っているということで。観たい作品も中止になったり延期になったり、やっていても気軽には観にいけなくなり、これは劇場にとって本当に苦難の時代になったな、という気がしたものです。

しかし、数年前から映画館で演劇作品が観られるようになりました。ナショナル・シアター・ライブというイギリスの劇場発の取り組みで、ラインナップが素晴らしい。最高峰の舞台をセレクトして上映してくれるので、安定感があります。

映画と同じスタイルなので、コロナ禍でも安心してみることができます。(私が見た池袋のシネ・リーブルでは空席を設けずに全席販売していて、それは対策不足ではと思いましたが。。)

で、今回から観たのはこちら。

ジェームズ・マカヴォイがシラノ!?
めちゃめちゃカッコいいじゃないですか。(知らない方のために補足すると、シラノといえばデカ鼻のブサメン代表なんです。稀代の詩人で、醜男という設定)

でも、観ているうちにそんなこと気にならなくなるんですよね。なんと優れた演技力。。。醜男が舞台の上でカッコよく見える例はいくつも観てきたけど、どハンサムが醜男を嫌味無く演じきるのは始めてみたかも。

シラノの踏む韻は、現代風にラップで表現されていて、またそれが上手いしかっこいい。歌とリズムものに弱いわたしは一撃でコロリでした。笑

いいなあ。やっぱり舞台こそはコロナにつける薬の最たるものなのではないかと、思うのよ。その理由については、年が明けてからゆっくり書くかな。

ではみなさま、良いお年を!

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