週末二度寝少年
1日は24時間。
24時間は、長い。
けれど、今日の私の1日は短かった。
朝、父親が洗濯機を回す音で目を覚ました。午前中は友人とフットサルに行く予定もあったので、その時の時刻は7時であった。起床に成功すれば1日はなんやかんや上手く行くものだ。
しかし、窓を開けてみると、雨が降っていた。昨晩天気予報を確認していなかった為、不意を突かれてしまった。そして同時に携帯の通知が鳴る。友人から。今日のフットサルは、中止。そう告げられ、予定を失った私は無気力に陥り、憂鬱に朝食を済ませた。
そんな不幸な事から始まった1日でも、そこから読書なり勉強なりすれば再起可能であるものだ。しかし、あろうことか私は再び寝巻きを身に纏い、布団へと潜り込んだ。これに関しては、どうしようもなかった。歯止めが効かない無気力が私を襲っていた。
そして目を覚ますと、時計の針は12時を指していた。何やら昼食を調理する音も聞こえてくる。雨も止んでいる。その時私の心には、ただ午前を失った——それも貴重な貴重な週末日曜日の——喪失感があるだけであった。
なんやかんや午後は本も読んで勉強もして、筋トレにランニングもできたので良い1日だったと思う。ただ、午前に何もやらないと、余裕を持って生活できなかったので、二度寝は「悪」だな、と再認識した1日でした。
一週間がまた始まりますが、今週も気合い入れていきましょう。
おやすみなさい