見出し画像

【COL】前半概況、後半展望

はい、弱いチームなら他に突き抜けたのが居るし、かといって天地がひっくり返っても向こう数年コンテンドできないチームことCOLでございます。

そんなチームでも振り返って展望を観た方がいいよ、との事で、簡潔に振り返ってまいります。


前半

成績: 34勝57敗

コメント:
はい、見ての通りです。これは地区で断トツ最下位なだけでなく、ナ・リーグ全体でも最下位、30球団全体でも全体28位という状態。長期契約連発してプロスペクトも出し続けてる(奮闘している)フェーズでのこれ、ということもあり、夢も希望もありません。

では具体的にどこが弱いのか。WARの観点で振り返ります。

Offense : -0.7
Pitching Starter : 0.1

なんですかこれ??なんで超打高環境のホームで攻撃がマイナスになるんですかね???

選手別にみると、唯一まともな補強であった Profar が -1.2、長期契約の Kris Bryant が -0.3 と、外部補強が上手くいっていない事が良く分かります。前者は単年ですが、後者はあと何年もチームに居座り、年齢的な事を踏まえると輝き続ける事は難しい事を予感させます。

ただ、希望が無いか?と言われると少しだけあり、WAR の Top 5 が Ryan McMahon、Ezequiel Tovar、Brenton Doyle、Nolan Jones、Elias Diaz と、RyMc 以外は今年デビューか、外部から低コストで獲得した選手になっている事は収穫です。仮にコンテンドする年があるとするなら、彼らの力が必要になってくるでしょう。

また、Mike Moustakas の転売は非常に喜ばしい事です。打高ホームの COL がベテランバットマンのスタッツに色を付けて他所に買ってもらう。これほど好例と言える事例は近年ありませんでした。多義的ですが Profar もその狙いがあったでしょうし、今後もこの手の Transaction は継続してほしいですね。

後半

簡単に言えば、売れるものは全てうっぱらって下さい。

いやいや、こんな WAR の打ち分けで売れる選手なんか居るんすか?と思われるかもしれませんが、実はチーム WAR でみても、一点だけポジれる要素があり、それが以下です。

Pitching Relief : 2.6

これマジですごくないですか?MLB全体でみたら17位ですが、これより下にコンテンドしているチームがちらほらいるわけで。つまりリリーフ WAR で同格か下のコンテンダーにリリーフを売るのが定石と考えます。

今年のドラフトをみても、投手の自前路線は継続されるようですし、全盛期が短いリリーフは惜しみなく放出すべきでしょう。

では誰が適切か?主に以下の二名かと考えます。

Justin Lawrence 

WAR 1.0

低いアームアングルからシンカー気味の Fast Ball とキレイな横変化スライダーを投じるTHE サイドハンダー。ツーピッチながら K/9 は 9 で、スライダーの Pitch Value は 11、かと思えば GB% も 50超と使い勝手を選ばない便利さが持ち味。まだサービスタイム1年未満と保有期間も魅力で、年齢こそ28歳ですが、リリーフとしてはチームを選ばない補強になるでしょう。

Brent Suter 

WAR 0.8

地元紙によると、市場に出た際、珍しく Bud Brack 監督が獲得を熱望したというベテラン投手。MIL時代の彼の印象が、コマンドは良いが球速に欠ける、というものであったため、クアーズでは派手に燃えるかなと考えましたが、契約後は Fast Ball を真っスラに変化させ、持ち味である来ない系のチェンジアップを武器に、2019年以降最もよい成績を記録し続けています。投球スタイル的にチームを選ぶかもしれませんが、打低傾向のホーム球場を持つチームなら、今以上に輝く可能性を秘めていると言えるでしょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?