選抜高校野球大会の「センバツ」に思ふ (大垣日大注目選手付き)
https://twitter.com/arai_san_28/status/1487018809403723776?t=nAN10OIzSmZm2K_x6bJ93g&s=19
久々のnoteがこれなの?みたいな所は自分でもありますが。。Twitterで語りきれる気がしないので。ろくな推敲はしません。
前述の通り、今年の選抜高校野球の選考において異例の判断がありました。
高校野球を深く知らない方向けに、初歩からサラッと触れていきます。
選抜高校野球とは、毎年春に開催され、その前年の秋の大会成績を参考に、委員会が選考したチームで組まれるトーナメント大会です。
地方大会の優勝チームなどいくつかの確定枠を除いては、選考という篩にかけられセンバツされます。
What
非常に簡単に言えば、同じ大会で準優勝だったチームより、同大会で四強に留まったチームが選ばれました。(直接対決は無し)
Why
前述の通りです。委員会は「大会で勝ち抜ける可能性の高いチームを選んだ」との事です。
Conjectured
程度の差はあれど、こうした「個の力を大衆向けに高く評価する」事は今に始まった事ではありません。
過去にも露骨にドラフト候補を抱えたチームが選ばれた事は何度もありました。
大垣日大に指名確実なドラフト候補は居ませんが、たしかに有望と言える選手は複数います。
また、あえて個のスペックを比べなさい、と言われたら、私でも大垣日大を上げると思います。
ですが、本件はそういう問題ではありません。
Feedback
結論としては、個の力を評価した選考というのは、
「部活動であり、教育を目的とした高校野球」
"とやら"
"とやら"
"とやら"
大事なことなので複数言いますが、この教育目的"とやら"に著しく反すると考えます。
教育には多種多様な用法がありますが、少なくとも「個の力で上回る相手に対し、組織の力で勝った」事実が、教育の成果であろう創意工夫でなくて何なのでしょうか。
また、10代後期のような身体的過渡期と、その過渡期の刹那的出力を個の力と評価したばかりか、それに対抗した組織としての創意工夫を過小評価し、甲子園という晴れ舞台への機会を奪う行いは、教育の成果を評価する大人の判断として正しいとは思えません。
選考結果が覆ることも無ければ、大垣日大を観られる楽しみが減った訳でも無いのですが、この選考方針は大いに改善の余地があると考えます。
くどい様ですが、教育目的"とやら"を掲げるのであれば。
Guess...
これは妄想混じりの小言ですが、これを解決する手段のひとつに「甲子園出場を大学推薦条件から弱める」というのがあると思っています。
選手として有望でも、甲子園出場歴がないと進学選考で足元を見られる、反対にベンチ入りや一打席でも機会があれば高く評価される、という話は未だに聞こえてきます。
つまり選考委員会からすれば、篩にかけている高校の選手をみて、「もしこの有望な学校の選手達に甲子園出場歴が付けられなかったら、結果的に球界の損失になるのでは」とエリートへ忖度する気持ちが働いても不思議では無いように思います。
ただし、甲子園が憧れの場所であるからといって、そこへの出場歴を過大に評価する必要はない筈です。
勿論、野球を知らない学校関係者への説得材料にはなりますし、素晴らしい実績である事に変わりはないですが、いくらでも代替出来る評価軸はあるわけです。
言い換えれば本件は、甲子園という場所に真の価値を産む為の負の側面が、潜在的問題として潜んでいるのでは、と妄想してます。あくまで妄想🤡
Appendix
はい、ということで、最後に付録として、なんだか可哀想な感じになっている大垣日大の注目選手を、主観で数名紹介したいと思います🌟
河村岳竜
右翼手。トップバッターながら強く積極的に仕掛けてくるのが魅力。縦に強く振りながらも、コンタクトを捨てずに打つ事が出来、結果として意図せず足で稼ぐ安打もある魅力的な打者。
五島幹士
チームのエース。特定分野の武器がある訳では無いが、直球はまとまりがあり、変化球も複数操る総合タイプの左腕。特に東海大会では、チェンジアップのような中間球が冴え渡っていました。
伊藤成大
一人目の河村と共に上位を打つ事が多い重要打者。振りの強さ、左右の打ち分け、変化球を拾うコンタクトはチーム随一で「逆転の大垣日大」の立役者。全国でもその打棒に注目。
以上です!
部外者はスパッと切りかえて、大垣日大に注目しつつ選抜高校野球を楽しもうと思います‼️