トルコ旅行記4日目 1月27日

 パムッカレで森のくまさんを歌わされるなどした我々は(歌わされたのは私1人だけだが)、本日640キロ走破ということで、またしても薄暗いうちにホテルを出発します。

 そう言えばホテルのマッサージ料金がユーロ表記でさ、特に何も考えないでお願いしたは良いけどユーロ持ってきてねえぞ…!?クレカはあるけど結局ここへ至るまで外貨支払いに使ったことなかったし、もし万が一支払いできなかったらどうしよう……などと怯えていました。が、請求は普通にリラでした。リラなんかーい。
 ちなみに、夜のうちにこの悩みをタケユキに相談したところ「なんとかなるしょ!」とのことだったので、有事の際にはなにか考えがあるのだろうか…心強いやつだな…さすが海外旅行経験者は違う…、などと思っていましたが、実際には特になんの考えもなかったことが後々明らかになっていくのでした!!!!!!!!!

 まずはコンヤへ向かい、最終目的地はネブシェヒルです。

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 なにもない荒れ地がどこまでも続く、日本では見たことのない風景。途中、Acıgöl(読み方わからん)という天然苛性ソーダの湖も見えました。

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 トイレ休憩で寄った売店で買ったトルコのリプトン。多分桃味。

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 荒涼さのレベルが違います。見晴らしのいい凍った平地の向こうに雪山が連なってて、寂しくも美しいところでした。全行程でかなりの距離バス乗ってたけど、この辺の景色が一番好き。

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 時たま山間の小さな集落を抜けます。売ってるのはイモ。

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 大きな道沿いの山頂にあるレストランで、地元風ピザをいただきました。クリスピーっぽい生地のひき肉ピザでくるくる巻いて食べるんだって。

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 そして唐突に味の素がログイン。最近現地の調味料メーカーを買収したらしいよ。どちゃくそ辛そうだったので私は使いませんでした!

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 ランチを済ませ、さらに走り、ようやくコンヤに着きました。コンヤは結構大きな街で人もいっぱいいて、それまでずーっと山道走ってたから「あっこの世界ってまだ街あったんだ〜」って思いました。

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 最初に寄ったのがインジェミナーレ神学校。写真だけ撮ってすぐ次。

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 車で数分のところにあるメブラーナ博物館に行きました。

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 遠巻きに見てもわかるくらい非常に美しい建物でした。薄い青がまためちゃくちゃオシャレなんだよなー!写真じゃ全然伝わんねーな…。
 ここはイスラム密教の指導者であるメブラーナという人が建てた施設で、死後は聖地になっており、観光する人とお祈りをする人が混在する不思議な場所です。内部のほとんどは博物館になっていて、施設にまつわるアイテムや宗教施設として使われていた頃の様子が展示されています。

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 イスラムの教えでは成立時からずっと偶像崇拝が禁じられており、代わりに文字による装飾が豪華な色で施されています。赤と金の組み合わせってめちゃリッチだな。
 メブラーナ教は密教だそうなので、一般市民に広く教えを説くというよりは、師匠から弟子へ厳格に伝えられていくスタイルだってことだと思うんですけど、ガイドさんいわく「イスラム教を基にした優しい教え」だそうで今もお祈りしにくる人が絶えません。お祈りする人は写真撮らないでねってことなので、必然的に天井の写真ばかりに…。

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 写本の展示もいっぱいあります。豆本みたいなすっっっっごいちっちゃいやつもありました。もはや肉眼じゃ読めないサイズ。祈りの力がそこまでさせるのか。

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 この箱のなかにはムハンマドのあごひげが入ってるんだって!ほんとに!?ムハンマドって、あの!?!??ガイドさんが言うには、ムハンマドの頭髪やヒゲは死後あちこちに分散して保管されてるそうで、ここにはそのうちあごひげ1本(1本!!!!!!)が伝わっているそうです。

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 ここで実際に暮らしてたひとたちの人形。精巧すぎてドキドキする。

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 そう言えば聖堂(?)の入り口の上に、こういう↑幾何学的な凹の変わった装飾がされてて、おもしろい飾りだなって思ってみてたら、この後の日程で見て回ったイスラム系宗教施設って結構入り口にこの装飾ついてるところ多くて、なんか意味あるのかな?掘るのめちゃ大変そう。
 あと、メブラーナと言えばセマーというダンスが有名らしくて、今ぐぐってみたらこの博物館で撮影された動画見つけたから貼っとく。

 スカートのボリュームがすごい。なんでこんな踊りなんだろ。なんでこういうことになってるんだろ。謎が多すぎる。

 そんな感じでコンヤ観光を終えまして、ここから更に東のネブシェヒルへ移動します。
 ネブシェヒルというのは今の地名で、古くはカッパドキアと呼ばれていました。初期教会史にもカッパドキアの三賢者というおじさんたちが出てきます。昔のペルシャ語で「良い馬」を意味する「カパトゥカ」が訛った地名だとガイドさんが言っていました。
 ネブシェヒルに限らず〜シェヒルっていう地名、トルコにめっちゃあるよねーって思って調べたら「街」っていう意味でした。

 日が暮れて、ようやく到着!本日のお宿はDILEK KAYAです。

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 左上のお椀に入ってる料理は、鳥のもも肉をなんらかのスパイスとともによく煮ましたって感じのやつでめーちゃ美味しかった。何味かは分からん…。サバのトマト煮も約束された勝利って感じの味でおいしかった。

 このクソカワにゃん動画は元気が出ないときや疲れたときに見ると猛烈な健康促進効果があり、今でも週末のキツいタイミングでふと「あっ…カッパドキアのクソカワにゃん見よ…」などと思い出して見返しています。

 そう言えばトルコでもミリオネアやってて、司会者がこってりおじさんだったので笑いました。全世界のミリオネア司会者ってどの国でもああいう感じのキャラが選ばれてんのかな!?

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 google翻訳の画像でいけるやつすごくない?翻訳後の文章まったく意味通じないけど、それにしたってすごくない!?

 明日は1日カッパドキア観光の日!!じゃねー。


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