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はじめまして

いっぽ、と申します。コツコツ、ちょっとずつ進んでゆく。そういうヒトなのでこういう名前を名乗ることにしました。

わたしは文章を書くのが好きで、今までいろいろな形で文字を書いてきました。文字を書くのはわたしにとっては呼吸をするくらい大切なものなんです。気持ちを整理したり、考え事をまとめたり。でも、中学生くらいまでは文章を書くのが大嫌いでした。それが変わるのは、高校に入ってからです。ですが、文章を書くようになったきっかけはまあ、のちに語るとして、「大好き」になったきっかけについてまずはお話をしたいと思います。

そのきっかけとは、万年筆です。今からひと昔と少し前のことです。

ある日、作家さんが原稿用紙にさらさらと文章を書いているのをテレビで見ました。その映像に、なにやらビビッときたんです。番組を見た次の日に廉価な万年筆を買いに走り、がむしゃらにノートに書き始めたのがひとつの始まりと言っていいでしょう。

万年筆は実に多くのことをわたしに教えてくれました。人のつながりもできましたし、職人さんと出会ったり、果ては大失敗して痛い目に遭ったり、つらいときも苦しいときも一緒にいました。楽しいこともあります。けれど、基本的に文字を書くというのは地味で延々と続く営みです。楽しくてペンが止まらねぇ! そういうこともまれにありましたが、少しずつ、自分の書いた量だけが紙に記されていくのです。

当然、パソコンのように文字が勝手に変換されて出てくるわけでもなく、分からない文字は調べなければいけません。しかしその過程を経ることで、文字や文への理解が深まったと思っています。

こうやって、文章をたくさん書いて、そして最近ではPCで文字を打つことが多くなりました。それでも万年筆は使い続けています。わたしは万年筆のおかげで文章を書く楽しさに出会ったのでした。

――というわけで簡単な自己紹介としてこの文を書きました。全く紹介されてない、文好きなことしか書いてないじゃないか。いやあ、ごもっとも。ただだんだんと文章を書いていけば、わたしの文の合間から自分というものが少しずつ伝わって、それが伝わる人が10万人に1人か、100万人に1人くらいはいるのではないかと思って書いていってみます。

どうぞよろしく。

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