擬人化されたSUBARU クロストレックのコマーシャル
車のコマーシャルではメーカー、もちろん車種の違いで様々なテーマ性を見出すことができます。今回はスバル自動車のクロストレック、「雪なら、クロストレック。走破性篇」30秒です。タイトルからも分かるように雪道での四輪駆動の走破性をアピールするコマーシャルです。大変興味深いのは車を擬人化したキャラクターとして位置付けたストーリーになっているところです。
最初のカット、いきなり別の車です。しかもお便り付きです。誰もいない森の中の雪道、女性が運転していた車が雪にスタックして動けなくなっています。
42歳女性「雪道でクルマが動かなくなると本当に怖いです。」
ローアングルで車輪が空転する様子を撮影。
動けなくて困った表情の女性のカット。ここまでの3カットでナレーションの声はこの女性だと分かります。しかも全体的に暗めで、日が暮れそうで不安を煽っています。
そこにクロストレックがやって来ます。4カット目にして主役の登場です。ヘッドライトが点灯しているので、見る人の視線を誘導します。通りかかっただけのクロストレックが救助隊のように見えます。
スタックした車の前にクロストレックが回り込みます。女性は自分の車を降りて横に立っています。もしドラマなら、クロストレックを運転している人のカットが入るはずですがこのコマーシャルでは入りません。あくまでも女性を助けるのはクロストレックだと強調するためです。
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