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DSカメラで蘇る平成

8cmCDなど何かと平成に執着している私。

「平成っぽい写真が撮りテェ!」と思い、高校時代のガジェットオタクの友人に聞いてみた。
そしたら、3DSのカメラが良いとの事。

そこから友人と早速実践してみることに。


・DSカメラの実力

私のDSは3DSの中でも初期型。
このターコイズブルーが懐かしい!

そして、撮影した写真がコチラ。

どうですか!?
このガビガビ感!

現在のスマホやカメラでは再現出来ない粗さ。
言われた通り平成らしい仕上がりに…!
そして、平成らしい被写体(ガンダムSEED)にはこの画質が良く似合う。

シングルCDの篠原涼子を撮影。
昔のパソコンで見るような画像だ…。

私が求めていたのは正にコレ!

比較用に他のカメラでも撮影。

PlayStation Vita
ミラーレス EosR50
iPhone11

PlayStation VitaはDSよりはキレイですが、まだまだ粗い…。
この感じも2010年位の雰囲気が感じられて中々イイかも。

iPhone11は文句の付けようが無い仕上がりですが、平成観や味は得には無く「記録用」と言った雰囲気。

ミラーレスはクリエイティブフィルター機能とかを使えば幾らでも雰囲気は演出出来ますが、画像の粗さはDSには設定を頑張っても到底及ばない!
(そりぁそうだ!)

4枚を比較

「当時の雰囲気を演出するには、当時のモノを使えばよいと言うこと」

なのかも知れないと比較してみて気付いた。

3DSの画素数は30万画素らしい。

2010年製のデジカメでも1200万画素。
2010年発売のiPhone 4Sでも700万画素と、同じ世代の機材の中でも控えめな数値。

どうやらドライブレコーダー(モノにもよるけど)とかの画質に近いようだ…。

・蘇る思い出

今回久々にDSカメラを開いたら、当時のコトを色々思い出した。

カメラのギャラリーには、私が小さい頃に撮ったモーターショーやスカイツリーの写真、今は会わなくなってしまった懐かしい友人達の写真が残っていた。

私が小学生の頃、3DSは全盛期だった。
学校から帰ったら真っ先に手に取るモノは3DS。
近所の公園に向かい、マリオカートやポケモンバトルをしたり、アホな事やっている友人を撮影したり。

スマホは当時最先端のアイテム。
子供がスマホを持つ事なんてあり得なかった時代だ。
そんな中、唯一カメラ以外で写真を撮ることが出来たのが3DSだった。
当時は街中やイベント会場で3DSで一生懸命写真を撮る子供が沢山いた。(勿論私もその一人)
現在もヘタクソながら写真を撮っているが、「見たモノを記録したい」と思うキッカケになったのは3DSなのかも知れない。

ガビガビ・ズーム機能ナシ!の3DSカメラでしか撮れない「平成の味わい」を久々に体験出来て面白かった。
ガラケーとか映るんですとか使って写真を撮ってみるとまた新鮮な懐かしさを味わえる気がした。


そして、先日のオートサロン。
友人はなんと3DSを持参。令和の世にも関わらず、スマホ、一眼レフに混ざってレーシングカーを撮影する姿は非常にシュールだった。
そして、3DSカメラの「カシャ!!」と言うデカいシャッター音。
彼の姿はDS全盛期の少年そのものだった…。

撮影を終えた友人は、
「俺がクルマの前でDSを取り出したら、後から観ていた外人がWow…!って言ってたのが聞こえた。ソレが快感だった。」と、満足げだった。

なんでも進化した現代だからこそ、敢えて古いモノを選ぶのもなんかカッコいいよなー。と思ったのであった。


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