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10月7日ムスメシ戦に向けて 7 現役最後と囁かれているらしいが、誰が言ってるか連れてこい

金曜日の夜にせっかくなので、ONE Friday Fights 34 ロッタン対スーパーレックを観ようと、おれたちのABEMA格闘チャンネルを眺めておりましたら、アナウンサーの兄ちゃんが「現役最後を囁かれる青木真也」と仰っておりました。(ロッタンスーパーレックは寝落ちしてしてしまって朝試合を見ました…)

僕としましては現役最後どころか、辞める気は微塵もないので、驚きと共に「現役最後と囁いていたのは誰なのか連れてこい」と思いました。僕には競技としての格闘技もありますが、そこに並走しているのが表現活動としての格闘技でもあるので、仕事として青木真也を語るのであれば、もう少し理解を持ってお話しして頂けるとお互いにやりようがあるのかなと思いました。

やるもやらないも僕が決めることで大きなお世話です。
20年間MMAファイターをやってきて、文字通り生き方になっているので、そう簡単にやめられないし、やめようと思わないです。僕の格闘技は競技であって、表現活動であって、生き方になっています。だからこそ、僕の言う強さは競技での強さではなく、様々な要素がある生きる力としての強さで、格闘技選手の考える強さとのズレがあります。

解説席に座っていらした大沢ケンジさんが「このマッチメイクは可哀想」と仰っていて、大沢ケンジさんの気持ちも考えも理解するし、一応同時期に格闘技選手をしていたことがある者としての言葉は理解した上で有難くも思いつつ、可哀相や哀れと同情を持って見てもらいたくもないです。これもまた大きなお世話だなと感じるし、そう思えているうちはまだ僕には燃料が残されているんだと思います。

「ユー、もうやめちゃいなよ」と心配して言ってくださるのもわかります。ただそこには妬みや嫉みを持っての声も一定数混じっていて、単純に冷やかしで面白がって心配した風に言ってくる層もいて、どこにでもある光景ではあるのですが、目の当たりにするとわかっていてもまあそれはそれでムカつくものです。近いところは暖かく見守ってくれて感謝しています。

僕にしかできない生き方と僕にしかできない表現だから、僕は僕の好きなようにやっていくし、幸運なことに青木真也を支持してくれる客と仲間が青木真也が転びようのないほどの質と量で存在してくれているので、僕は変わらずに懸命に積み上げていこうと思います。

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