「ブルージーンのヴィーナス」
Venus In Blue Jean - Jimmy Clanton
https://youtu.be/blBKa_Lz354
ナイヤガラーの間では、「風立ちぬ」の元ネタとされている曲。
ジミー・クラントンは「スワンプ系R&Bティーンエイジアイドル」という複雑系なシンガー。1958年にヒットした「Just a Dream」は100万枚売れたそう。ちなみに松田聖子の「風立ちぬ」は54万枚。というから……それくらいの位置関係。
まだブリルビルディングが出てくる以前の、ローカルな味わいがなんともいい。
歌詞は「彼女はブルージーンのヴィーナス、ポニーテイルのモナリザ……」と、しょーもない美句が羅列された深みもなにもないものだが、でもそこがいい、のだそうだ。作詞家ハワード・グリーンフィールドはニール・セダカのパートナーで「カレンダー・ガール」や「おお! キャロル」も彼。他にもコニー・フランシスの「間抜けなキューピッド」や、キャロル・キングと組んでエヴェリー・ブラザーズが歌った「クライング・イン・ザ・レイン」も彼の詩。
ちなみに松田聖子のほうは松本隆。
曲を作った大滝さんはこの曲を1回だけ、1981年12月3の「ヘッドフォンコンサート」で歌ったことがある。この音源は2016年の『DEBUT AGAIN』で公式発表された。
コンサートの観客は全員がヘッドフォン持参。現場でソニーのFMウォークマン(FM波のステレオトランスミッター)を渡され(2人に1台)、隣の人と飛んでくる電波と聴いていたという、常識では考えられないようなコンサートだった。
大滝〜ソニー〜ウォークマンというつながりはあったにせよ、まったく不思議な時代の出来事だった。
大滝詠一 - 風立ちぬ
https://youtu.be/otDSctkpuao
#My Analogue Channel "Juke Joint"
https://www.youtube.com/playlist?list=PLsZr3CEM4K95Au2LMbpUsmK3-z3TNBGM0