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レコ屋はじめます(レコはじ)11

■レコードについて「読む」のは好きですか?
唐突だが、検索エンジンを信じていない。
あれは自分が知りたいことを検索する「体(てい)」で、見せられたいものや買ってほしいものをクリックさせるようにできている。
これはいまさら始まったことではなく、マックス・ホルクハイマーとテオドール・アドルノが1947年に書いた「啓蒙の弁証学」ですでに指摘している。……まあ、とりあえず……
彼らは「文化産業が支配的な現代において、消費者の感性そのものがあらかじめ製作プロダクションのうちに先取りされている」と書いた。
要は「暇ができた連中がその暇を消費しようとする欲求を逆手に取って、そいつらに暇つぶしを売りつけるのが文化(情報)産業なのだ」ということ。
だからグーグルのアルゴリズム(なんだそれ?)は、あなたの検索ワードと履歴から「こいつに与えればなにがしかの利益が生まれる情報」を提供しているわけだ。コマーシャルを見てものを買う、TV番組の「〜話題」とか「〜ランキング」で購買行動を決める。これらはみんな「奴らの手口」なのだ。

こんな感じで書いたものを上げてます

■商品説明が極端に偏っています
ところが、レコ屋はこの文化圧力が低い場所だった。エサ箱に収まったレコードをめくりながら、自分の記憶と感性(と値段とコンディション)でレコードを選ぶ。そこには「趣味は個人個人の領域」という不文律があった。
気になる盤があればPOPを読み、以前は国内盤の解説を引っ張り出してしっかりと読むことで、それが欲しいかどうか、判断できたのだ。
だから、自分もいまだにレコードを聴きながらその盤について検索し、知らない情報を読むのが好きだ。これは付加価値。音楽を深く聴き、楽しむための方法だと思っている。
そこで……。
レコードマニアの商品説明はとても長い。
しかも偏った、個人的な見方で書かれている。
これはなんのことはない、Facebookのグループに投稿した記事を載せているからだ。僕がその盤を聴いてアップしたときの印象、意見、考えがそのまま説明になっている。
他の、Wikiを(下手すればレコード会社の宣伝文を)コピペしただけの商品説明と一線を画す。
「レコードマニア」を名乗るには、これくらいの気概が必要だと思った。それ読んで買う人がいれば嬉しい。まあ、読まなくても実際の音源をつけてあるんだから、邪魔にはならないだろう。そういう面白さがあってもいいと思う。
だから、買わなくても読んで聴けて、というサイトが、おまけでレコードも売ってる。盤がなくても気に入ったら、他でCDでもどうぞ買ってください。
そんな意図で、売れた(手放した)レコードも全部リストに載せるのだ。

サイト紹介してませんでした(笑
よければ見てください。
https://www.recordmania.shop/


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