レコ屋はじめます(レコはじ)6
■コ・ン・セ・プ・ト・ッ
サイトを始めるにあたって、自分なりのルールをまとめてみた。
1 商売じゃない
仕入れがないから原価がわからない。値段は肌感で「自分ならこれくらいで手に入ると嬉しい」を基準にした。
原価がないから、これも固定じゃなくて、やりとり次第で売値を変えたい。譲ったほうも、買ったほうも、満足できる、という。これは商売とは違うと思う。
2 客じゃない
だからこっちとそっちは対等であるべき。枚数ほしいけど金がなければ、交渉すればいい。なぜ必要か、どうして安くしてほしいのか、教えてくれれば「考慮する」ようにしたい。
気に入らなければ譲らないし、仲良くなればあげちゃうかも知れない。
勘違いして神様ヅラする人を断固拒否できる環境を作りたい。
3 商品情報はない
僕は通販サイトの商品情報が嫌いだ。特に状態のランク付けが鬱陶しい。
なんで傷盤がVC+(ヴェリーグッドプリュス)なわけよ? ミントってなに?
音の良さは再生機によっても違うし、調整によっても変わる(反り盤だって針圧重くすれば聴けるものもあるし)。
なので、基本盤の映像と実際の音を1曲以上、Youtubeに上げる。その音で、自分で価値を判断してもらう。
これは「手放しても曲を聴ける」という自分へのご褒美でもあり、資料としても残る。
4 販売品はない
サイトの商品は全部「Sold Out」になっている。
売り切れだけど、ブツはある。ブツが欲しいなら、連絡がほしい。
そこで the BASE(ベイス)の仕組みの「再入荷のご連絡」にメルアドを入れてもらう。僕はそれを見てメールを送る。そのメールに返事をもらう……。というコミュニケーションの方法を用意した。
最低限、こうしたやりとりはしたいじゃない?
もちろん、相手の態度によっては譲らないこともある。Sold Outなんだから、しょうがないよね。
5 ノウハウを公開する
この仕組みは自分なりに考えたもの。設備投資も(好きでやったことを除いて)ないし、ランニングコストもかけない。
だから、サイト設置のノウハウは(これも話が合えば)全部タダで公開する。
それぞれが、自分なりにレコを売り買いできれば、コレクションの機会が広がると思うからだ。
サイトには「トレード/WANT」も設けた(使うかどうかわからないが)。
手放すだけでなく、欲しいものも同じように情報発信できれば、それにこしたことがない。こんなサイトを何人もの人がやって、コレクター環境が充実すれるというのが、いちばんの目的でもあるのだ。
なぁんて、まだ理想論でやれるけど、実際にはいろんなことあるんだろうなあ。
でもオートマチックに売るサイトにしないことで、大部分のトラブルはさけられるんじゃないか、という見通しなのだ。
サイト紹介してませんでした
(笑よければ見てください。
https://www.recordmania.shop/