離島の元小学校でノスタルジックな夏ワーケーションした話
きっかけは祖母からかかってきた間違い電話でした。
めったに電話のかかってくることのない祖母の番号から着信があり、何かあったんじゃないかと慌てて出たところ、「間違ってかけてしまった」とのこと(電話帳の1番上に「あ」からはじまる自分の名前があって誤ってボタンが押されてしまったようでした)。
祖母の家は離島のためやや行きづらい場所にあり、コロナ禍もあって6年ほど帰省していませんでした。ひさしぶりに祖母の声を聞いて、今年の夏こそは帰省しよう、いつごろなら帰れるだろうか…と交通機関のサイトなどをいろいろと見ているときに気がつきました。
ばあちゃんの島、いつのまにかめちゃくちゃワーケーションの整備されてる!
仕事はリモートワークだからコワーキングスペースがあれば大丈夫だし、泊まる場所は祖母の家がある!と思い立って、この夏帰省を兼ねて行ったワーケーションをレポートしたいと思います。
ワーケーション先は大分県姫島村
祖母の家があるのは、大分県の国東(くにさき)半島にある姫島。大分県唯一の村で、人口2000人弱の小さな島です。自宅からは電車とバスを乗り継いで4時間ほどかかります。
国東半島にある伊美港からフェリーに乗って約20分で島に到着です。
自宅より快適なコワーキングスペース
姫島の「ITアイランド構想」
姫島では「ITアイランド構想」として、IT企業の誘致や移住者のサポートを中心に、コワーキングスペースの整備など様々な取り組みが行われています。
コワーキングスペースは元小学校
今回利用したコワーキングスペースは学校の旧校舎を利用してつくられたもの。
向かいには姫島に進出したIT系の企業が入居しているオフィスの建物も。筆文字の看板がゆるい雰囲気です。
いたれりつくせりな設備
建物の1階部分にトレーニングルームなど村民向けの施設、2階部分にコワーキングスペースとして利用できるスペースが全部で3つありました。うち2つのスペースをドロップインで利用することができます。
広い方のスペースは約20席。コピー機にシュレッダー、大型モニターやWEBカメラも自由に使うことができます。
狭い方のスペースは12席。滞在中はこちらの部屋で作業をしていました。他の利用者の方がいなかったのでずっと貸し切り状態で静かだし、冷房完備で涼しいし、ネット回線も高速!自宅よりも快適でした。
給湯室には冷蔵庫や電子レンジもあるため、持ってきた飲み物がぬるくなって困るということもありませんでした。
利用料金はなんと1日で500円。1時間じゃなくて丸1日利用して500円。安すぎる…!
ワーケーション中の1日
朝起きてから
朝6時くらいに起床。祖母は叔母と2人暮らしで、犬が2匹います。朝ごはんの前に犬の散歩に行ったり、ひとりで近くの波止場でぼんやり海を見たりしました。
コワーキングスペースへ出勤
朝ごはんを食べて、祖母と一緒にNHKの連続テレビ小説を見てから出勤。始業まで時間があったので毎日別ルートで遠回りしていました。海の近くで家から持ってきたコーヒーを飲んだり、文庫本を読んだり。
お昼休憩
お昼は一旦祖母宅へ帰宅。コワーキングスペースから家までは徒歩5分の距離です。何時ごろ戻るよ、と祖母に伝えていたので毎日時間ぴったりにお昼ごはんを用意してくれていました。戻る前には、お店に寄っておやつを買ったりも。
勤務中
隣が小学校で夏休みでプールや体育館に来ている子どもの声が遠くに聞こえたりして、まるで学校で授業を受けているような気分にもなりました。コワーキングスペースは静かで、仕事にも集中して取り組めました!
夕方になると放課後みたいな空気に。通ったことのない小学校ですが、どこかなつかしい気持ちになりました。
帰宅後
仕事が終わってからは、祖母と一緒に晩ごはん。そのあとは祖母と一緒にテレビを見たり、また海沿いを散歩したりして過ごしました。星もすごくきれいで、何もしていない時間を存分に楽しむことができた気がします。
ワーケーションを終えて
毎日島のいろんな場所を歩いていましたが、自転車でそばを通り過ぎようとした島のおじいちゃんや、役場で働いている方、畑仕事をしている方など、すれ違う人みんなが大きな声で挨拶をしてくれるのも、はじめはとてもびっくりしましたが嬉しかったです。帰るまでには自分から先に挨拶できるようになりました!
祖母の家でもパソコンやスマホは使えたのですが、不思議と普段みたいにネットや動画を見ようという気持ちにはならず、滞在中は仕事以外ではずっと散歩をしたり、海をながめたりして、本当にのんびりした時間を過ごすことができました。
今回は夏の帰省を兼ねての滞在で、行くまでは少し不安もありましたが、働くのにもゆっくりするのにもぴったりのワーケーションでした。またぜひ近いうちに行きたいなと思っています!
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