【33】フィクションで泣くのか、ノンフィクションで泣くのか。
ある日、
お風呂上がりのチェルちゃんの髪を
ドライヤーで乾かしていると…
『お母さんってさぁ、
発表会とか、
はじめてのおつかい(TV)とか、
すぐ泣くから、涙もろいよねー!』
と言ってきた。
私は、
『そうかも。チェルちゃんから見て
泣き虫なお母さんに見えるんだね(^o^;)』
と言うと…
チェルちゃんは
泣き虫じゃなくて
な・み・だ・も・ろ・い・の!!!
泣き虫は子ども!!
大人は涙もろいでしょ!!
と言った。
いつの間にか、
虫のボーダーを切っていたのね!
大人って。
そんな、もろい大人な母のお話。
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ある日、チェルちゃんが学校で
本を借りてきた。
チェルちゃんは本が好きなので
毎週借りてくる。
そして、待てずに
帰って来てすぐ、読み始めるタイプ。
その日も例外なく、
さっそく開いて
ソファで読み出していた。
タイトル
"おかあさんキライ"
うわー。
表紙にパンチのきいたおっきな文字。。。
えーーー!!!!
おかあさんキライなん( ;∀;)?
なんでこんな本を借りるん(((((゜゜;)?
おかあさんキライなん?
(涙目)
チェルちゃんが
明らかに
凹んでいる私の顔を見て言った。
『そんなわけないでしょう。
チェルちゃんは
おかあさんがキライな気持ちが
ぜーんぜん分からないから
なんでかなーと思って借りてきたのよ。』
(更に溢れんばかりの涙目)
ノンフィクションじゃなくて
フィクションの話だったのね。。。
せっかちで
早とちりして
おかげで
2倍の情緒が押し寄せてくる。
"哀し涙"に
"嬉し涙"。
涙もろい私は
喜怒哀楽の切り替えレバーも
これまた、もろい。
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#ノンフィクション #フィクション