【27】想いを届ける。
チェルちゃんが1年生最後の参観日。
コロナの影響で
少人数ずつ分かれて
工夫されていた参観日。
けん玉や跳び箱など
1年間で出来るようになったことの発表だった。
チェルちゃんは
歌と跳び箱だった。
前日、チェルちゃんは
私に言った。
『前に出て、1人で歌うからね!』と。
恥ずかしがり屋で
人見知りなチェルちゃんが
凄いなーと思った。
コロナの影響でたくさんの事が
制限されている中でも
やっぱり
学校に行くと
様々なものを
見て、聞いて、
身体も心も
成長している。
私は
『すごいね!明日楽しみにしとくよ!』
とエールを送った。
すると、
『本当はね、2人とか3人でみんな歌うの。
でも、チェルちゃんは1人で歌うの。』
と言った。
『へぇーどうしてチェルちゃんは1人なの?』
素朴な疑問をぶつけてみた。
すると
『だって、みんなで歌うとさ、
誰の声か分からなくて
お母さんにちゃんと
チェルちゃんの歌が
届かないといけないからだよ。
だから1人で歌いたいって
先生に言ったんだよ。』
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うん。
明日の発表の前に
出来るようになった発表が
すでに、もう
あったね。
チェルちゃんの気持ち
その暖かい気持ちが
成長の証だよ。
"ありがとう"
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よく音楽会の合唱の練習で言われたなぁ。
声を届けましょう。
歌にのせて想いを届けましょう。
って。
母さん、今ごろ知ったよ。