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【MIL】Devin Williamsのトレードを超駆け足でまとめる

前回のnoteで「12月になったら大きな動きがあるだろう」と記しましたが、ブルワーズはDevin Williamsの放出で一年を終えました。


12/13にブルワーズはヤンキースにDevin Williams(残り1年・来季年俸予想$7.7M)を放出。見返りで獲得したのは先発のNestor Cortes(残り1年・同$7.7M)と内野のCaleb Durbin(残り6年)。プラスで金銭$4.5Mを受け取った。

サウスポーのCortesは今季31試合(30先発)に登板し9勝10敗/防御率3.77。ブルワーズはPeralta、Myers、Civale、Woodruffに次ぐ5人目の先発を探しており、かつ今季先発30試合以上投げたのはPeraltaのみ。Cortesの獲得は安定したローテ投手を確保したという点で良い補強となった。


また、ブルワーズはエリートスタッフを有さない投手に、マウンドの立ち位置やアームアングルを変えたり、複数の速球を習得させたりして、彼らの能力を最大限引き出すことに長けている。豊富な球種レパートリーを持ち、自由自在にアームアングルを操作して投げる器用な一面はこの育成方針にうってつけだろう。加えてAdamesに代わるクラブハウスリーダーとしての役割も期待されている。


Durbinは24歳の内野ユーティリティー。身長168cmという非常に小柄ながら今季は1A~3Aで90試合に出場しOPS.839/40三振/54四球。AFLではリーグ記録を塗り返る29盗塁をマークした。優れた選球眼、守備、走塁を有するDurbinは今のブルワーズにフィットするだろう。


ちなみに、彼はウィスコンシン州の州境に近いイリノイ州で育ち。20年と21年にはウィスコンシン州内にあるNorthwoodsリーグのFon du Lac Doc Spidersというチームでプレーしたが、同じリーグにMurphy監督の息子(Kai Murphy)もおり、監督はDurbinのことを認知していたそうだ。


内野のAdamesがジャイアンツに移籍しショートが空いた現状、Durbinがそのスポットに収まるとみられる、、、とは一口には言えない。Turang、Ortiz、Dunn、Monasterioなど内野を複数守れる若手は山ほどいるうえ、昨年はFrelickを三塁へコンバートするプランも挙がっていた(Mitchellが怪我しておじゃんに)。Murphy監督も判断はスプリングトレーニングと語っている。


きちんとトレードの考察をしたいところだが今回はこれでおしまい。個人的にトレードや補強は総合評価だと思うので、ひととおり揃ったら考察したい。




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