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【MIL】Crew’s CLUE ④ 〜6月総括〜

ブルワーズ担当のあなんです。
前回のBurnes分析noteが爆ハネしてビビり散らかしました。あんなやっつけnoteを皆さんに読んでもらえたなんて嬉しいやら恥ずかしいやら。

はじめましての方も多いと思うので、改めて自己……はじめましての人なんていないか。だって、Burnesのとそれ以外のでビュー数が2ケタ違うんだもの……


さて、今回はブルワーズの6月を振り返ります。
6月は先月離脱した怪我人の影響をモロに受けた月で、非常に厳しい戦いを強いられました。

6月の戦績

6/03 vs SD 13
6/08
 vs PHI 03
6/11
 vs WSH 12
6/15
 vs NYM 12
6/18
 vs CIN 30
6/21
 vs STL 22
6/25
 vs TOR 21
6/29
 vs TB 20

25試合を12勝13敗。6月前半は負けがこみ、一時STLに首位を明け渡しましたが、なんとか首位を奪い返しています。

先発ローテ、崩壊

5月下旬にWoodruffPeraltaが離脱したため5人ローテに再編成しましたが、これが見事に爆死。1年目のAlexanderを除き、4人とも試合を作れずじまい。緊急でMINから獲得したChi Chi Gonzalezは、3試合連続43失点というMLB記録をたたき出す始末(7/13にDFA)。とにかく6月中旬まではバタバタの先発ローテでした。

6/1  6/20
Burnes3試合 14イニング 10失点
Lauer
3試合 17.1イニング 15失点
Houser
4試合 21.2イニング 12失点
Ashby
3試合 15イニング 14失点

Alexander
4試合 22.1イニング 6失点

不調の原因はおそらく、6/6まで続いた18連戦の疲労を蓄積したまま中4日ローテに突入したからでしょう。正直、仕方ありません。タイミングがあまりに悪かったです。

それでも6/21からの首位攻防4連戦はBurnesAlexanderで2勝をもぎとりました。ほんとぎりっぎりのチーム状況だったのでホッとしましたね。

7/10現在のローテはこんな感じ。

ローテ
C.Burnes
B.Woodruff(5/28 OUT6/27復帰)
E.Lauer
A.Ashby(6/17 OUT 7/1復帰)
J.Alexander

IL
入り
A.Houser(6/30 OUT→ 15dayIL入り)
F.Peralta(5/22 OUT → 60dayIL入り)
Chi Chi Gonzalez(6/14加入、7/13DFA)

Houserが6/30にIL入りしましたが、WoodruffがTB戦で復帰。さらに、Peraltaの復帰が想定より早くなるという知らせも。8月頭には開幕ローテ陣が揃い踏みするのかなって思います。

続いてリリーフ。
少しずつHPを削られている感じがします。Devinこそ月間防御率0.00ですが、Hader、Boxberger、Gottにバタバタする投球が目立ち、このままで終盤持つのかと心配になります。

今月最も躍動したリリーフはHoby Milner11試合に登板して12奪三振1失点。三者凡退で抑えたケースこそ少ないですが、点を与えずに次のリリーフへ繋ぎました。


相変わらずの野手

チャンスで打てません(通算n度目)。チーム別打撃成績を見ると真ん中より上にランクインしますが、正直詐欺です。再建チーム相手には滅多打ち、コンテンダーには沈黙。この件は別でnoteにしようと思います。

悲報といえば、6/19にLorenzo CainDFAされました。Cainは18年にFAでKCから移籍して、ポストシーズン進出の立役者となった正中堅手。今年は打撃面が不調で、Tyron Taylorにポジションを奪われていました。そのなかでのDFA通告。MILの功労者というのもあり、とても悲しい別れになりました。


吉報は、開幕直前に出場停止処分が下ったPedro Severino捕手が復帰しました。捕手は既にNarvaezとCaratiniで埋まっているので、しばらくはファーストでTellezと併用されるとみられます。

月間MVP

Jason Alexander

Alexanderがローテ崩壊の危機を救いました。月間成績は5試合に先発して2勝0敗。6月末にリリーフ登板で失点を重ねて防御率が3.21から3.82に悪化しましたが、1年目にしては十分な活躍です。

Alexanderはいわゆるゴロピッチャー。平均92mphのシンカーに加え、80mph前半のスライダーチェンジアップを組み合わせたピッチングでゴロを量産します。MILのローテは速球で押す投手が多いので、異色のタイプですね。

課題はコマンド。シンカーが落ちない、スライダーが浮いたところを痛打されるシーンが多くみられます(Seiya Suzukiに一発を浴びた球は仕方ない。あれはSeiya Suzukiを褒めるしかない)。

リリーフが疲弊している現状、Alexanderにはとにかくイニングを食ってほしいです。MILの先発にみられる、「本調子でないと、速球をファールで粘られて球数が嵩む」というシーンが彼にはありません。変化球のコマンドを身につけて6回を3~4失点で投げ切ってもらいたいです。

展望

7月の試合日程はこんな感じ。

6月末には「PITとCHCの10試合でしっかり勝ちを積んでから、コンテンダーのMIN・SFとの戦いにつなげよう」と意気込んでいましたが、まさかの10試合で46敗の負け越し。先行きが非常に心配です。

トレードデッドラインですが、今年も買い手になります。Josh Bell(WSH)、あるいはTrey Mancini(BAL)を獲得できたら万々歳ですけど、Stearnsの動きを私は読めません。春はRosarioやSolerなどが市場にいるなか、McCutchenを獲得したお方です。打線の補強が至上命題なのは十分理解しているはずなので黙って待ちます。いい意味で期待を裏切ってくれるでしょう。


あと、オールスターにCorbin BurnesJosh Haderが選出されましたね。

Haderは家族の時間を優先するため(子どもが生まれたばかり)辞退を表明しましたが、Burnesは出場します。MIAのAlcantaraを凌いで先発投手に選ばれるといいですね。

今回は以上です。
最後までありがとうございました。

サムネ


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