サッカーの動画編集をしたいと思って考えていること。①

この文章は、サッカーの動画編集をしたい!したい!と思いながら、実際問題そんな時間もとれないのがわかっていたので真面目に調べてこなかった人間が、ちょっと時間が作れそうになった(本格的に興味がわいた)ので準備をしはじめたことを書いていきます。

動画編集に興味をもったきっかけ。

実はここはなんてことなくて、動画編集がしてみたいという欲求は昔からありました。20年ぐらい前になりますが、当時の僕はアイドルが好きでした。主にネット上で知り合った人達にはいろんな人がいて、一部の人達が動画編集をしていました。どんな動画かというと、ほとんどはテレビ番組を切り貼りした動画です。その頃は音楽番組が非常に多かったため、例えば大人気だった松浦亜弥さんというアイドルをおっかけようとすると、180分VHSテープをEPモード(3倍)で録画しても1週間で埋まってしまうかな、と言った感じでした。

すごいですね、20年前は当たり前だったことが、もはや180分のVHSテープというものもEPモードという単語も伝わらない人がいそうです。これはつまり、標準で180分まで録画できる記録媒体を利用して540分(9時間)の記録をしてましたよ!ってことです。
この手法は、当時のビデオテープは大変にかさばるのでなんらかの映像を残すことを趣味にしていた人達にとっては常套手段でした。今より一人(1グループ)のアイドルのテレビ露出が半端なかったと思います。
なお、この頃はすでにDVDも出ていて、DVD-RだのDVD+RだのRWだの、色んな規格がありました。

詳しくは下記をご覧ください。
https://www.sony.jp/support/vaio/beginner/howto/009/

レンタルビデオ屋さんでは、VHSとDVDと二種類おいてたんですよ。今はDVDとBlu-rayの二種類があったりしますね。

話が脱線しましたが、自分の知人達が作っていた動画というものは、ほとんどは音楽番組やバラエティ番組を録画して目的の部分だけを拾い集めてつなぎ合わせるといったものでした。一部の人(動画編集を仕事にしてる人など)だけがテロップいれたりしてたように思います。

ちなみに、編集した動画を記録していたメディアは、ほとんどCD-Rです。多くても700MBまでしか記録できませんでした。最初は、一枚1000円とかだったなぁ。。。台湾のメーカーが価格破壊を起こしたんだっけかな、でも、DATに記録する人とかもこっそりいたよね。なんだか懐かしい。

さて、動画編集するためにはそれなりに機材やら環境やら知識やらが必要で、割とお金を突っ込まないと出来ませんでした。今でも十分にお金が必要だと思うし、なんなら当時より実質的にお金がかかるようになったようにも見えるのだけど、かなりのハイレベルな環境を比較的手の届く価格で手に入れられるようになった、ということですかね。当時は、素人が扱えるものをプロ用のものは性能も価格も尋常じゃない開きがありました。知識は今の方が圧倒的に手に入れやすいです。

自分は動画編集をしたいなと思っていたものの、そこまでお金を出すことが出来ず、なんとなく人の家にいって編集のまねごとなんかをしてるだけで、むしろMIDIいじるほうが好きで、家ではSK88PROをつないで遊んでました。

さて、それ以降はいろんな場面で動画を見る機会が増えました。20年前だと、動画っぽいものはほとんどがGIFかFLASHだったんです。こんなに(MPEGなどの)動画がネット上でひょいひょい落とせる世の中になるとは!(むしろ、拡張子やCODECの知識がなくても動画を見れる日がくるなんてw)

そうこうしてるうちに2005年にYoutubeが始まり、その一年後にはニコニコ動画が始まります。当時はYoutubeはまじめな動画が多くて、ニコニコ動画は著作権ってなに?といった動画が数多くアップロードされていました。ここでまた動画編集してみたいなーとうすうす思いつつも、他のこと(オンラインゲーム)のほうが大事だったので、手は出しませんでした。

時はたち、仕事でも動画編集できたらいいなーと思う場面は多々あれどちょっとした切り貼りをする程度でごまかしてきました。
そして、2,3年前にサッカーの指導者になったのをきっかけに動画編集に俄然興味がわいてきました。

やっと、動画編集にあたって考えてきたことを書けます。

サッカーの記録方法

さて、上で書いてる通り、サッカーを撮りたいんですよ。これがまた難しい。色んな人に相談してきました。しかし、なかなか明確な答えは得られません。

カメラを電柱にくくりつけてます!
やぐらをたててます!
スタンドからとってます!
ソニーのカメラです!
iPadです!

まず、環境としては公共の施設を借りているため、大がかりなことは出来ません。中には「手間はかかるけどサッカーをちゃんと教えるなら諦めないでやるべき!」みたいな意見も伺いましたが、週末限定のお父さんコーチでそこまで突っ込めませんでした。ただ、横からとってる映像は子どもの記録にはいいかもしれませんが、サッカーを見るとなるとなかなかにして役不足なのは明確なため、高いところから撮る夢が捨てきれませんでした。

そこで探したのが、これです。


これはすごいです。
めっちゃ高い三脚。これ、7.5mまで伸びるものがあるんですよ。一般的に建物は3m/階と言われてますので、だいたいマンションの3階のベランダに立ったときぐらいの目線で撮影できると思ってください。

めちゃくちゃ悩みます。もうこれ買えばいいんじゃないか、と。

しかし、いまひとつ踏ん切りがつきませんでした。記録をするカメラが定まってなかったんです。当たり前ですよね。カメラがないのに三脚だけ買ってどうすんのと。

カメラと温度の問題

実は趣味で一眼レフをやっていたので、多少なりとも知識はあったんです。それがまた躊躇を生むきっかけになっていました。

これを思い悩んでいた当時は夏でした。ここ最近の夏はとにかく暑い。ケータイやタブレットは屋外で使おうとすると熱にやられてまともに動かない。
一眼レフなんかも、あまりに高温な環境で使うのはやや心配になります。特に、ビデオカメラは手持ちで温度を確認したりせず、炎天下の中に放置することになります。すごい温度になってしまいそうです。そもそも、ビデオカメラは撮ってるだけで温度がぐんぐん上がってしまうものです。

カメラ関係で温度のことを調べてきたのは、ほとんどの場合は寒冷地でどうやってバッテリーを持たすのかという話ばかりだったのに、ここにきてカメラの暑さ対策を考えることになるとは思いませんでした。

自作でヒートシンクをつけたり、あの手この手でカメラ自体が発熱して起きる「熱暴走」を予防する手段は出てきますが、炎天下でどうやってビデオカメラを使うかという話はあまりありません。
あんまり問題にならないのかな?とも思いましたが、家にあるビデオカメラで試して壊れたら面倒だし、、、、、と、いったん自分の頭を冷静にして考え直してみました。

他にも検討することはあるんじゃないかと。

画角の問題とドローンとの出会い

うちには子どもがおりまして、一般的な子どもがいる家庭と同様に赤ちゃんのころや運動会、お遊戯会など、ことあるごとにビデオカメラを使う機会があります。そう、ビデオカメラはあったんです。

でも、困ったことが起きます。一般的に売られているビデオカメラ、ほとんどはいかにズーム機能をつけるか!という部分にfocusが当てられていて、広角で映像を記録することはあまり得意ではないんですよ。

そしてまた行き詰まります。

そこで探しに探して出会ったのが、ドローン。
たまにサッカーの中継を見てると、真上から撮ったような映像がありますよね。あれって、ワイヤーカムっていって(スパイダーカムともいう)、競技場の上にワイヤーを通してそこをカメラが通って撮影してるんですよ。
でも、ワイヤーは張れない!
そこでドローンです。いい記事あったので見てください。


広いコートを使って行われる球技は、どうやっても選手全員がうつることはほとんどありません。特にサッカーで全員うつそうとしたら、GKからGKまで移さなくてはいけません。それはなかなか難しい上に、そういう撮影をすると誰が誰だかわからなくなります。一部の人にはとっても面白い映像なんですけど、多くの人にはまったく面白くないですよね。

でも、なるべく全員、誰がどこにいるかわかるように、そうやって高いところから広い画角で映像を撮影する努力をテレビ局も日々してます。
ドローンは画角が広いカメラを搭載していくることが多いです。

そして、ドローンも決して安くはないんですよ。買おうと思ったものの、色々調べます。まず、法規制が厳しいことが判明します。
たぶん、公共の施設で人が大勢いるところではそもそも使えない。
いきなり行き詰まりましたが、そこは使用機会を限定すればなんとかクリアできるかなと思いつつ、さらに調べます。
すると、いくつかサッカーの練習や試合をドローンで使ったよ!という話を見聞きすることがありました。
高い位置から撮影できて、方向も自由自在、画角も広い、、、、これはいいことしかない!!と興奮してきます。

しかし、いくつかの問題がありました。

撮影時間が短い
→長くても30分ぐらい
操作する人が必要
→ホバリング停止させてても、風などの障害があるので
ボールに当たる、落下する
→危険な上に破損リスクが高い

これはもう断念です。
愛しのドローンちゃんは、別の用事で欲しいけども、どうもサッカーの撮影にはなかなか向かないらしい。
でも、諦めきれず、比較的安価のドローンを購入してサッカーの撮影はしてみました。

80gで非常に軽いため、弱い風にも吹き飛びそうになりますが、スマホとつないで動画も13分ぐらい撮れます。あと、スマホの問題なのか、動画の通信が安定しないために飛び飛びの動画になってしまいます。
動かすのわかるのですが、ドローン自体は音がけっこうすごいので、そもそも試合の撮影に向いてないなと使ってみて思いました。

遊ぶのに十分使えるので、けっこうおすすめです。

先ほど紹介した「高い三脚」のBi Rod、よくHPをみると「ドローンより手軽に空撮」って書いてありますね。そもそも、あれって三脚じゃなくて本来は一脚らしいです、今きづきました。

アクションカメラで決まり!

さて、記録するカメラが定まらないと先に進めません。
しかし、ここ最近、アクションカメラが画角が広くていいんじゃないの!?という思考に至りました。いくつかありますが、候補は二つ。

まずはこれ、アクションカメラの先駆け、GoPro。
メットなんかにつけてエクストリームスポーツの映像を記録してるのを初期のころによく見ました。正直、あんまり画質がいい印象がなかったんですよ。アクションカメラは最初から考えてなかったんです。でも、なんかのきっかけで「これがいいんじゃ?」と思うようになりました。
アクセサリー類が多くて汎用性も高そうです。

そしてあとひとつ。

こちらは、先ほど紹介したドローンを作ってるDJI社のアクションカメラ。
ドローンで培った広角の映像記録と3軸ジンバルを搭載した手ぶれ防止機能が売りのようです。GoProに比べてちょっと形状が特殊ですが、これはこれで魅力があります。

さてここで新たな問題が出てきました。
Bi Rod、どれくらいの重さのカメラがつけれるの?
三脚の耐久性とカメラの問題は非常に大事で、例えば様々な場面でフレキシブルに使える三脚として有名なゴリラポッドなんか、ものによっては重いカメラは耐えきれません。

足の部分がぐねってしまうんですよ。
まあ、これは特殊な例としても、華奢なものはレンズとあわせて1.5kgとかなる一眼なんかは支えきれません。
Bi Rodなんて、7.5mですからね。水平にしたら、思いっきりしなりそう。

はい、ちゃんと疑問に答えてくれてます。
7.5mの場合は、300gまで!
あと、材質がカーボンとグラスファイバーでどれだけしなるよ!とかも載っています。

GoPro HERO8  126g

DJI OSMO Pocket 116g

はい、これは合格、二つとも使えます。
でも、これを調べていると衝撃的な事実が判明します。

防水機能がないとのこと。
これ、調べ方の好き嫌いはあると思いますが、自分は紹介サイトなどはかなり見ています。公式だけだと、けっこう重要なスペックの差を見逃します。色んなサイトでみて、最後にもう一回公式で確認します。けっこう、みんな勘違いしたまま書いていることがあります。僕の文章も、どこかしら勘違いしてる部分もあるかもしれません。

比較対象はDJI Osmo Actionのほうが適切ですね。こちらは、124gで防水機能も付いてます。

二つの比較は、いろんな人がやってるので調べてみてください。
調べていてわかることは、フロントモニターがついてるDJI OSMOのほうが自撮りには便利そうだな!ということぐらいで、性能差は好み程度の問題に感じます。ただ、Go Pro HERO8のほうが1万円ぐらい高いんですよ。たぶん、画質はGo Pro HERO8のほうがいいです。操作性やカジュアルに使うことを考えたら圧倒的にOSMO actionがいいと思います。

ただ、決め手は、画角の広さでした。

動画編集の下準備

というわけで、記録する高さのために、Bi Rodを買います。

カメラは、Go Pro HERO8を買うことにしました。

やっと記録する環境が整いました。(頭の中で)
次回、編集環境を作るのに考えていることを書きます。





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