カナダからYMS(イギリス)申請をする【YMS2024】
初めてのワーホリ、オーストラリアでは有料エージェントに乗せされ大金を支払い申請、
カナダの学生ビザは無料エージェントのサポートを受けて申請してきましたが、
イギリスYMSはとうとう自力で申請することに成功しました。
申請にあたって先人の方々の記事に助けられたので、私もここに記録を残しておこうと思います。
(2024年8月現在:最新の情報は政府サイトを確認してください!)
YMSとは
イギリスにおける2年間のオープンワークパーミットです。
18歳から30歳までが申請可能で、十分な資金証明ができれば、イギリスで勉強したり働いたり、従業員を雇わない形で開業したりできます。(参照;UK Government)
2023年までは抽選式で1500名だった日本人枠が、2024年からは先着順で6000名に拡大しました。
申請の流れ
まずは簡単にタイムラインにまとめます。
7月27日 オンライン申請
7月30日 ビザセンター予約
8月7日 ビザセンターに行き申請完了
8月12日 パスポート発送メール
8月13日 Vignette発行のメール、パスポート受け取り
申請費用トータル:$2,587(USD)/約 ¥385,000
イギリスのビザは倍率が高いことで有名だったので枠が既に埋まってしまっているのではないかと心配していましたが、スムーズに進み三週間程度で完了しました。
1. オンライン申請
Apply Online と書いてある緑のボタンから申請できます。
質問に一つずつ答えていくだけなので、英語が読めれば問題なく進められます。
ワーホリネットさんの記事では全ての項目に日本語訳と解説があり、とても分かりやすいです。
ここで私が引っかかったのが、海外渡航歴の欄。
オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、アメリカ、スイスとEEA(ヨーロッパ)への渡航は最新2件、その他の国は過去10年間全ての渡航を申告します。
(入国していないトランジットについても申告しました。)
質問が “Which country did you visit?” なので、現在カナダに滞在中の (am visiting) 私はカナダを含めず入力するべきだったのですが、入国しているので渡航歴には入るよなあ、と思い、入国日から申請日までの期間で入力しました。
オンライン申請完了後に追加書類を添付して事なきを得たのですが、
・滞在中の国を含めず出国済みの渡航歴を申告
・申請フォームの最後にある特記事項欄に現在日本国外に滞在中である旨を記入する
が正しいみたいです。
申請フォームの最後に
IHS(保険料)£776*2年分 = £1,552(約30万円)
申請費用 £298 (約5.7万円)の支払いがあります。高い!なみだ
2. ビザセンター予約
申請する都市によってビザセンターの予約の取りやすさは変わると思うのですが、バンクーバーは恐らく取りづらいです。
カナダのビザを申請するために行ったパース(オーストラリア)のビザセンターは行きたい日/時間を選べましたが、バンクーバーは7月末時点で8月の予約は全て埋まっている状態でした。
観光ついでにカルガリーまで行って申請しようかと思いつつ数日間予約フォームにアクセスしていると、キャンセルが出たようで一日だけ枠が発生したので、速攻で予約を取りました。
施設利用料で$100 (USD) の支払い。
センターによって無料だったり請求があったりするみたいです。パースだと無料。
当日までに必要書類を揃えてアップロードしておきます。
ビザセンターでスキャンしてもらうことも可能ですが、有料のサービスです(何だってお金取るんだから!)。
アップロードしたpdf:
・CIBCのBank Statement
・カナダ滞在を許可するビザ
・申請内容修正書類
日本からだと翻訳が必要なため資金証明が大変なようですが、カナダやオーストラリアでは元々英語が使われているので、銀行に行けば(大抵)無料で発行してもらえます。
今回はCIBCの窓口へ行き、YMSの資金証明の要件を伝えてBank Statementを発行してもらいました。
・申請日から遡って31日以内までの時点で、最低28日間 £2,530 (CAD$4,500) 以上口座に保持されていること
・本人の名前、口座番号、銀行名とロゴが印字されていること
窓口に行ったのが月末で7月1か月間のbank Statementはまだ発行できなかったので、7月の出せるところまで(1日〜26日)と、6月分を丸々出してもらいました。
修正書類については、
・渡航歴にカナダを含めたが現在まだ滞在中であること
・滞在理由とビザの有効期間
・申請日と署名
を書いたレターをWordで作成しアップロードしておきました。
3. ビザセンターにて
持ち物:
・パスポート(原本)
・オンライン申請完了時にダウンロードできるチェックリスト(5ページ)
・ビザセンター予約票
(予約票に関しては書類をアップロードする度に更新されるので、全ての書類をアップロードした後に印刷する)
一応カナダのビザ、パスポートのコピー、アップロード済みの書類を印刷したものも持っていきましたが使いませんでした。
予約当日10分前にビザセンター到着。バンクーバーはBurrard駅から歩いて5分くらいのところにあります。
受付でパスポート、チェックリスト(全ページ)、予約票を見せて本人確認。
BRPカードについて理解しているかの確認もされました。
部屋の中に入る前に、ここから先は携帯はマナーモードで、誰かと連絡を取る際は部屋から出てくださいと説明を受け、中へ案内されます。
何か言われても怖いなと思ったのでスマホは鞄の中にしまって出さないようにしました。
9:45の予約で、カウンターで受付中が1人、待っている人が1人。10分程度待ってカウンターに呼ばれました。
受付で出した3点セットを提出し、
・ビザ審査は通常2、3週間だと説明を受ける
・書類はオンラインで提出済みか
・電話番号と住所の確認
・チェックリストの4枚目と発送伝票にサイン
予約票はここで回収、パスポートとチェックリストは封筒へ、レシートを渡されて指紋登録の部屋へ。
中にいたお兄さんに封筒を渡して顔写真撮影をします。
(カメラ、Canonのeosなんだ〜と思ってたら前髪あげてと言われ、不機嫌な顔をしてる間に撮影されていたので盛れてない。)
指示に従って指紋も登録して、パスポートと同じサイン。
10時過ぎにはビザセンターを退館しました。
当日の午後には申請を受け付けましたという旨のメールが送られてきました。
4. メールが届く
通常2、3週間と案内されるものの、特に問題ない場合は4営業日程度で承認されるようです。
まずパスポート発送の自動メールが来て、それからBRPカードの案内のあるpdfが添付されたメールが届くのですが、私はpdfのほうが1日後に送られてきました。
申請内容ミスって追加書類出してるし、却下されちゃったかあ、イギリス行けないなら日本帰国して就活かなあ、と思いながら地元のジョブフェアまで調べていたところだったので、pdfのメールとほぼ同時にVignetteの貼られたパスポートが手元に届き飛び上がりました。
就活嫌すぎて大学を退学した人間が、毎年住む場所を変えて家と仕事探ししてるの、かなり馬鹿みたいだけど、
カナダで働きたくなくて最低限の生活費だけ稼いで暮らそうとしてたのにイギリスに行くために結局フルタイムで働くことになったの、本当に馬鹿だけど、
憧れの街への招待状を手にして、結構わくわくしている。