
【キーンランドカップ予想】札幌の鬼◎ヴァトレニ、今が旬の買い時だ!
思い付きで船橋に手を出したばっかりに……
24日の水曜日、テレビ東京・午後のロードショーで『AVA/エヴァ』という出演俳優がやたら豪華なアクション映画を見た後、なんとなくヒマだったので、なんとなく船橋競馬を見ながら、なんとなく「本命はコレかな?」と予想してみた。
そしたら、その本命にした馬がやたらと連対するのだ。それはもうゴール板に吸い込まれるように。
これで俄然、火が付いた。
「今日は思う存分、馬券を買いなさい。何買っても儲かるんだから」と、船橋競馬の神様が耳元でささやいているのだ、と。
結果、もちろん儲かるわけがない。いや、儲かる儲からないの前に僕の馬券はカスリもしなかった。
まあ、当たり前ですよね。
だって、普段は船橋競馬の馬券を買っていない、いわば素人同然の僕が思いつきで買ったところで当たるわけがないのだ。
それにしてもお金をかけた途端、自分が本命にした馬がスタートで出遅れる、もしくは最後の直線で逆噴射したように後退していくあの現象、何なんですかね、アレ……
これで懲りれば良かったのだけど、翌25日は勝手知ったる中央馬が出る交流重賞サマーチャンピオン。船橋での負けを佐賀で取り返さなければいけない。
ここはシャマルで堅いと思ったが、念を押して3連複の軸。相手はコンバスチョン、レディバグ、サクセスエナジーの3頭、買い目は計3点でいい。
思惑通り、シャマル―サクセスエナジー―コンバスチョンでできた!と思ったのも束の間、最後、園田所属の元JRA馬コウエイアンカが鬼脚で突っ込んでジ・エンド。
で、よせばいいのに、その後のレースも買ってみたものの惨敗。え? もちろん普段は佐賀競馬を買っていないから、佐賀に関しても素人同然ですよ。ええ、船橋の反省を全く生かせていない敗北者がこの僕です。
前走が好内容、勢い乗るヴァトレニが母子制覇を決める!
もうこれで本当に懲りて、馬券は中央専門に戻ります……とは、ならないのが競馬人の悲しいサガ。特に船橋でしこたまやられた借りは10倍にして返すべく、今はメラメラと燃えている。
というわけで、今後は南関競馬も本腰を入れて研究していこうかと思っています。なにせ、ほぼ毎日、4場のどこかしらで開催やっていますからね。
その前に、地方で失ってしまった貴重な軍資金を我がホームの中央で回収したい。今週狙うのは札幌のキーンランドカップ。
ざっと出走馬を見るに、抜けた馬は見当たらず各馬横一線の混戦ムード。フルゲートの中に重賞実績馬、夏の上り馬、勢いある3歳馬が入り乱れている激戦だ。
加えて、今週は札幌でワールドオールスタージョッキーズが開催されることから、海外からトップジョッキーが来日し、そのうちの2人、コラリー・パコー騎手、テオ・パシュロ騎手がキーンランドカップに騎乗。さらに、同じくWASJ参加のために川田将雅騎手、松山弘平騎手が小倉から転戦と、ジョッキーの腕比べも見ものだ。
競走馬&ジョッキーの顔ぶれからすれば、どこからでも狙えそうな組み合わせだけど、その中から◎に指名するのは1枠1番、横山武史騎手のヴァトレニだ。
前走の函館1200m芝、オープン特別の青函ステークスでは、2番手追走から鮮やかに抜け出しての完勝。オープン昇級初戦、初の千二という条件にも関わらず、好ダッシュから難なく番手に取り付き、函館SS2着のジュビリーヘッドを寄せ付けずに1馬身3/4差での勝利を収めた。
競馬の内容としては文句なしだったし、負かした相手から比較してもGIIIなら上位で即通用する。
何より、函館でも強かったが、札幌では過去3戦3勝。よほど滞在競馬と洋芝がヴァトレニには合っているのでしょう。ちなみに母チアフルスマイルは重賞昇格初年度のキーンランドCの勝ち馬で、札幌開催のクイーンステークスで3着の実績もある。札幌の水が合うのは母譲りの血なのかもしれない。
ここはぜひとも母子制覇を期待したいし、“格より調子”の夏の格言通りヴァトレニを買うなら今が旬のココしかない!
■キーンランドカップ
◎①ヴァトレニ
○⑦マウンテンムスメ
▲⑩ロードマックス
△⑤ウインマーベル
△⑯トウシンマカオ
△⑧ヴェントボーチェ
穴⑭エイティーンガール