同級生が亡くなった話
学生時代の同級生が病気で亡くなりました。
その友達とは1年間同じクラスになったことがあり、頻繁に遊んだりする仲ではなかったのですが、卒業後有志で開いた同窓会で何度か会ったりしていました。
近い時期にママになり境遇が似ていたので、ずっとSNSなどでのやり取りをしていました。
ある時から、病気の治療をしていることを他の出来事の投稿と一緒にやんわりと書くようになりました。風貌も変わってきているし…もしかして大きな病なのだろうか…嫌な予感がしました。そして友達が下記のプロジェクトのキャンペーンに関する投稿を連投していて察しました。
友達が大変な病気と戦っている…心配…不安…心は平静を保てているのだろうか…自分には何ができるのか…。色々考えて、プライベートメッセージを送りました。自分が落ち込んでいた時に救いになった曲を教えたり、キャンペーンに参加することも伝えました。こんなことしかできなかった。
2020年、2021年とキャンペーンに参加させていただいて数ヶ月後、友達が息を引き取ったことを知りました。
なんでこんなことに…正直受け止めきれません。亡くなってしまうにはあまりにも若すぎる。
学生時代の彼女は元気の塊のような子で、いつも大きな笑い声を響かせていていました。
教室で同じ時間を過ごした仲間がもうこの世界にいない…いないってどういうこと?じゃあどこでどうしてるの?あの子の魂は今どこにいるの?理解が追いつかない。
彼女も小さい子供たちのママでした。メッセージをやりとりしていた時、「自分よりも子供の将来のことを考えると落ち込む日もある」と話していました。その大切に育てていた子供たちが成長していく姿を見たかっただろうなと考えるとやるせないです。自分に置き換えて考えると…いや、つらすぎて思考が止まってしまいそうだ。
というか、自分の命よりも子供のことを考えられる彼女が本当にすごい。
恐怖も苦しさもあっただろうに、彼女のSNSの写真は常に笑顔であふれていたし、周囲の人への感謝が綴られていました。
deleteC大作戦も、私は友達の応援のために参加したけれど、彼女は自分自身のためではなく、「自分のように苦しみや悲しさを抱える人がいなくなるように」という想いで参加したことが投稿を見てとれました。自分がつらい時にすら人のことを優先する…そんなこと私にはできない。彼女は本当に、本当にすごい人です。
この気持ちを抱えきれなくて、でも口に出そうとすると苦しくて話すことができず家族にも言えなくて、こちらに書かせていただきました。そして彼女が生きていたことを知ってほしかった。
家事と育児だけをする生活…社会からも切り離されてコロナ禍で人とも会えないし、私って一体なんなんだろうとふさぎ込んでしまう時も正直あるのですが、それでも自分は「生きるぞ」と思いながら生きることにします。生きることを選択します。80歳の誕生日に「おばあちゃんが生まれて初めてタバコを吸ってみた」という動画を撮るのが目標です。