キャバ嬢はココロが病みがちな話
こんにちは、あべまりあ です。
久々に夜の話をしたいと思います。
正直言うと、夜のお店は、ボーイさんも含め、
いろんな事情を持った子が働いています。
生活費を稼ぐ子。
学費を稼ぐ子。
子連れ離婚。
親の借金の返済のため、、何て子もいました。
みんなそれぞれに悩みがあって、
みんな生きるのに必死。
大変だから病んでそうでしょう?
でも、そういう子は、あんまり病みません
病むのは、普通の子、流れでお水入っちゃいました~って子。私も割とそっち系だけど。学生しながらだったので、ちょっと違うかな。
目的がない子っていうのかな。
なんとなく、普通に働くより稼げるし。
みたいな感じで夜に勤めている子が多いです。
何で病んじゃうのかっていうと、
お客様の方も、いろんな方がみえて、
扱い間違えちゃいけないグループ
893系、アウトロー系、経営者系 接待のとき
笑って欲しいグループ
ギャグ言う系、シモネタ好き系、宴会芸見せたい系
褒めて欲しいグループ
自慢話系、仕事の話、横文字多い系
色恋ねらいグループ
ストーカー系、ヤキモチ焼き系、触りたい系
興味なしグループ
付き合いで来た系、他の子を指名してるお客
大きくグループ分けすると大体こんな感じかな。
毎日、毎時、いろんなお客様と接しなきゃいけないんですよね。(それが、数分単位で変わることもあるし)
そして、それぞれのお客様に合った接客をするので、引き出しをたくさん用意して、いろんな自分を出して行かなきゃいけないんですよ。
例えば、
★彼氏と別れてとても悲しい気持ちだったとしても、笑って欲しいグループの人が来たら、大笑いしなければいけないし、
★何かで失敗して誰かに褒めて欲しいなぁと思う時でも、褒めて欲しいグループの人が来たら、率先して褒めてあげなければいけないし、
★苦手だなぁと思う人が来ても、膝の向きはお客様に向けなければいけないし、
★大したことない自慢話を聞いても「すごい!」と盛り上げなくてはいけません。
いつも、心と身体は、違う行動しないといない。
相手に合わせすぎてしまうので、
その作り笑いに慣れてきた頃には、
本当の自分は誰なのかが、分からなくなってきてしまうんですよ。
だから、ブランド物を身に付けたり、着飾ったりして、
自分は、がんばっているんだ、これでいいんだと、自分で自分を褒めて、肯定してあげているのです。
そのブランドバッグが、
ホストである場合もありますし、
お酒、薬の場合もあります。
着飾るのは、仕事上必要だけど、必要以上に欲しがる子は、自己肯定感が低いね。
1.ブランド品 ⇒みんなに注目されたい
2.ホスト ⇒自分を肯定してもらいたい。
3.お酒・薬・ギャンブル ⇒ダメな自分から逃げたい。
の順で、現実逃避が強い傾向
考えてみると、
高い給料はそんなに高くないのかもしれない。
キャバ嬢は、時間外に何人もの違うお客さんと、何百通もメールのやりとりをしたりしなくてはいけない。残業代は出ないしね。
それなりのスキルも求められる。
でも、ナンバーに入れば出勤時間も勤務態度もそんなに厳しく言われない。常連さんにはワガママも言えるし、頑張れば、頑張っただけ楽になるの。
キャバ嬢が病んでしまうのは、
お客さんから受けた憂さをそのまま受け止めてしまうし、
指名の入らない自分に対して、自信がなくなり、自己肯定感がどんどん下がってくるからじゃないかなと思う。
その点、目的があって働いている子は、
どんなマイナスな状況でも、目的を達成しなければならないという使命があるので、他人に流されたりはしない。というか、流されている余裕がない。
だから、どんな仕事でもそうだけど、
自分でゴールを決めて、それに向かって一生懸命やることが、自信につながったり、自己肯定感を上げることにつながるんじゃないかなと思う今日このごろ。
だから、何でも一生懸命やろうと思います。