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50代の留学はシニア留学、なのか

「50代、60代の皆様へ。シニア留学で新しい冒険を始めましょう!」
と、名の知れた語学学校のWeb広告が流れてきた。
えー、私シニアなの?と思ったけれど、まぁ普段10代の海外留学を支援していたら、50代はシニアか・・・
でもまだちょっと強がりたい50代。

それはさておき、5月から3か月、イギリスに語学留学予定。
きっかけは退職の挨拶でなんて言おう、から。
定年ではない途中下車のみなさん、「辞めて何をします」とかっこいい挨拶をして職場を去っていく。
転職、介護、趣味・・・

この先ずっと仕事をしない自分はあまり想像できなかったけれど、どうせ辞めるなら、何をしよう。

まずは、何か今までできなかったこと。
そこで子育ても一段落したことだし、と思いついたのが、家族をおいて一人で語学留学。
仕事で英語をそれなりに使ってきたのもあり、一様に「え、今更?」と驚かれる。
でも短期記憶の衰えが進む50代。
まったく新しいことより、ブラッシュアップのほうが実になる。

イギリスにしたのは、複数の留学支援会社の説明を聞く中で、信頼できる留学エージェントの方とお話しできたから。
今回語学だけでなく暮らすことも目的なので、目指すは英語圏。
アメリカは留学したことがあるので対象外。
オーストラリア、ニュージーランドは若い学生が多い。
イギリスは費用が高いのもあり、年齢層高めなので居心地よいかも。
それでもOxfordやCambridgeは学生ばかり。
なるほど。
London 3か月は費用がかかりすぎるので、エージェントの方のアドバイスで2か月Chesterという町で過ごして、そのあと1か月London滞在することに。

もう一つ、自分がいつか一人になっても生きていけるという自信をつけたいというのもあった。
結婚以来30年、家族大好きで、一人で家にいるのがいや、と公言。
でも子どもたちは巣立つし、親世代は夫に先立たれた女性ばかり。
他人事ではない。

ついでにこの国の
「人生勝ちたければ、寄り道しない、止まらない」
への勝手な反抗心。
高校受験、大学受験、就職活動と続いて新卒入社。
「係長試験受けないと損ですよ」と育児休職も短縮。
「転職するなら、間をあけたら損ですよ」と転職エージェント。
いや、ちょっと待って。

ということで、無事、
「辞めてイギリスに留学します!」
と大見得切って退職の挨拶を終え、シニア留学準備中。

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