【知的財産の侵害】として調査対象になったらどうすればいい?
私は先日、FBAで販売している商品の1つが知的財産権を侵害している恐れがあるとして調査の対象となりました。
初めは、何とかなるだろうと思っていました。
しかし、謝罪や申し立てをしても「明確に証明できるもの提出してください。できなければ、アカウント停止の可能性があります」という返事が何回もきました。その度に、とてつもない焦りと恐怖を感じました。
その時に体験した事は全てこちらの
「FBAの【知的財産の侵害】についての体験談」に書いてあるのでよかったら見てみてください。
この調査の時に、本当に困っていた私は
・ぜんさん(@ZEN_Arbitrage)
・ココロさん(@kokoro0830birth)
に相談させていただきました。
他にもたくさんの人の力を借りてAmazonの求めている「明確な証明」をすることが出来、アカウントの停止にならずに済みました。
今回の経験を生かして、今調査対象になっており悩まれてる方や、今後調査対象となった時にどうすればいいんだろうと思っている方に「私なりのこうした方がいいよ」というポイントをまとめて伝えたいと思います。
もしも、また私の販売している商品が調査対象になったらどう対応するかを基準に書いていきます。
知的財産の侵害とは
知的財産の侵害とは、「FBAで取り扱っている商品が著作権や商標、特許、意匠件といった権利を持っている人の知的財産権を侵害している」という事です。
私は今回、商標登録のされている商品の侵害の恐れがあるという事だったのでした。
なので、「商標」についての知的財産の侵害として調査対象になった時の実践法となります。
商標の知的財産について知っておいて欲しい事があります。
「正規品を出品する場合は、出品者はその商品を出品する為に商標登録名を使用することができます」と、Amazon知的財産ポリシーに書いてあります。
どういう事かというと
「正規品を販売するときは商標登録名を使ってもいいけど、商標登録されているものを使って偽物を販売してはいけません」
という事は、しっかり正規品を取り扱っていて、その事を明確に証明できれば良いという事です。
では実際に調査の対象となったらどうすればいいのでしょうか。
申し立てをする
[申し立て]というと、Amazon側と対立する事のように感じて勇気がいると思いがちですが
「知的財産権の侵害をしている可能性があると言われている商品は正規品です」
「正規品を販売しているので、商標登録されている物の侵害はしていませんよ」
というように、私たちの意見を伝える方法なのです。
なので、正規品を取り扱っていて証明が出来る場合はためらわず申し立てをしましょう。
準備するもの
申し立てを行うにあたって準備するものは納品書や明細書、領収書、請求書などお店から発行されたものはすべて用意しましょう。
そして、証明していく中で必要な物のみ提出すればいいのです。
まずは、あるものすべて用意してその後で精査していきましょう。
この事からわかるように商品を購入した際にお店から発行されたものや、商品に同梱されている物など、どんな些細なものでも取っておきましょう。
証明するのに役に立つことがあるかもしれません。
そして、準備した資料は全てパソコンに取り込みましょう。
パソコンに取り込む際に資料のファイル名を分かりやすいものに変更しておくと良いです。
例)領収書の画像であれば、ファイル名は「領収書」など
理由は、申し立てをする時に資料として添付します。その時に、添付資料の名前がわかりやすいと申し立てを受け取った側が、間違えずにスラスラ読むことが出来ます。
資料の読み間違えによる誤解や、理解できないと思わせない為にも出来ること些細なことでもした方が良いと思います。
また、申し立てを行う時に添付する資料の形式は「jpn」や「png」など決まっているのでその中にある形式で添付しましょう。
文章の作成
まずは、Amazonから最初に来たメールに記載されている商標番号を調べます。その商標番号には何が登録されていて、何について侵害だと言われているのか。を自分自身でしっかり把握した方が良いです。
理解出来たら
「商標登録されている○○を利用して偽物の販売をしているのではありません。当店の販売している商品は正規品です。なので、知的財産権の侵害にはなりません。」
という事を抜かりなく資料と言葉で証明しましょう。
正規品であるという事の証明に重点を文章を構成する事が重要だと思います。
文章の構成で注意する事
パソコンで文章の作成、送信をすることをおすすめします。
なぜかというと、私がしてしまった失敗の一つに「文字化け」があります。
一生懸命考え、時間をかけてパソコンで作成した文章をスマートフォンから送信してしまったのです。
どの時点で文字化けが起きてしまったのかはわかりません。いつどこで起こるかわからない為、なるべく作成した文章をコピーしてそのままセラーセントラルに貼り付けて、申し立てを送信することが出来たらリスクが少ないかな。と感じました。
また、文章を作成するのはWordかgoogleドキュメントが良いと思います。
私は初めにメモ帳というパソコンのアプリで作成したのですが、横長のため見づらいと思いました。
googleドキュメントで作成した文章を、セラーセントラルの申し立てのところで張り付けても違和感がありませんでした。
なので、文章を作成するのはWordかgoogleドキュメントをおすすめします。
文章は「ですます調」にする。文の最後には必ず句読点を入れる。
など、文に統一性を持たせることも必要です。
添付資料については先ほども言ったように
「ファイル名の変更」「ファイルの形式に注意」の他に添付ファイルを送るときに最大10MBまでしか送信することが出来なので「添付資料の容量」にも注意しましょう。
今までたくさん注意した方が良い事を述べてきましたが、私が最も注意してほしいと思うことは申し立ての【送信時間】です。
Amazonアカウントスペシャリストが1番アクティブに稼働している時間があります。その時間帯に送信すれば、AIによるテンプレートの返信でなく「申し立ての内容」を人間にちゃんと読んでもらう事を期待できるのです。
その時間というのは、朝9時近辺です。
これらのことに気を付けて申し立てを行ってみてください。
ダメだった場合
しっかり文章を作成したのにダメだった時は、まずは文章を読み直してみましょう。読んでいく中で説明不足だったかな。と感じる部分の修正をしてみてください。
また、他の人に文章を読んでもらってどこかに抜けはないか、文章と資料で説明できておらず想像にで解決してしまってるところはないか確認しましょう。
例えば、「領収書にこのお店で購入したと書いてあるから購入した証拠になる」としているなら、そこは想像で解決させてしまっていると言えます。
なぜなら、本当に私がもらった領収書かどうかわからないです。
ちゃんと証拠として提出するのであれば
「何月何日○○店で○○という商品を○○個購入しました。領収書にて確認できます。また、領収書の店舗名が御社にて出店している弊社のストア名と一致しています。納品書の注文番号と領収書の受注番号が一致しているのを確認できます、、、」
など次へ次へとしっかり繋げていって抜け目のないような証拠にすることが重要です。
困った時はどうする
本当に困った時は周りにいる人たちを頼ってください。
1人で解決しなくてはいけない事ではありません。
こういう時こそ頼りましょう。
アカウントが停止してしまう事ほど恐ろしい事はないので、停止させない為なら出来る限りのことをした方がいいと思います。
実際に私も、ぜんさん(@ZEN_Arbitrage)とココロさん(@kokoro0830birth)に相談するまでは謝って誠意を見せることもすごく重要な事だと思っていました。
ですが、全く違う方法で解決することが出来ました。
誰かに相談することで思いがけない答えが返ってくるかもしれません。
周りの人のおかげで解決することが出来たら、次は自分がサポートする側に回れるように、、、
そうやって助け合って、皆が恐れることなく出品できるようになればいいなと思います。
さい(@sai_3kids)
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