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カフェBAR「Sara」 感情に流されること(9月19日)
カフェBAR「Sara」は、決して粋とは言えないマスター「たくちゃん」がやっているお店だ。
※この会話は9月15日のオンラインカフェの時に実際に話した内容です。
僕 「俺、あれやってみたいわ。マスターいつものやつっての。ダサいけど、あれやってみたい。」
マスター「いいですよ。」
カランコロンカラン
マスター「いらっしゃいませ~。」
僕 「マスター、いつものやつ。」
マスター「お待たせしました。頭痛薬です。」
僕 「頭痛薬っ!?確かに前回ヘッドマッサージの揉み返しの話はしたけど!いらんって、頭痛薬。」
マスター「違いましたか。ははは。」
僕 「何をヘラヘラしてんだよ。てか、最近調子どうなん?」
マスター「いやぁ、感情に流されたらいけないって言うじゃないですか。でもたま~に、怒りが沸いて、押さえるのが難しい時があるんですよね。」
僕 「感情に流されるなって言葉、聞くわ~。」
マスター「そうなんですよね。」
僕 「とりあえず、感情って何なのかを知っているといいかもな。」
マスター「感情が何なのか、ですか?」
僕 「感情ってのはな、ただのナビゲーションなんよ。インジケーターって言ったりもするけどな。それ以上でも、それ以下でもないんだ。」
マスター「ナビですか?」
僕 「そう、ポジティブな感情なら、それは望みに向かって抵抗が少ない道を進んでいますよ~って言っている状態。ネガティブな感情なら、抵抗が少ない道から外れましたよ~って教えてくれてるんよな。じゃぁ、怒りって感情は、ポジティブかネガティブか、どっちだと思う?」
マスター「ネガティブですね。」
僕 「そう。ってことは、怒りが沸くようなことを考えている、その思考が、望みが叶うルートから外れていることを教えてくれているってだけなんだ。」
マスター「思考ですか?」
僕 「どっから話そう。俺たちの世界は思考でフォーカスを向けたものが、現実になる世界だと考えてみてくれ。ざっくりいうと、それが引き寄せの法則なんだわ。」
マスター「はぁ。」
僕 「だから、気分のいいことにフォーカスしていると、気分のいい現実が引き寄せられるし、気分の悪いことにフォーカスしていると、気分の悪い現実が引き寄せられるんだ。俺たちの望みが叶う時ってのは、気分のいいことにフォーカスしている時なんよ。だから、怒りを感じるような出来事や誰かのネガティブな部分にフォーカスしてると、望みが叶うルートから外れましたよ~って、感情が教えてくれるんだ。」
マスター「なるほど。」
僕 「説明が下手ですまんな。そして、怒りってのは、強めの望みがあって、それと反対の考えをしたときに表れる感情なんだ。例えば、いい人間関係を体験したいという望みがあったとして、目の前の人に嫌な振る舞いをされ、いい人間関係がないと考えた時、望みと正反対の考えをしているため、そのギャップ(差)の分だけ嫌な気分になるんだ。そのギャップが大きいほどより強い怒りや時には絶望を感じたりする。」
マスター「そうなんですね~。」
僕 「怒りの感情から何か行動を起こそうとすると、更なるトラブルを引き寄せてしまうから、そういった意味では怒りの感情の時は、感情に流されて行動するのはおすすめできないな。」
マスター「そこなんですよ。どうしたらいいんですかね?」
僕 「そん時は、今よりも少しだけ気分のいい考えを選ぶことがおすすめだな。ほんの少しだけ、手の届く範囲で気分のいい考えを選ぶ。怒りよりは、不満やイライラの方が若干気分がいいはずなんよ。でも、そこでもまだ、行動はしない方がいい。不満から更にほんの少し気分のいい考えを探す。そうして、徐々に気分を上げていって、気分のいい状態になってから、行動は起こした方がいい。」
マスター「やっぱ、怒りはだめなんですね。」
僕 「そういうわけでもなくて、絶望を感じている人からすれば、怒りの方が気分がいい状態なんよな。だから、絶望を感じている人が怒りを感じることは抵抗の少ない道を進んでいることになるんだ。怒りがいいとか、悪いとかではなく、それもただのナビゲーションだと思い出すと、自分の進む道がわかってくるはず。」
マスター「なるほど~。勉強になりますね。」
僕 「ちなみに、気分のいい状態だったら、どんどん感情に流されてアクションしてみたらいいよ。そっちの道は合ってるから。」
つづく