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エイブラハムをかじっただけの男と弟子 その99 新たな夢
エス太 :ついに約束の100話まで、あと1話だな。
マッキー:だな。
エス太 :お前にしたらよくやった方じゃないか?
マッキー:だな。
エス太 :たった100話くらいで大袈裟だと言う人もいるかもしれない。
でも、それでもお前はここまでやったんだ。
誰が何と言おうと胸を張ればいい。
マッキー:だな。
エス太 :お前さ、100話達成したら、その後はどうするんだ?
マッキー:どうしたらいい?エス太、俺が書かないとお前は、いなくなるのか?
エス太 :俺は、今までお前が書いてきた作品の中で残り続けるよ。
お前よりも長生きかもな。
マッキー:そうか。そうだな・・・。
エス太 :お前、昔に書いていた「エイブラハムをかじっただけの男と弟子」シリーズあったろ?
あれさ、途中で全部削除したよな?
それだけはやめてな。
マッキー:大丈夫だ、安心しろ。
今回のシリーズは、この数ヵ月間、自分が生きた証みたいなもんだ。
でも、今回は決して苦労とか、努力とか、そういうものじゃなかったな・・・。
お前らといる時間は本当に楽しかった。
エス太 :お前は、これからティーチャーとして生きていくのか?
マッキー:俺、思うんだ。本当に影響力があるティーチャーってのはさ、「何を言うか」じゃなく、「誰が言うか」なんだって。
エス太 :何だそれ?
マッキー:「君なら大丈夫」とか「夢は叶う」って言葉を、知らない人から言われるのと、すごい野球選手から言われるのでは響き方が違うよな。
エス太 :で?そういった意味じゃ、お前はまだ何者でもないよな?
ならないのか?ティーチャーに。
マッキー:いや、夢は叶う。
きっとなるよ、ティーチャーに。
このシリーズが俺の名刺になる。
俺が、どんな人間で、何を学んできて、何を伝えられるのか、このシリーズがきっとそれを証明してくれる。
エス太 :そうか。お前の名刺は長くて読みづらいな。
どうやってなるんだ?「誰かの心を軽くできるティーチャー」ってのに。
マッキー:正直、全然わからね~。
でも、それはソースに任せようと思ってる。
ま、何とかなるだろ。
エス太 :そうか。
お前はこの作品を100話書くって目標があったよな。
次の目標は、何かあるのか?
マッキー:エス太、願望は拡大するんだ。
コントラストを体験して、望みは拡大する。
このシリーズを通して俺の望みも拡大したよ。
エス太、お前さ、本になれよ。
エス太 :本か~、いいね~。
どうせ世に出るなら、そんくらいじゃね~とな。
お前は文章書きのド素人だろ?
内容はガッタガタだし、漢字の使い方も知らない。
漢字で書いたり、ひらがなで書いたり、統一感もない。
できるのか?本に。
マッキー:完璧を求めるのなら、俺は最初から何も書き出せなかったよ。
俺みたいな、ド素人でさ、文章の書き方もわからない、ガッタガタの文章を書く奴が、もし本を出したら、勇気をもらえる人がいると思わないか?
「完璧じゃなくてもいいんだ。自分も挑戦してみよう。」って思う人が1人でもいるかもしれない。
エス太 :本ってどうやったら出せるんだ?
マッキー:さぁ・・・さっぱりわからん。
エス太 :お前の人生はマジで行き当たりばったりだな。
マッキー:ソースが何とかしてくれるさ。
俺がするのは、アイディアを受け取ることだ。
エス太 :まぁ、そうか。
「夢は叶う」だもんな。
結局ソース頼みだな。
マッキー:ソースは俺自身だよ。
エス太 :お前の物語はここからも長くなりそうだな。
マッキー:もし、少しでもお前らを求める声があるなら、続編ってのもあるかもな。
エス太 :それってハズくない?ここまで散々話してさ。
なんか、電車のドア越しに思いを伝えあった遠距離カップルがさ、電車がなかなか出発しなくて気まずい時のアレみたいで。
結果電車が出発しませんでした〜みたいな。
マッキー:例えが長いし、わかりづらいな。
ま、この先どうなるかは、その時の流れとインスピレーションに従うとするよ。
エス太 :そっか。そうだな。
とりあえず、あと1話残ってるけど、今日まで俺との約束、果たしてくれてありがとうな。
マッキー:俺1人じゃここまでは続けられなかったよ。俺の方こそ、ありがとう、エス太。
エス太 :最後にさ、この作品の「その3 キャラクター紹介」でさ、お前、トモってキャラクターを出そうとして書いてたろ?
結局、その子、出番なかったな・・・。
きっと怒ってるぞ。
マッキー:・・・今それ言うっ!!?