21-22ブンデスリーガ第21節 レヴァークーゼン戦振り返り

1.経過

TOR 0-1 OG(アカンジ)

10分
自陣でベリンガムからのパスを受けたザガドゥが無理やりダフードにつけようとするも渡り、シュートを打たれると、コーベルが一度弾くもカバーに入ったアカンジに当たってオウンゴール。

TOR 1-1 OG(フリンポン)

16分
右サイドからのFKをブラントが入れると、ニアのムニエへ。合わせられなかったものの付いていたフリンポンに当たってゴールへ吸い込まれた。ボールと動きの質どちらも◎

TOR 1-2 ヴィルツ

20分
相手PA付近まで攻め込むもうまくシュートまで行けずこぼれ球を拾われると、シック→ベララビに運ばれ最後はヴィルツに決められる。CBとダフートしか間に合っていない壊滅的な状態。


26分🟨(ダフート)
クリアボールに反応したシックを誰も捕まえられずに繋がれ、再び裏で受け直そうと抜け出すが、ダフートがPAギリギリで引っ張って止める。

TOR 1-3 アンドリッヒ

28分
FKをアンドリッヒに直接決められる。決め事がないのか、はたまた守っていないのか、壁はムニエだけが跳ぶという事態に。跳ばなかった隣のアザールの頭上を抜けて行ったため、悔やまれる。

49分
ブラントがマレンから受けてミドルシュート。ぬかるんだピッチを利用して伸びたシュートはGKグリルがなんとか反応。

TOR 1-4 ター

53分
右CKがファーに渡るとこぼれ球をターがダイレクトボレー。左隅に突き刺さる見事なシュート。
ファーで上手く跳ね返せていないことが結果的に失点を招いた。

79分
ベリンガムのスルーパスに抜け出したレイナが上手くブロックして1対1になるも、シュートはGKグリルの正面で弾かれる。最後まで体をぶつけてコースを限定した が見事。


TOR 1-5 ディアビ

87分
タッチライン際でベリンガムが軽率な仕掛けから奪われると一気に左サイドを使われ、フリンポンから最後は逆サイドのディアビが合わせる。右のヴォルフは戻れず。


TOR 2-5 ティゲス

89分
ゲレイロが背後へ走ったムココへスルーパス。上手くコスヌと入れ替わって折り返すと、DFに当たってコースが変わり、ティゲスが押し込む。
ムココのラン、ティゲスの動き直しが呼び込んだ。

試合終了



2.個人的採点

[1]~[6]の11段階評価(0.5刻み)、1が最高

[1]~[2]該当者なし

[2.5]ティゲス
唯一と言っていいほどBVBのために行動できる選手なのではないか。残り10分を切っていたとはいえ、しっかりとしたプレスと希望の残るゴールで印象を残した。

[3]ムココ
ほぼアシストの活躍。色々な話が出ている中、良さをシンプルに出してもらえる働きを出した。見事な抜け出し。

[3.5]ブラント
セットプレーから実質1アシスト。球際での力不足は否めないが、丁寧な繋ぎでのチャンスメイクは効いていた。欲を言えばもっと前線を下ろしたり動かして欲しかった。ミドルシュートの狙いは賢く◎。
精度は要改善。もっと出来るはず

[4]ダフート,コーベル,レイナ
ダフート
繋ぎの中心に据えるのは納得の展開力。だからこそ前へ出ていく際の管理はもっとやって欲しい。シュートで終わるだけではなくて。
また、自信を持っているミドルは不発。精度にも狙いにも物足りなさが伺える。せめてブラントくらいはやって欲しかった。
コーベル
見事なセーブもあったが、序盤の繋ぎの指示など、コーチングがかなりマズかったか。失点に関しては責められない。

レイナ
1対1に持ち込むなど見せ場は僅かにあったが目立たず。復帰戦だしそこは仕方ない。決めてほしかったけど。まずはお帰りなさい。

[4.5]ムニエ,ヴォルフ
ムニエ
ほぼ同点ゴールを決めるも、右サイドでの攻防でディアビとバッカーに完敗。ケガ明けでコンディション上がっていなかったのも響いたか。強行出場むなしくHTで交代に。来週は頼みます…

ヴォルフ
後半から出場も既に展開が変わっていたため仕事が変化。繋ぎの面では悪くは無かったものの、もっと深くえぐる形を作って欲しかった。ポイントがいなくても低いクロスは有効であったと思われるので…
あとは5失点目の戻りかな。少し遅い。

[5]マレン,ロイス,ベリンガム,ゲレイロ,アカンジ
マレン
最終ラインでの競り合いは難があったが、それ以外でも孤立する時間が長すぎた。前節のようにボールを引き出す、気を遣うはたらきをやって欲しかった。プレッシングでの良さも出ていない。
また前半冒頭の質不足。あそこで1点取れたはず、と思えてしまう。

ロイス
マレンと同様に良さが出ていなかったうえ、判断と最後の質に欠けていた。プレッシングでの統率力も物足りない。中央でもサイドでも崩せないのは機能不全に陥って当然、と思ってしまう。

ベリンガム
勝利への執着は感じるものの、プレスでの連動性の無さ、ネガトラの遅さ、効果のない単独での仕掛けがチームに悪循環をもたらしていた。5失点目はその代表。動きを制限するなどしないと悪い面が目立ってしまうので監督がどうするのか…

ゲレイロ
ビルドアップでも捕まり、攻め上がった背後のスペースを突かれて失点している。戻りも遅く崩しも物足りない。残念な90分だった。2点目を演出したが時すでに遅し。ただ動き出しにも恵まれず、得意とする空間を使ったパスを活かせていないのも事実。

アカンジ
OGは責められず。ただ2失点目前後くらいまでの覇気のなさとラインコントロールが残念だった。対シックの受け渡しも微妙でカウンターを受け続けてしまった。
チーム全体の戦術の問題も大きそうではあるが、5失点したら個人としても🙅

[5.5]アザール
剥がすシーンは0に近く、タッチライン際でも簡単なミスが多数。得意のシュートも背後への動きもなく、全く脅威になっていなかった。

[6]ザガドゥ
擁護できる点はありません。相手攻撃陣全員に負けていた。強いて言うなら、なぜ使ったのか、交代させられなかったって事か。

3.トピックス

  • ドルトムントは対レヴァークーゼン戦ホームで7シーズンぶりに敗戦。14-15、クロップ最終年以来。

  • ドルトムントはここまで合計36失点。リーグでもワースト5の成績。

  • ティゲスは今季3ゴール目。2つはヘディングであったため、初の足でのゴール。利き足ではない右足だった。

  • ティゲスの今季枠内シュート数は3、得点数も3。決定率は100%

4.おわりに

しんどい時期が続きますね…結果以上に好転させてくれるものはないと思うので、次節のウニオン戦に期待するしかありません。


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