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RIZIN.27 勝敗予想

3月21日に開催が予定されているRIZIN.27の勝敗予想を自分なりにやってみました。
全カードの予想ではないのでご了承ください!


RIZIN 女子MMAルール:5分3R(49.0kg)
※肘あり
浜崎朱加 vs. 浅倉カンナ

RIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチ。
両者は2018年大晦日にRIZIN女子王座決定戦で対戦
その時は浜崎選手が一本勝ちで王座を戴冠しています。

浜崎選手は2019年大晦日の防衛戦でハム・ソヒに敗れ王座を手放しますが
ハム・ソヒの返上により空位になった王座を山本美憂と争い、1Rに洗濯バサミで勝利し再び王座を手にしました。

浅倉選手は浜崎選手に敗北後、コンスタントに試合に出場し5勝1敗の好成績を残しています。(1敗は山本美優との試合)

前戦は自身と同じくレスリングをベースに持つあいと戦い、判定勝利を収めています。

柔道ベースの浜崎選手とレスリングベースの浅倉選手。

浅倉選手のタックルに対して浜崎選手は
頭外側のシングルレッグ(片足タックル)にはアームロック
ダブルレッグ(両足タックル)には柔道仕込みの投げ技というカウンターを持っています。

浅倉選手よりもレスリングの実績がありフィジカルも強い山本選手のタックル(頭外側)をアームロックで切り返し、そのまま一本勝ちにまでもっていった浜崎選手を浅倉選手がタックルでテイクダウンできるとは考え難いです。

四つの攻防も腰投げや足払いの技術を持っている浜崎選手のほうが強いと思いますし、やはりテイクダウンは難しいのでは。

スタンドの攻防だと浜崎選手はあまり頭の位置が変わらず、結構強引に前進して距離を詰めてきます。

構えが綺麗かつこの2年半でボクシング技術が向上した浅倉選手のパンチが浜崎選手の顔面をとらえることもありそうですが
それでノックアウトもしくはダウンを奪えるとは思えないですし、浜崎選手なら多少の被弾も気にせず前に出て組み付けるのでは

上を取ったら浜崎選手がきっちり一本で決めるでしょう。

予想は浜崎選手の3R一本勝ち!
浅倉選手が浜崎選手の投げやアームロックに完全に対応して逆にポジションを奪うなんてことがあったら個人的に熱いのですが。
私の予想以上に浜崎選手が完勝したらRIZINにもう相手いないのでは。汗

RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
※肘あり
クレベル・コイケ vs. 摩嶋一整

クレベル選手は日本でプロデビューし日本に在住している日系ブラジル人。

MMAと並行して柔術の試合にも活発的に出場し、2012年にはヨーロッパ柔術選手権で優勝しています。

MMAはDEEPでプロデビューしZSTやHEATにも出場し実績を積みます。
ZSTでは「柔術大好きコイケさん」というポップなキャッチコピーが付けられていました。

日本で実績を積んだ後は海外の大会に出場。
REBEL FC、KSWでタイトルを奪取します。

RIZINには2回目の出場で、前戦はカイル・アグオンに左フックでダウンを奪ってからのダースチョークで一本勝ちを収めています。

摩嶋選手は柔道をバックボーンにDEMOLITIONという大会でプロデビュー
キャリア4戦目でGLADIATORフェザー級王者を戴冠してからは、修斗を主戦場に勝利を重ねます。

2019年にはREBEL FCフェザー級王者に戴冠。
2度の計量失敗というミソは付いていますが、14勝のうち12の一本勝ちというレコードを持つ国内随一のグラップラーです。

RIZINには2回目の登場、前戦は斎藤裕と対戦。
1Rはテイクダウンからの寝技で圧倒しますが、2R目に不用意にタックルに入った所をサッカーボールキックをもらってしまいそのままKO負けを喫しています。

バックボーン的には柔術vs柔道という異なるグラップラーによる戦い。

1Rは蹴り足をキャッチしてのタックルや四つ組からのテイクダウンで摩嶋選手が早い段階で上を取ると思います。
摩嶋選手がテイクダウン取れなかった所を見た事がないので、クレベル選手相手でも取ると考えます。
でも別に上を取られても問題ないのがクレベル選手です。

クレベル選手は相手のパスガードに対してカウンターで三角締めを狙ってきますが、摩嶋選手のパスガードは密着して空間を作らないパスガードなので三角締めにはそう簡単にはかからないのでは。

摩嶋選手は上を取ったらパスガードは無理に狙わずガードに入りパウンドや肘などで削っていくと思います。
リングのコーナー際に追い込んだりするんじゃないでしょうか。

摩嶋vs斎藤のように1Rは摩嶋選手がリードすると思いますが、予想が難しいのが2Rからです。

スタンドはクレベル選手のが強いと思いますし、1発でも効かせればそのままダースチョークやバックを奪ってのチョークで1本まで持っていけると思います。
加えてクレベル選手が上を取った場合
摩嶋選手は下になったときに潜りからのスイープなど基本的な柔術の動きで対応しようとしますが、クレベル選手相手にそれをやったらダースやスピニングに捕まる可能性が高いです。
基本的な寝技の技術ではクレベル選手のが強いと思うので、摩嶋選手も上を取られたらかなりきついでしょう。

それでもお構いなく組み付いて、テイクダウンして上から制圧することを期待してしまうなぁ。

予想は摩嶋選手の3R一本勝ち!
摩嶋最強説、私も推します。しかしこの予想は冒険しすぎか。

RIZIN MMAルール:5分 3R(71.0kg)
ホベルト・サトシ・ソウザ vs. 徳留一樹

RIZINライト級の顔になりつつあるサトシ選手。
柔術での輝かしい実績を引っさげRIZINに参戦しますが、北岡悟戦、廣田瑞人戦ではパンチによるノックアウト勝利を手にします。

RIZINライト級グランプリでは準々決勝でジョニー・ケースに敗れてしまいますが、前戦では矢地祐介に1RパウンドでKO勝利しています。

徳留選手は元ライト級キングオブパンクラシスト。
パンクラス、UFC、ONEを経てRIZINに参戦します。

左ストレートが武器ではありますが、寝技格闘技イベント「QUINTET」で一本勝利を経験しているなど、組技もできるオールラウンダーです。

徳留選手は直近2試合で1Rにパンチを被弾するシーンが目立っています。
テイクダウンのプレッシャーが強くリーチも長い、かつリズムが変則的なサトシ選手のパンチを貰ってしまう可能性が高いのでは。

打撃が効いて怯んだ徳留選手にすかさず組み付いてテイクダウン、そのままパウンドアウトまでもっていくのでは。

試合が長引いて徳留選手がサトシ選手のリズムに慣れてくれば、サトシ選手が不用意に前に出た所を徳留選手得意の左ストレートでカウンターを合わせられると思います。
テイクダウン能力も徳留選手のほうが上だと思うので、上を取れればサトシ選手の下からの仕掛けを封じてコントロール出来ると思います。

短期決戦ではサトシ選手、2,3Rまでもつれたら徳留選手が盛り返すかなぁと。

予想はサトシ選手の1RKO勝ち!

RIZIN MMAルール:5分 3R(57.0kg)
※肘あり
村元友太郎 vs. 山本聖悟

地元名古屋のMMAジム、ALIVE所属の村元選手。
打撃を振りながら前進し、タックルを切られても切られても組んでテイクダウンを奪いに行く突貫型オールラウンダーです。

RIZINにはこれで2回目の出場で、初戦では征矢貴と対戦し2RKOで敗れています。
前戦ではDEEPで鮎田直人に3Rバックチョークで一本勝利を収めています。

山本選手は日韓のハーフの方で、日本では山本聖悟として、韓国ではキム・ソンオの名前で活動しています。
長い手足から繰り出される鋭い打撃が武器のストライカー
前戦では韓国ROAD FCにて、膝蹴りとミドルキックで相手を下がらせ最後は三日月蹴りからのパンチラッシュでKO勝ちを収めています。

近い距離で組みたい村元選手と遠い距離で打撃を当てたい山本選手、お互いやりたいことが正反対である試合だと思います。

村元選手は前傾姿勢でパンチを振り回してからテイクダウンに繋げますが、頭を下げながら前に出るので山本選手の膝蹴りが直撃しそうな予感もします。
ただ村元陣営も山本選手が膝蹴りを狙ってくるのは分かっていると思うので何らかの対策は講じるかと、キャッチしてテイクダウンとか避けてからタックルとか。

村元選手としては山本選手の打撃を搔い潜って早い段階で寝技の沼に引きずり込みたい。
山本選手はタックルを切りつつ遠い距離から打撃を当てて、突っ込んでくる村元選手にカウンターを合わせたい。
ただ一回でもテイクダウンされると距離って近くなりがちなので
3R距離をキープし続けるのは難しいのでは。
2,3Rにもつれたらスタミナに分がある村元選手が強いと思います。
山本選手はスタミナが切れて距離が狂うまでに倒しきりたいですが、村元選手が押し切るかなぁと。

予想は村元選手の3R一本勝ち!

SNSでのトラッシュトーク合戦は滑ってる印象(失礼)ですが、試合は滑らずスイングすると思います!!
あと山本選手は怪我が多くて試合を見る機会がなかなかないので、純粋にどんな動きを見せてくれるか楽しみです。

RIZIN MMAルール:5分 3R(61.0kg)
※肘あり
祖根寿麻 vs. 獅庵

名古屋のMMAジムZOOMER代表の祖根選手。
見た目や言動はイケイケですが打倒極を組み合わせてクレバーに戦います。
個人的には修斗環太平洋王座決定戦で魚井フルスイングの強打を封じ込めて勝利した試合が印象に残っています。

RIZINでは3回目の登場ですが、過去2戦は元谷友貴、ジャスティン・スコッギンスに敗戦を喫しており
元谷戦での敗北を皮切りに泥沼の5連敗を経験しました。

前戦ではUFC帰りの石原夜叉坊と対戦、相手有利の下馬評を跳ね返し肘でダウンを奪うなどして判定勝利、復活の狼煙を上げています。

対する獅庵選手はパラエストラ大阪所属のストライカー
過去パンクラスにてフライ級で活躍、現在はバンタム級に階級を上げGRACHANに主戦場を移し戦っています。

伸びのあるストレートやワンツーが武器で、その強烈なパンチで相手の眼窩底を破壊し勝利したこともあります。
前戦はGRACHANバンタム級王座決定戦でBRAVEジムの伊藤空也と対戦。
1Rにカーフキックを効かせられ、スタンド,壁際での攻防でも後手に回り判定負けを喫しています。

ストライカーvsストライカーという売り文句のこのカード
純粋な打撃の破壊力では獅庵選手に分があると思いますが、MMAファイターとしての引き出しの多さや際の攻防では祖根選手が上かと。

パンチ・蹴り・組み技・寝技・肘を駆使し、獅庵選手の強打を封じ込めて勝利すると予想します。

予想は祖根選手の判定勝ち!

RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)
※肘あり
関鉄矢 vs. 堀江圭功

ZSTフェザー級王者の関選手は打撃を得意とするストライカーですが、持ち味は何といっても粘り強さ。
RIZINでは2回目の登場で、初戦では神田コウヤと対戦。
神田選手のレスリングに苦しみ、序盤は劣勢を強いられますが持ち前の粘りで凌ぎ切り、スタミナが切れた神田選手へ打撃を浴びせてKO勝ちを収めています。
主戦場でのZSTでも序盤は攻められて後半巻き返す試合が多いです。
                   (vs島村裕、vs鈴木琢仁など)

堀江選手はRIZIN初出場。
パンクラスを主戦場に空手仕込みの打撃でKOを量産、UFCと契約を果たしますが初戦KO負けでリリース。
世界の壁にぶち当たります。

リリース後はパンクラスで復帰戦を勝利で飾りますが、前戦ではフェザー級時期挑戦者決定戦で中島太一と対戦しスプリット判定負けを喫してしまいます。

ストライカー対決のこの一戦、破壊力・スピード共に堀江選手が上だと考えます。

ただ堀江選手は国内復帰後は組を混ぜた‘‘MMA‘‘で上手く戦おうとしていて、持ち味である打撃の強みや思い切りの良さが薄くなっているように感じます。

今のスタイルだと堀江選手が序盤でテイクダウンを奪って優勢になるも、持ち前の粘り強さで凌ぎ切り後半盛り返すという関選手得意の削り合いの展開になる可能性が高いのでは。

地力では堀江選手が上だと思うのでそれでも勝ち切るとは思いますが
堀江選手の戦略次第では泥仕合になるかも。
どういうプランで戦うのか、個人的にはそこに注目したいです。

予想は堀江選手の判定勝ち!
関選手はかなりタフですから判定までもつれるかと。
個人的には、ZSTで試合を観戦したことがある関選手に頑張っていただきたい。

RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)
※肘あり
渡部修斗 vs. 田丸匠

渡部選手は相手が警戒しててもかかってしまうバックチョーク
別名「マジカルチョーク」を必殺技に持つグラップラー
初代Fighting Nexusバンタム級王者で、自身が所持していた王座を返上して今回の試合に臨みます。
渡部選手は二回目のRIZIN出場、初戦では井上直樹に1Rバックチョークによる一本負けを喫しています。

田丸選手は修斗を主戦場にプロデビュー後フライ級で7連勝をマーク。
マルセロチンと呼ばれるクラッチのギロチンチョークや三角絞め・腕十字を得意とするグラップラーですが、スタンドでも柔らかなステップからバックスピンキックやミドルキック、三日月蹴り、飛び膝なども使いこなせる選手です。

脱水症状による計量失敗を機に現在はバンタム級に転向、5勝1敗の好成績を残しています。

RIZINには初登場で、前戦では修斗環太平洋王者決定戦で安藤達也と対戦。
序盤からパンチと蹴りで攻め込みますが、カウンターの左ストレートを貰ってしまいそのままパウンドで逆転負けを喫しています。

修斗の若き天才・田丸選手と修斗王者を父に持つ格闘エリートの渡部選手の一戦です。

打撃の攻防や四つ組のテイクダウンは田丸選手が上だと思うので、渡部選手は早い段階でタックルによるテイクダウンを狙いに来ると予想します。

渡部選手のタックルは素早く強力ですが距離が遠いので、瞬発力がありフィジカルも強い田丸選手が切る事に専念すれば、渡部選手のタックルは切られてしまうと思います。

田丸選手にはタックルに対してマルセロチンという強力なカウンターを持っていますが1Rの初っ端、お互いがまだ元気な状態では極められないと思います。

ギロチンを極めきれずに下になってそのままバックを取られるという展開になる可能性もありますが、田丸選手が渡部選手のタックルを切って打撃で削り、消耗した所を関節技で勝利と予想します。

余談ですが、渡部選手が代名詞のマジカルチョークで勝負を決めた試合は全て1R勝利、逆に2R以降にもつれた試合は判定勝ちか敗北となっています。

竹本啓哉・ジェイク・ムラタなどグラップラーとの試合ではチョークを決めきれずに判定決着となっています。(竹本選手とは二度戦っており、初回は判定ドロー、2回目は竹本選手の蹴りあげによる渡部選手選手の初回反則勝ち)

寝技のテクニックがあり、フィジカルが強い田丸選手から一本を取るのは難しいのでは。
それでも極め切るがゆえのマジカルなのか。
楽しみな一戦です。

予想は田丸選手の2R一本勝ち!!
渡部選手もZSTでよく試合見てたから頑張っていただきたい選手の一人です。

RIZIN MMAルール:5分 3R(71.0kg)
※肘あり
武田光司 vs. 久米鷹介

武田選手は現DEEPライト級王者、色黒の肌と貫禄ある顔つきですがいまだ25歳のレスリングエリート。

前戦では川名雄生に判定勝利。
判定結果が界隈で議論されていましたが、武田選手もパンチを当てていたしミドルキックも冴えていたので個人的には武田選手の勝ちでも問題ないかなと思いました。

久米選手は現キングオブパンクラシスト
強靭な肉体から繰り出される左右のフックとテイクダウン&パウンドが武器の選手です。

前戦では北岡悟にスプリット判定勝ち。

フィジカル・テイクダウン能力では互角だと思うので、スタンドでどちらが主導権を握るかが鍵になると思います。
前に出る久米選手に武田選手が左ストレートと左ミドルを的確に当てるも、久米選手が組み付く→動きなくブレイク→スタンドから再開。

という流れが多くなりそうな予感がします。

互角の展開が15分続き、武田選手のスプリット判定勝利と予想します

カードが弱いとSNSで言われていたりしますが、個人的には熱いカードが多いので勝敗予想の記事を書いてみました。
私の予想が盛大に外れるぐらい激しい試合を期待したいです!!

楽しみ!

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