補助金の口頭審査:ポイントと具体的な対策
こんにちは、補助金コンサルタントの★AKI★です。
今回は、事業再構築補助金やものづくり補助金で導入された「口頭審査」について、申請者が必ず知っておくべき重要ポイントをお伝えします。
口頭審査については内容を口外することが禁止されているため、Web上で情報を探しても全く出てきません。そして、多くの事業者の支援を行っているコンサルタントや税理士・社労士事務所等も情報を得ていないものと考えられます。
私の方でもどのような質問があったのか等は、把握できていませんが、口頭審査のためにどのような対策をおこなったかをご紹介します。
口頭審査とは?
口頭審査は、補助金申請者の一部を対象としたオンライン形式の審査です。約15分間、Zoom等を使用して面接形式で行われます。
この審査の目的は:
申請内容の信頼性を高める
申請者自身が事業計画を十分に理解しているか確認する
より適切な事業者を選定する
重要ポイント
1. 対応者は1名のみ
法人や個人事業主の代表者または勤務実態のある従業員1名のみが対応可能
コンサルタントや社外の支援者の同席は禁止
2. 完全な個室での対応が必須
静かな環境で、他者の映り込みや音声混入がないこと
安定したインターネット接続と、カメラ・マイク付きのPC準備が必要
3. 指定された日時に必ず参加
事務局が提示した日時から選択し、必ず参加すること
不参加や接続トラブルによる中断は不採択の可能性あり
準備のポイント
事業計画書を熟読し、全ての項目について説明できるようにする
想定される質問とその回答を事前に用意する
審査用の静かな個室と必要な機材(PC、カメラ、マイク)を確保する
本人確認用の写真付き身分証明書を用意する
注意点
口頭審査の内容は口外禁止です。そのため、Web上で具体的なやり取りの情報を得ることは困難です。
全ての申請者が対象ではなく、事務局が一定の基準を満たした事業者から選定します。
選定基準は公表されていないため、全ての申請者が口頭審査の可能性を念頭に置いて準備する必要があります。
口頭審査対策のポイント
事業計画の完全理解:申請書の内容を隅々まで把握し、自信を持って説明できるようにしましょう。
簡潔で明確な回答:限られた時間内で効果的に伝えるため、ポイントを絞った回答を準備しましょう。
数字の裏付け:市場規模や売上予測など、重要な数字の根拠を説明できるようにしておきましょう。
技術的な準備:オンライン面接に慣れておくことも重要です。事前に従業員や顧問の社労士、銀行の方などとZoom練習をしておくと良いでしょう。
態度と姿勢:口頭審査では、熱意を伝えることが大変重要です。カメラ目線で「こういった事業に取り組みたい!」と熱意をもって話しましょう。
具体的な対策
お伝えした通り、口頭審査を行う代表者以外はその内容について知らないわけでですが、その口頭審査のためにどのような準備を行ったかをお伝えします。
一応、こちらの内容を準備することで、特に問題なく審査を終えたような印象があります(感想なども聞くことはできません)。
最後に飲食店がオンライン販売を開始する事業を例に口頭審査のQAの例を載せています。
ぜひ参考にしてみてください。
※口頭審査の内容を保証するものではありません。あくまで準備の参考にしてください。
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