【詩】永遠にして女性的なる光
西にずいぶん傾いた太陽
冷ややかに雪を呼んでいる
私はエアコンの暖流を
自分の方向へ調整する
胸でゆるい風を受ける
運転手がハンドルを切るたび
建物や街路樹の間隙を縫い
バス内に乱反射する光
直方体のエネルギー増幅装置
前席の学生がXにポストする
斜め前の子供は曲を選んでいる
やがて帯電したスマートフォン群が
空気中に硬質のプリズムを形成し
光は渦を巻き上方に収斂してゆく
この未来はあまりにも
美しい精神世界
私を試している
西にずいぶん傾いた太陽
冷ややかに雪を呼んでいる
私はエアコンの暖流を
自分の方向へ調整する
胸でゆるい風を受ける
運転手がハンドルを切るたび
建物や街路樹の間隙を縫い
バス内に乱反射する光
直方体のエネルギー増幅装置
前席の学生がXにポストする
斜め前の子供は曲を選んでいる
やがて帯電したスマートフォン群が
空気中に硬質のプリズムを形成し
光は渦を巻き上方に収斂してゆく
この未来はあまりにも
美しい精神世界
私を試している