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【詩】デジャヴ

心を揺さぶる物語は何時も
既視感を伴ってやって来る
細胞が最も基本的な事柄を
踏まえているからかも知れない
どこか知っているようで
初めての出会いだったりする

「20頭の小さなヒョウが
2頭の大きなライオンを笑った」

台詞の意味をずっと考えている
先々週の日曜日からずっとだ
黒猫が眼前を横切ったのも
既視感のメタファーだった
あれはなんの作り話だったか

既視感のメビウスの車輪で
終わりと始まりが繋がって
無限の四輪駆動の心強さと
生命の確かさのメタファーが
2頭のライオンに委ねられて

それは恐らくつがいなのだろう
今この宇宙は何周回目なのだろう
累計何頭のヒョウに笑われたのだろう

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