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FtMとFtX、家族になる

パートナーシップの届出をした。

今の地域で同居をはじめたのが2018年4月。当時、この地域にはパートナーシップ制度がなかった。
そこで、地元の支援団体に連絡をして、翌年の1月〜2月に市議会の各会派をまわりつつ、同時並行で署名活動をした。そして3月に、参考人招致の後、全会一致で請願採択となった。
それから約1年の間は、市の人権推進室および男女共同参画室にお声かけいただき、一市民・一当事者として、市民の意識調査、市職員のためのガイドブック作成、市職員対象の研修などをご一緒させていただいた。
しかし、市議会と市役所による懸命なはたらきかけもむなしく、市長との面会でも消極的な回答しか得られず…
ところがその翌年、市議会の答弁で市長が一転してパートナーシップ制度を導入する姿勢を打ち出した。
そこからは、男女共同参画室の皆様にヒアリングをしていただき、通称名でも届出できるようにすること、ファミリーシップで子どもだけでなく親もカバーできるようにすること、などの要望を、可能なかぎり反映していただいた。
ちなみに、婚姻制度と同様に「届出」という表現にすること、婚姻届を提出した人へのプレゼントをパートナーシップ・ファミリーシップの届出をした人にもあげることなどは、最初から市の案に盛り込まれていました。

そして2022年1月、近隣の市とともにわが地域のパートナーシップ・ファミリーシップ届出制度が開始した。
僕らはその第1号としてパートナーシップの届出をすることとなった。

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