00 東北との出会い
こんにちは!
まずは「岩泉」をどんな流れで知って、どんな流れで行こうと思ったのか、
そんな所から書いていけたらと思います。
加藤の興味のアンテナ
小さい頃から家族みんな旅行が好きでした。
そんな家族なので、本の時刻表を見て旅の妄想をするのが趣味にもなっていました。
気になる列車は沢山ありましたが、
その中の1つが「リアスシーライナー」。
仙台駅〜八戸駅間を、直線上に結ぶ東北本線ではなく、気仙沼や盛、宮古など、
三陸沿岸を走り抜けて結ぶ列車です。
2011年の東日本大震災で走行路線の大部分が被害を受けた為、廃止となってしまい、
乗ることは叶いませんでした。
大学進学とボランティアとの関わり
2015年4月。愛知県内の大学に進学しました。
何かサークルに入りたいな。。でも運動部は家から片道2時間という通学時間がネック。。
たまたま友人に誘われて参加したのが大学の「ボランティアセンター」でした。
「ボランティアセンター」は、2011年の東日本大震災をきっかけに、当時湧き上がっていたボランティア熱を、地域の活動している団体等と繋ぐ役割を担っていました。
しかし、自分の入部した2015年は、
創設当時を知る部員は全員抜け、
ただ楽しく遊び半分でボランティアをやるだけの部活になっていました。
そんな中で数名の部員と、
実際に東北に行く事で、創設時の熱量や想いを知り、ボランティアに対しより意欲的に取り組めるきっかけを作れるのではないか。
と考えるようになりました。
ただ、震災から5年が経っていました。
5年経って初めて足を踏み入れる自分達に何ができるのか。そもそも行っても良いのか。
何も分からない状態でした。
そんな中、加藤の興味のアンテナがヒントを引き当ててくれました。
三陸鉄道が運行する『震災学習列車』です。
車内では三陸鉄道の職員さんや、現地の語り部の方が当時の様子等を話してくださり、
実際に様々な町を走り抜けながら、東日本大震災を「見て・聞いて・感じて」学ぶことができる列車です。
この列車を運行している三陸鉄道こそ、先の「リアスシーライナー」を運行していた会社だったのです。
この列車に初めて乗った時に、三陸鉄道の職員さんより言われた言葉
「来るだけでボランティアだよ。何か特別しようと思わなくて大丈夫。来て元気に楽しんで、感じたことを帰ったら話す。それだけで立派な貢献だよ。」
この言葉が また東北行こう。今度は沢山仲間を連れて行こう。
と思うきっかけになりました。
そして2016年夏に東北合宿をしようと動きだしました。
学生の合宿、しかも遠く離れた東北行き。
交通費や宿泊費をなんとか抑えようとしました。
そんな時、ふと『ブルートレイン日本海』の広告が流れてきました。
「素泊まりだけど1人2000円くらいか、適度に男女部屋も分けれるしアリだな、」
そんな軽い気持ちでふれあいらんど岩泉を宿泊場所に定めたのです。
まさかこれが、現在に至るまでの繋がりを生むきっかけになるとは。。
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