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唐突に、日記(2025.02.08〜02.10)

唐突に日記を書いた理由とかなんとかは、2/10の項を参照してください。


2/8 推しのコンサート

推しのコンサートがあって、翌日は文学フリマ広島で、準備は何もできていない、髪も切りたい、洗濯物も溜まっている。やることがいっぱいだったのに、朝ごはんのお供にU-NEXTで「食戟のソーマ」を観たのがいけなかった。最近ずーっと観てるんだけど、これまで割と1話完結型?だったのに、第3シーズンに入って急に、次話への引きが強い構成になっていた。先が気になってもう1話、もう1話、と観れば当然時間は無くなって。一回、髪を切るのを諦めたけど、いやでもこんなもっさりで推しに会ったり文フリ行ったりするのもなーと思い直して、大橋にある美容室から博多駅を経由して明日の新幹線のチケットを発券して、そのままマリンメッセに向かう計画を立てた。んで、もう何話かソーマを観て、ああ文フリの荷物まとめられんやった……って後悔しながら家を出て、バスに乗って三分ほど経って気づく。

ペンライトとうちわ、忘れた。

美容室の予約の時間があるから、引き返すってのはもう無理。選択肢は三つ。髪切ってからとりに帰るか、現地でもうひとつ買うか、諦めるか。せっかく行くのに何も持たないのは寂しい。もうひとつ買うかーって即決できるほど富豪じゃない。というわけで、髪切ってから一旦家帰って、滞在時間1分でまた出発した。

一緒にいく友達と呉服町駅で合流して歩いて行って、デコレーションされた?トラックの写真とか撮って、いざ中へ。入場の際に発券されたチケットを友達とふたりせーので見て「アリーナ」の文字に歓喜、してたんだけど自席に近づくにつれてだんだん恐怖が湧いてくる。え、めっちゃ近いんやけど、大丈夫?運使いすぎて、このあとなんか良くないことが起こるんやない?ってくらい、センターステージのすぐ近く。ふたりで「やばい」「やばい」って言い合って、でも結果、ちゃっかり楽しみ尽くした。数メートル先にいる推しの破壊力たるや。二時間ちょっとの公演が、一瞬で終わった。

そのまま飲みに行ってふわふわに酔っ払っていい気分で帰宅して、このまま寝たい、って思ったんだけど、文フリの準備なにもしていない。明日の朝する?ってちょっとよぎったけど、万が一……いや俺のことやけん十が一くらい、寝坊した時を考えると怖すぎる。ってことでちゃんと荷造りをして、就寝。

2/9 文学フリマ広島7

無事起床して、昨日チケットを発券できんやったけん早めに博多駅に行って発券して、そしたらだいぶ余裕があったからミスドで優雅にモーニングをかまして、さあ広島へ。

ミスドでモーニング

雪で大変だったらしいつづきさんと広島駅で合流して、路面電車で広島県立広島産業会館東展示館へ。出店者入場10時の5分前くらいに着いたんだけど、もう入場開始してて、スルッと入れた。ありがたや。

わりとスムーズに設営して、新兵器Wホワイトボードも設置して、おにぎりを食べたところで、いよいよ開場。

Wホワイトボード(裏を養生テープで貼り付けてるだけ)

人の流れはゆるやかで、しかもなかなか見てもらえない。でもお隣のつづきさんとのんびり喋りながらだったからそんなに焦燥感もなく、待つ。買いまわりにも行った。事前にチェックしていたもの、今回はエッセイなどのノンフィクション系を中心に。戻ってまた待つ。前から文章が好きだなーって思ってた方が買いに来てくれたり、初めましての方とお話し出来たり、ありがたい。ゆったりのんびり、あたたかい空気感で終了時刻を迎えた。

最終的な売り上げは、詩と短歌の本が2冊、短編小説集が1冊、の計3冊。

3冊しか、って思っちゃだめってのはわかってる、つもり。3冊も手に取ってもらえたってのはありがたいことで。だって、こんな何者でもない素人が自作して手売りしてる、よくわからん本を、よ。でもやっぱり、悔しさが残る。ツイッターの宣伝とか、画像つくって頑張ったつもりやったんやけどなー。やっぱディスプレイが問題か。高さ出したり、帯巻いたり、お品書き作ったり、もっとちゃんとせないかんかったかな。でも、フリペや見本誌から誘導出来なかったって考えると、そもそもの中身の質の問題も大きそうやんね。とかなんとか、ぐるぐる。ま、これが実力。

終わった後はつづきさんとお好み焼きへ!電光石火ブーンブーンブーン!美味しそうすぎて、写真も撮らずにがっつく。麺をうどんにしたんやけど、もっちもちで美味。飲んでいいよって言ってくれたけど、ヤケ酒になったら嫌だからお冷で。

食べ終わったら場所を移してスタバへ。文校の話とか、書くことの話とかを、いろいろした。つづきさんは俺のめっちゃ先を行ってる人だけど、でも同じくらいの温度感で話してくれて、共感してくれて、とてもありがたい。

んで、お別れして、ホテルへ。つづきさんには「ホテルでゆっくり戦利品を読みます!」なんて言ったけど、早々に寝てしまった。

2/10 広島2日目

チェックアウトが11時とちょっとゆっくりだったから、それまで小説を書くなどしてみた。ちょっとカンヅメぽくてテンションが上がる。

チェックアウト後は、昼食を求めて広島三越へ。目的は、SHIGE姐さんに教えてもらった「あなごめし」。広島駅近くのホテルから1キロちょっと、散歩がてら歩いて向かうことに。途中でローソンを発見する。昨日から思ってたんやけど、なんか青が濃くない?広島のローソン。……んで、たどり着いたうえのあなごめし。タイミングよく、待たずに着席。あなごは寿司以外食べたことなかったんだけど、大変美味。うなぎより、あっさりした感じ。

うえのあなごめしイートインスペース
うえの あなごめし(大)

さあこのあとどうしようかなと思って、そうだ本屋さんに行こうとググる。すぐ近くにあった丸善広島店へ。エレベーターおりたところが児童書コーナーやったんやけど、歩いても歩いても児童書コーナーで。いやもうなんて素敵なお店なんだ。ぐるーっと見て回った後は、バスで広島駅まで戻った。

昨日路面電車に乗ったけん、今日は変えてみようと思ってバス。広島駅前ってバス停で降りたんやけど、そこから蔦屋に行くまで、えらい遠回りになって大変やった。広島駅前、複雑すぎ問題。やっとたどり着いた蔦屋のスタバで、昨日ゲットした『ゆくあてのない蒲公英』を読む。

『ゆくあてのない蒲公英』南野やぎざ

日記本って、初めて読むジャンルだったんだけど、これが面白い。いろんなところが面白くて、べたべた付箋を貼りながら読んだ。小さい付箋を持ってなかったから、正方形のでかいやつをびりびりちぎって貼った。感想とかの記事はまた別に書くとして。読んで面白いもんだから、自分でも書いてみたくなって、この記事を書くに至った。おとといのことと昨日のことと今日のことをまとめて書いているこれが、「日」記と言えるのかどうかは、ちょっと怪しい気もする。そして、自分で書いてみるとわかるけど、人に読ませる面白い日記って、難しい。これはちょっと、俺には出来んわ。とは思うけど、もうここまで書いたから、とりあえずこれは公開することにする。MOTTAINAISEISHIN。

で、新幹線の時間が近づいてきたからホテルに預けていた荷物を取りに行って、重たいキャリーケースに、売れなかった文フリを思い出して……。ってかそもそも持って行きすぎやったんよ。5冊ずつとかにしとけば良かった。ってか2冊ずつで足りたんだけどね!広島駅ではバッケンモーツァルトのクッキーをたくさん買ってしまった。それがスーツケースに入りきらんくて、また売れなかったことを思い出す……やめいやめい。正確に言うと、なんとかファスナーを閉めることは出来たんだけど、ファスナーの両サイドの縫い目が、見たことないくらいパッツンパッツンになってて、これはやばいと思って、入れるのを諦めた。

バッケンモーツァルトのクッキーたち

帰りの新幹線でも『ゆくあてのない蒲公英』の続きを読んで、帰って家で読み切って、テンションで作者に長文DMを送りつけるというキモオタムーブを発揮してしまった。

今日は、そんな一日。あなごめしと丸善広島以外、べつに広島じゃなくても出来ることばっかで、しかもあんま遅くなると疲れるからとか思って15時発の新幹線で帰るという、なんか旅行に向いていない自分の引きこもり気質を、改めて自覚した一日だった気がする。もっと観光とかしたら良かったのにね。でも、楽しかったからヨシ。


というわけで改めまして。文学フリマ広島7関係者のみなさま、弊ブースの前を通りすがったり試し読んだりフリーペーパーを受け取ってくれたりお求めくださったりしたみなさま、本当にありがとうございました。

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