「格好いい生き方」と「格好悪い生き方」に思うこと。
失敗はしたくない。
そう思うのは私だけではないと思うんですが、人生「失敗がない」なんてないんですよね。
本気で綺麗に生きていこうと思っていた10代をちゃぶ台返しみたいにひっくり返してぐちゃぐちゃにしてやりたいと、今なら思います。
でも、そんなことしなくてもあっという間にひっくり返されて今があるわけなんですが。
「格好いい生き方」はしたいです。
でも「格好悪い」と思われてしまうようなことの中にも「格好いい」は潜んでいるような気がしています。
「必死になる」様が「格好悪い」と受け取られてしまいがちですけど、誰かや何かのために必死になって行動することは結果的にそれが失敗に終わったとしてもなんだか「格好いい」気がします。
「必死になる」ってなかなかできない。
例えば、資金が足りなくなったけど従業員や家族のために知り合いに頼み込んでお金を借りて・・・、って今考えるだけだと
「えー、そんなことみっともないし恥ずかしいし面倒臭いしできない!」
ってなってしまう。
そんなことしてまでわざわざ、って。
そして結果的に会社は失敗に終わった、としても何もしないで終わるよりみっともなくても必死で資金を集めたりという行動をした方が「格好いい」
「失敗」とか「みっともない」とか「必死」とかそういうことを恐れずに(他人の目を気にせずに)動けた人が成功もするし、人としても魅力的になれるしいいのではないかな、と。
何もしないで成功する人もそりゃいるかもしれないんですけど、苦くて苦しい経験の中に魅力って潜む気がしている。
説得力とか人と励ます力とか。
避けて通りたい「失敗」を受け入れて(なかなかできないんですけど)そして綺麗に成功することだけが人生じゃないよ、成功じゃないよ、って10代の私に言いたい。
みっともなくても、失敗した経験があっても、苦しくても、最後に笑えればいいんだよ。
その頃にはついでに素敵な人間になってる。