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平家(ひらや)の値段が高くなってしまう理由

こちらは2021年1月11日に投稿した記事になります。
もしよかったら読んでみていただけると嬉しいです。

こんにちは。こんばんは。吉田です。

杜の都、仙台で工務店と設計事務所を営んでいます。

Architect innovation株式会社という名前の会社です。

注文住宅の設計、インテリア、工事を行っております。

 
本日は“平家(ひらや)の値段が高くなってしまう理由“
について書かせていただきます。


突然ですが、30坪の平家と30坪の2階建があります。

どちらの建物が金額が高いでしょうか。

一概には言えませんが、ほとんどの場合が“平家“です。

これはなんとなく一般のお客様も知っている内容だと思います。

 

それでは、次です。

なぜ高いのでしょうか?

これはご存知ない方が多いのではないでしょうか。

それは、

“基礎“と“屋根“

の面積が大きいからです。

 

30坪の平家と2階建てがあります。

平家の場合は基礎の部分が30坪。

2階建の場合は基礎の部分が15坪。※単純に半分にしてます。

つまり

“基礎が2倍になっている。

つまり、

“2階建に比べて、平家建ては基礎の価格が2倍になる“

ということです。

基礎の金額が2倍になる。コンクリートの量が増える。

弊社は、コンクリートの設計基準強度なども指定させていただいてます。

その分値段は高くなります。

 

 

これは、

“屋根も同じこと“

です。

住宅の費用で基礎と屋根は高い割合を占めます。

そのふたつの項目が2階建より2倍でかかってくる為、値段が上がります。

階段が無いなどはありますが、その影響を覆すだけの破壊力があります。

 

基礎と屋根が多いということは

“床と天井の断熱材の量も増えます“

断熱材というのは、適材適所です。

使用する箇所によって、求められる厚みが違います。

天井と床は断熱性能が高い断熱材を入れなければならないので

値段が上がります。

 

1階が大きく、2階が小さいものも予算がかかります。

平家に小さな2階が乗っかっているのと同じだからです。

梁などの必要な材料も変わってきます。

2階が中途半端な場所にあると、そこに荷重がかかり

その荷重を負担するためにいろいろな工夫がしいられるからです。

“基礎や屋根、その他の様々な要因が値段を高くしている“

と弊社は考えております。

 

ですが、平家にしかない素敵な部分も沢山あります。

部屋同士の距離が短くなり、生活動線がコンパクトにできる。

構造がシンプルになる為、建物全体にかかる荷重の負担が軽減できる。

などです。



つまり、

お家のスタイルはそれぞれに特性があります。

メリットやデメリットを見極め、選択していくことが大切だと

弊社は考えております。



本日は、“平家(ひらや)の値段が高くなってしまう理由“
について書かせていただきました。
 
宮城県全域、仙台市内で建築工事、建築設計、デザイン全般を
行わせていただいております。

家づくりで何か気になる部分がございましたら、
お気軽にご連絡いただけますと嬉しいです。

本日もありがとうございました。

 

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