耐圧版と屋根
こんにちは。こんばんは。吉田です。
宮城県仙台市で工務店と設計事務所を営んでいます。
Architect innovation株式会社という名前の会社です。
注文住宅の設計、インテリア、工事を行っております。
本日は“耐圧版と屋根“
について書かせていただきます。
“ウッドデッキやカバードポーチの下は、基礎の耐圧盤を延ばしてもらうようにしています。屋根がかかったりしていれば尚更です。挙動が違うもの同士なので基礎で繋いであげることが大切かなと思います。“
です。
これは、どういうことか。
住宅の基礎というのは、大きく分けて二つあります。
“独立基礎“と“ベタ基礎“です。
現在はほぼ“ベタ基礎“の採用が多くなってきています。
屋根がかかる部分には、柱、若しくは壁が存在します。
屋根には沢山の荷重がかかります。
雨、風、雪、地震などなど。
カバードポーチなどはほぼ屋根がかかっています。
しかし、この屋根がかかっている部分を構造体とみなさず基礎を延長しないということがあります。
それは、お金がかかるからです。
その為、ウッドデッキの下部、カバードポーチの下部玄関ポーチなんかも基礎の耐圧盤を省かれている現場を何度か目撃したことがあります。
あくまで弊社の考え方なので、怒らずに読んでいただけると嬉しいです。
省いてしまうとどんなことが起こる可能性があるか。
図にするとこうです。
①は耐圧盤を延ばしていない図。
②は延ばしている図。です。
①のウッドデッキの先端まで屋根が伸びています。
屋根には先ほど書いた荷重がかかります。
そうなると、その屋根を支える柱が沈まないように基礎で緊結させることが大切かなと思います。
②はウッドデッキの先端にある屋根を支える柱を基礎と緊結させている図です。
弊社はこのように施工をさせていただいております。
耐圧盤を延ばすということは、コンクリートも鉄筋も全てが増えます。
つまり、お金に反映してきます。
しかし、一生に一度の家づくりです。
安心、安全なお家を造らせていただきたと思います。
本日は、“耐圧版と屋根“
について書かせていただきました。
宮城県全域、仙台市内で建築工事、建築設計、デザイン全般を
行わせていただいております。
家づくりで何か気になる部分がございましたら、
お気軽にご連絡いただけますと嬉しいです。
本日もありがとうございました。
GOOD DESIGN × ARCHITECT INNOVATION
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